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合成燃料 (e-fuel) 製造の効率化、技術開発動向

合成燃料 (e-fuel) 製造の効率化、技術開発動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、回収したCO2を活用した合成燃料 (e-fuel等) の製造技術から課題までを解説いたします。

開催日

  • 2024年10月9日(水) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 二酸化炭素と再生可能エネルギーを利用した合成燃料の製造技術に関心のある方
  • 企業、大学、行政等の研究機関、企画部門でカーボンニュートラルに向けた技術開発課題を検討されている方
  • 事業企画、経営企画、環境SDGS、TCFD担当
  • 既存設備を活用してご負担を抑制しながら、トランジション期の低炭素化推進からカーボンニュートラル達成をシームレスで進める手法に関心のある方
  • 燃料・熱利用のカーボンニュートラル化・非化石化、非化石電力の高効率キャリア技術、非化石電力と非化石燃料のセクターカップリング技術、CO2の有効利用技術に関心のある方

修得知識

  • カーボンニュートラルを志向した脱炭素化の潮流と合成液体燃料の重要性
  • 運輸業界および燃料供給業界の脱炭素化戦略
  • 合成液体燃料 (e-Fuel/e-SAF) の製造方法とそのサプライチェーン
  • 合成液体燃料開発プロジェクトの現状と今後の展開
  • 合成液体燃料とバイオ燃料との違い・棲み分け

プログラム

第1部 CO2原料合成液体燃料製造のサプライチェーンと持続可能性

(2024年10月9日 10:30〜12:00)

 カーボンニュートラル実現は再生可能エネルギーをベースにした電化や水素/アンモニアの最大活用を基本とするが、これらの適用が難しい産業 (Hard-to-Abate) 分野がある。ここにクリーン水素と回収CO2を原料とした「人工原油」の早期実装化が求められ、現在、原料から製品まで各種方法・経路の模索が展開されている。
 本講演では、サプライチェーン全体を俯瞰し、安定供給と経済性を確保しつつ脱炭素に挑戦している現状と今後の展開について述べてみたい。

  1. CO2原料合成液体燃料が求められる背景
    1. カーボンニュートラルへのベクトル・潮流
    2. 脱炭素シナリオと動向
    3. 自動車業界の脱炭素化
    4. 航空業界の脱炭素化・SAF
    5. 船舶業界の脱炭素化
    6. 石油業界の脱炭素化
  2. CO2原料合成液体燃料製造のサプライチェーン
    1. カーボンリサイクルと合成液体燃料
    2. 水素/回収CO2・DAC/合成ガス
    3. MT系燃料
    4. FT系燃料
  3. 持続可能性と事業性評価
    1. サプライチェーンと持続可能性
    2. エネルギー効率と経済性
    3. CO2削減評価
    4. バイオ燃料と合成燃料の比較
  4. 世界の技術開発・事業化・制度化動向
    1. オイルメジャーの動向
  5. 今後の展開
    • 質疑応答

第2部 e-methaneの特徴と取り組み

(2024年10月9日 12:50〜14:20)

  1. 都市ガス原料・供給ガス変遷と低炭素化の追求
    1. 都市ガスの原料・製法と供給ガスの変遷
    2. 天然ガスへの燃料転換、高度利用による低炭素化の推進
  2. 燃料のカーボンニュートラルに向けた挑戦
    1. 燃料のカーボンニュートラル化 (非化石化) の重要性
    2. 燃料と電力の関係のパラダイム転換
    3. Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン
  3. e-methane (合成メタン) とSOECメタネーション技術
    1. グリーン水素とe-methane (合成メタン) の製造・利用サイクルの比較
    2. 大阪ガスが取組む”3種類のメタネーション技術”
    3. SOECメタネーション技術の概要と特長、ポテンシャル
  4. SOECメタネーションに関する当社の取り組み概要
    1. グリーンイノベーション基金事業「SOECメタネーション技術革新事業」の概要
    2. 本事業に関連する当社保有技術
  5. 今後の展望
    1. 都市ガス業界のビジョン
    2. SOECメタネーション技術の社会実装に向けたロードマップ
    3. 製造コストの見通し
    4. 革新的SOEC技術の広い分野への展開・連携の可能性
    • 質疑応答

第3部 CO2から合成燃料 (e-fuel) を製造する意義と技術の概要

(2024年10月9日 14:30〜16:00)

 2050年にカーボンニュートラルを達成するための検討が進められている。そのためには再生可能エネルギーのようにCO2を発生しないエネルギー源を利用して燃料や化学品を製造する技術の社会実装が必要である。
 本講座ではエネルギー源となる電力を利用して水の電気分解を行い水素を製造する技術、大気中から二酸化炭素を回収する技術、水素とCO2から液体燃料を製造する技術について概説する。また、そのようなシステムを成り立たせるために必要な要件に世界の開発状況ついて解説する。

  1. 合成燃料の必要性
  2. 合成燃料の製造プロセス
    1. 電解水素
    2. CO2回収
    3. メタノール経由
    4. FT合成法経由
    5. 新しい合成プロセス
  3. 合成燃料の需要とコスト構造
  4. 国内・海外での事業計画
    • 質疑応答

講師

  • 細野 恭生
    千代田化工建設株式会社 フロンティアビジネス本部
    テクニカルアドバイザー
  • 大西 久男
    大阪ガス株式会社 エネルギー技術研究所 SOECメタネーション開発室
    統括室長
  • 里川 重夫
    成蹊大学 理工学部 物質生命理工学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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