技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゴム材料の劣化機構と防止技術

ゴム材料の劣化機構と防止技術

~添加剤の選定とブリード・ブルーム現象の防止 / 劣化防止に向けた添加剤の機能とその使い方 / ブリード・ブルーム現象の発生機構、その防止の考え方~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年9月5日〜15日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年9月5日まで承ります。

概要

本セミナーでは、基礎的な劣化反応の機構について説明し、劣化防止処方技術としての添加剤処方などの実例を紹介した後で、添加剤・配合剤のゴム材料表面への滲出によって発生するブリード・ブルーム現象の発生メカニズムと、それを防止する処方技術について解説いたします。

開催日

  • 2024年8月27日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ゴム・ポリマーの劣化反応機構
  • ゴム材料の劣化防止技術
  • 添加剤の種類と機能
  • ブリード・ブルームの発生機構
  • ブリード・ブルームの防止技術

プログラム

 現代社会において、ゴム材料およびゴム製品は市民生活において不可欠な工業製品となっている。ゴム製品は、動的条件下で使用されることが多く、ゴム・ポリマーの劣化は、静的な条件下での熱・光エネルギーによる酸化劣化反応に加えて、環境の周辺媒体の影響や繰返し変形による材料劣化も現実の問題となっている。
 本講では、基礎的な劣化反応の機構について説明し、劣化防止処方技術としての添加剤処方などの実例を紹介した後で、添加剤・配合剤のゴム材料表面への滲出によって発生するブリード・ブルーム現象の発生メカニズムと、それを防止する処方技術についても解説する。

  1. 高分子の劣化反応機構
    1. 炭化水素ポリマーの酸化劣化と光酸化劣化
    2. ジエン系ゴムの酸化劣化とオゾン酸化劣化
    3. オレフィン系ゴムの酸化劣化
  2. 劣化防止処方としての添加剤
    1. 酸化防止剤 (老化防止剤) の種類と特性
    2. 一次酸化防止剤と二次酸化防止剤の役割
    3. 紫外線吸収剤と耐光性添加剤
    4. 加硫ゴム成型品におけるワックスの役割
    5. その他の添加剤
  3. 配合処方/材料設計上のゴム材料の劣化防止の考え方
    1. 配合処方の設計
    2. 劣化速度の評価:促進試験の方法
  4. ブリード・ブルーム現象と発生防止技術
    1. ブリード・ブルーム現象の発生機構
    2. ブリード・ブルーム現象の発生防止処方の考え方
    3. 硫黄のブルーム防止
    4. 加硫促進剤のブリード防止
    5. その他のブリード・ブルーム防止処方
  5. Q&A

講師

  • 今井 昭夫
    テクノリエゾン事務所
    代表 / 研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年9月5日〜15日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/16 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/12/16 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/16 熱可塑性エポキシ樹脂の基礎と応用 オンライン
2024/12/17 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2024/12/17 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/12/17 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2024/12/17 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/12/17 シリコーンの基本知識と高機能化・トラブル対策 オンライン
2024/12/18 加工の基礎と機械加工技術 オンライン
2024/12/18 無機-有機ハイブリッド樹脂の基礎と機能性ハードコートへの応用 東京都 会場
2024/12/18 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/18 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/19 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2024/12/19 高剪断成形加工法の基礎と新規材料創出への応用 オンライン
2024/12/19 ナノ粒子・ナノカーボンへの表面グラフト化による機能付与及び分散性制御 オンライン
2024/12/19 シリカ微粒子の基礎 (分類・製法・特性と評価) とポリマーへの配合・複合化技術 オンライン
2024/12/19 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2024/12/20 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2024/12/20 次世代バイオプラスチックの開発最前線 オンライン
2024/12/20 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン

関連する出版物