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アンメットメディカルニーズを深堀する調査法、抽出法

アンメットメディカルニーズを深堀する調査法、抽出法

~患者調査の中から、アンメットニーズを深堀していく調査方法、結果の応用法 / 「ペイシェントジャーニーマップ」の作成法とアンメットメディカルニーズを抽出する方法~
オンライン 開催

開催日

  • 2024年8月29日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 患者をターゲットにしたアンメットメディカルニーズ調査

(2024年8月29日 10:30〜12:30)

 業界動向として、特定の分野・製品に高い価値を持つスペシァリティファーマの市場参入またメガファーマの内部にスペシァリティ分野を設置するといった多様なマーケティング戦略が主軸になってきている。医師を中心とした従来のマーケティングリサーチやそれに基づくマーケティング戦略では対応しきれない新規のアプローチが必要とされている。特に今まで見過ごされてきた患者中心の医療を実践していく中で、患者をターゲットとした患者ニーズを探る詳細な情報収集が要求されている。
 本講演では筆者が今まで実践して来た患者調査の中から、特にアンメットニーズを深堀していく調査方法や結果の応用について解説していきたい。

  1. Part 1:新しいマーケティングアプローチの必要性
    〜現在の医療環境状況
    • 患者のアンメットニーズが高い領域の現状考察
    • 今まで調査対象になっていなかった対象者へのアプローチ
    • これまで実施されなかった項目と課題の整理
    • Patient Centricity〜なぜ患者調査が必要なのか。
    • 製品導入までの動きと患者への対応策
    • 患者調査の最近の傾向
  2. Part2:実際の患者調査
    • 患者リクルート方法
    • テーマと手法: 具体的な疾病領域
      • 骨粗鬆症
      • リウマチ
      • 喘息/COPD
      • アルツハイマー型認知症
      • RLS
      • うつ
      • 慢性疼痛
      • vaccine
      • ADHD
      • その他希少疾患
      • 特に患者の定性調査の詳細
    • 患者調査のマーケティングへの応用
    • 将来の患者調査テーマや方法
    • 質疑応答

第2部 ペイシェントジャーニーによるアンメットメディカルニーズの発掘

(2024年8月29日 13:15〜14:45)

 患者側の状況や想いを紐解き、アンメットメディカルニーズを探索する場合は、「ペイシェントジャーニーマップ」の作成が適しています。
 実際、沢山の製薬企業から「ペイシェントジャーニーマップ作成のための患者定性調査」のご依頼をいただいています。本講座では「ペイシェントジャーニーマップ」を作成するための準備や作成後にアンメットメディカルニーズを抽出する方法を解説致します。

  1. Part 1:ペイシェントジャーニーマップ作成のポイント
    1. ペイシェントジャーニーマップ作成目的の調査が増えている理由
    2. ペイシェントジャーニーマップの例
    3. ペイシェントジャーニーマップをつくるジャーニーの解説
      • 調査企画:手法を選ぶ
      • リクルート:インタビューに参加してくれる患者さんの協力をとりつける
      • インタビュー:インタビューの工夫
      • ジャーニーマップ作成:患者さんの経験と思い、今後を示唆するジャーニーの創出
  2. Part 2:ペイシェントジャーニーマップ作成後のワークショプ
    1. ワークショプの解説
    2. ペインポイント、ゲインポイントの整理
    3. あるべきペイシェントジャーニーマップの作成
    4. 現状とのギャップを埋めるために
    5. 施策案の創出
    • 質疑応答

第3部 リアルワールドデータ (RWD) によるアンメットメディカルニーズの調査

(2024年8月29日 15:00〜16:30)

 RWDは、医薬品医療機器の研究、開発、マーケティング営業、PVなど多岐にわたる事業部において利用され、市場機会の特定、製品ポジショニング強化、RWE構築、費用対効果分析、戦略的パートナーシップ構築などマーケティング・事業戦略上も利用される。
 本講座では、RWDを用いたアンメットメディカルニーズ調査における重要な手順、ステップ、考え方をお伝えするとともに、患者中心のRWDによる調査についても触れたい。

  1. 製薬会社におけるRWDを用いたアンメットメディカルニーズの調査の一般的な用途・目的
  2. 調査の方法論
    1. 目的の明確化
    2. 対象範囲の設定
    3. 目的・対象範囲にあったデータソースの特定
    4. データ収集方法
    5. データの統合・標準化
    6. データ分析
    7. アンメットメディカルニーズ分析
    8. 調査結果のまとめ
    9. アクションプランの作成
    10. 倫理的配慮
    11. データ保護
  3. 事例
    1. 電子カルテ由来RWDを用いたペイシェントジャーニーの明確化からアンメットメディカルニーズを探る
    2. ePRO由来RWDを用いたアンメットメディカルニーズ調査
  4. 今後の展望
    1. 患者中心によるRWDを用いたアンメットメディカルニーズの把握
    • 質疑応答

講師

  • 堀 玲子
    株式会社アンテリオ
    理事
  • 富内 叙子
    株式会社インテージヘルスケア MI事業部 へルスケアリサーチ1部
    リサーチディレクター
  • 小澤 郷司
    株式会社 Real Discovery Outdoors
    代表取締役

主催

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  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
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