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粉体/粒体プロセスのトラブル現象とその対策

粉体/粒体プロセスのトラブル現象とその対策

~透明装置の動画で観察~
オンライン 開催 デモ付き

視聴期間は2025年7月8日〜18日を予定しております。
お申し込みは2025年7月8日まで承ります。

概要

本セミナーでは、造粒の基礎から解説し、造粒におけるトラブルの原因と対策、未然防止策について、装置内の粉体挙動に関する動画を交えて詳解いたします。

配信期間

  • 2025年7月8日(火) 10時30分2025年7月18日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年7月8日(火) 10時30分

受講対象者

  • 粉体・粒体に関連する技術者
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品
    • セラミックス
    • トナー
    • 肥料
    • 化学原料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金 など
  • 粉体・造粒で課題を抱えている方

修得知識

  • 粉体技術、造粒技術における造粒原理、業界装置
  • 粉体/粒体取り扱いプロセスのトラブルの要因
  • 製品粒子の機能に合わせた、造粒原理の選択
  • コストを考慮した粉体トラブル対策
  • 現在の粉体業界の問題点/課題とその対策
  • 小型透明スケルトンモデルの動作を通じた粉体の挙動の体験 (動画)

プログラム

 粉体、粒体は、現代の工業プロセスの中で必須の、基本的な「材料取り扱い技術」です。しかしながら「粉体は世に出るまでの仮姿」といわれる様に、なかなかそのノウハウは、専門家以外は理解されていません。また、数値シミュレーション技術を用いることによって実験回数の軽減は可能になり、実験できない条件での推定ができるようになりましたが、粉体には粒度分布という自然形態があるため、新しい物質には「実際に小型装置で試してみること」が基本です。 (この課題を前提にして、研究は進んでいます。)
 本講座では、小型透明卓上スケルトンモデルRを駆使して「粉体挙動を見える化」し、装置設計に使われている実験式と、装置内粉体挙動の観察から参加者の「疑似体験」をうながし、「腑に落ちる、応用が効く理解」を得られるように講演します。その結果「粉体トラブルを予測し、その対策をあらかじめ考慮して仕組んでおくプロセス構築」というノウハウが理解できます。 (体験からお話します)

  1. はじめに、粉体粒体取り扱い技術を俯瞰。
    1. 粉体業界用語の意味、分類と定義。 粉は「離散体」
    2. 単位操作をつなぐ技術
    3. 「粉は生きている」といわれる理由
      • 【閉塞とその解消方法の動画】
    4. 「粉は魔物」といわれる理由
      • 【偏析現象の動画】
  2. 乾燥と粉砕操作。 行程中で物性が変わる
    1. 装置選定に関する「プロセスエンジニアーの頭の中」を見る
    2. 「粉の気持ちになって」といわれるのはなぜか?
      • 【流動層乾燥機の動画】
    3. プロセスのスケールアップは寸法を大きくするのではない
      • 【ボールミルの動画】
      • 現象を拡大する計算例
    4. 粉体現象の律速を理解し「現象の規模を大きくする」
      • 【噴霧乾燥機の動画】
      • 乾燥範囲に区別した計算例
    5. 回分式運転をどの様に連続式運転にするか?
      • 【連続流動層乾燥機動画】
      • 熱移動容量係数を基準とする計算例
      • 【振動流動層乾燥機動画】
  3. 混合と造粒操作 何をもって混合終了?造粒終了と言えるのか??
    1. 適正混合時間とは何か、その決定理由は?
      • 【V型ブレンダーの動画】
    2. 対流混合と剪断混合
      • 【容器回転型混合器動画】
    3. 分散と凝集、粉砕助剤
      • 【傾斜皿形転動造粒動画】
    4. 造粒の原理とその製品粒子の特性
      • 【高速攪拌混合造粒動画】
    5. 液架橋現象とバインダー
      • 【流動層造粒機の動画】
    6. 粒子表面改質、形状改質装置の実例
      • 【押出造粒と球形化の動画】
  4. トラブル現象と対策 トラブル対応にはコストが掛かるのは当たり前か?
    1. トラブルは多くの要因の総合現象であり、要素に分類できる
    2. それぞれの要素に対する対策はすべて存在する
      • 【円錐部付きキルンの偏析動画】
    3. 事前対策と事後対策、粉塵爆発の災害を回避する手法、エスケープルート的対策例
    4. 世界的傾向、PAT技術と、ドイツの例
    5. IOT利用の動向、センサーとリアルタイムオンラインフィードバック
    6. 失敗ができないプロセスの疑似体験を積む為に「VRとAR」を利用する
      • 痛い目に合わずに、「身に付く経験」が可能か?
  5. 質疑応答と希望する動画の再配信・再解説

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年7月8日〜18日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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