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高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術

高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応等の難燃高分子の実際技術、環境対応型難燃化技術の最近の動向について解説いたします

開催日

  • 2025年4月9日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 火災と難燃規格
  • 難燃剤に関連した国内外の規制動向
  • 高分子材料の燃焼メカニズム
  • 各種難燃剤の難燃メカニズム
  • 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術
  • 主要な難燃性評価方法
  • ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術
  • 環境対応型難燃化技術の最近の動向

プログラム

 難燃化された高分子材料は、家電製品、OA機器、電子材料、建築材料、車両材料、繊維など幅広い分野で使用されており、用途、規格等に応じて、様々な難燃剤が使用された多様な難燃高分子材料が開発されている。
 本セミナーでは、難燃剤をめぐる各種の規制動向、難燃規格と難燃性評価方法、高分子材料の燃焼メカニズム、各種難燃剤の難燃メカニズム、難燃化の際の配合設計、特性制御、成形加工時の不良現象への対応等の難燃高分子の実際技術、並びに、環境対応型難燃化技術の最近の動向について概説する。

  1. 高分子材料の燃焼と難燃化の考え方、評価方法、規制
    1. 難燃材料が必要とされる背景
    2. 樹脂難燃化と難燃規格の歴史と規制、
    3. 難燃剤の種類と市場
    4. 難燃剤に関連した国内外の規制動向
    5. 燃焼の基本要素、ポリマーの構造因子と燃焼性、及び、その燃焼メカニズム
    6. 難燃剤の種類とその難燃機構
      • ハロゲン系難燃剤
      • リン系難燃剤
      • 窒素系難燃剤及びインツメッセント系難燃剤
      • 金属水酸化物系難燃剤
    7. 樹脂の難燃性評価方法
      • UL94試験
      • 酸素指数試験
      • コーンカロリー試験
    8. 高機能樹脂材料のノンハロゲン難燃化技術
      • ポリエチレン
      • ポリエチレンテレフタレート
      • ポリカーボネート樹脂
      • ポリアミド樹脂
      • エポキシ樹脂
      • ポリフェニレンエーテル樹脂
  2. ノンハロゲン難燃高分子材料の実際技術と成形不良対策
    1. ポリスチレン系ノンハロゲン難燃材料の処方設計と特性
      • ノンハロゲン難燃処方設計
      • ノンハロゲン難燃材料の特性制御
    2. 難燃材料の成形不良現象とその対策
      • ノンハロゲン難燃材料の成形不良現象
      • 成形不良現象の原因とその対策
    3. 高周波基板用低誘電損失樹脂の開発とその難燃化技術
      • 高速・高周波基板用材料に対する要求特性と技術トレンド
      • 精密カチオン重合による可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
      • 可溶性硬化型分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の開発
      • ナノコンポジット系ノンハロゲン難燃化技術による低誘電フィルム材料の開発
  3. 環境対応型難燃化技術の最近の動向と今後の展望
    • 低誘電フィルム材料
    • グリーン難燃剤・難燃助剤
    • 今後の展望
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

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  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

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