技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

生成系AIを活用した実務における問題解決法

生成系AIを活用した実務における問題解決法

オンライン 開催

開催日

  • 2024年8月23日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究開発の実務に携わる担当者及び管理者、事業企画に携わる担当者及び管理者

修得知識

  • 生成系AIの活用の仕方
  • 新時代の問題解決法
  • 新時代の企画立案方法

プログラム

 ChatGPTの登場で生成系AIに注目が集まっている。これまでのニュースでAIの文書作成能力が報じられてきたが、汎用大規模言語モデル (LLM) の活用による論文生成能力や大量文書読み込み要約能力など既存の生成系AI機能について活用方法が出そろった。
 さて、生成系AIがもたらす変化として、科学知識の獲得スピードが上がることや、R&Dの戦略・意思決定における調査の迅速化や効率向上などが指摘されても、引き起こされたイノベーションで生じる人間の役割変化があまり論じられていない。例えば、生成系AIは形式知や経験知を人間よりはるかに大量に幅広く学習している。そのため、問題解決シーンで専門家の役割が問われる可能性がある。
 但し、現在の生成系AIは、知識量や処理スピードは人間の能力を超えるが、その動作は、文脈から次に来るであろう言葉を確率的に推定して知を処理していることが知られている。すなわち、人間らしい回答をしてくる生成系AIではあるが、人間と全く同じ思考をしているわけではなく、その利用においてハルシネーションが懸念されている。
 本セミナーでは、生成系AIが実現する近未来に知のパラダイムシフトが起きることを想定し、すでに指摘されている問題を回避して実務の問題解決でうまく活用する方法を解説する。
 抽象的な説明とならないように、技術で解決された「電気粘性流体の耐久性問題」を事例に、科学の方法とデータサイエンスによる方法、生成系AIを用いた仮想解決方法を実話をもとに比較しながらセミナーを進行する。その他ノーベル賞を受賞したiPS細胞ヤマナカファクターの発明事例も解説し、AIが今より進歩しても、問題解決シーンで常に必要とされる人間の知の役割があり、AIと「友物」関係を形成して問題解決を進める新パラダイムを提案する。

  1. 緒言
    1. コンピューターの登場と知識労働者
    2. AIの歴史と生成系AI
    3. トランスサイエンス
    4. コンピューターによる問題解決法とは
  2. AIを活用した業務遂行に潜む問題
    1. 生成系AIが解説する電気粘性流体
    2. 否定証明
    3. 科学と技術
    4. データサイエンスの問題解決力
    5. データサイエンスと科学
  3. オブジェクトとしてのデータ
    1. データ駆動と生成系AI
    2. コンピューター言語とオブジェクト指向
    3. オブジェクト指向とPython
    4. オブジェクト指向とアイデア創出
    5. 深層学習が最良とは限らない
  4. 生成系AIを活用した問題解決法
    1. 日々の業務に問題解決力は必須
    2. アイデア創出法と生成系AI
    3. データとヒューリスティック
    4. 非科学的なノーベル賞の受賞事例
    5. 問題解決法で期待されるAIの役割
  5. 生成系AIを活用するヒント
    1. 知識労働者とPython、そして生成系AI
    2. AIはプログラマーの「友物」
    3. 生成系AI活用のヒント
  6. まとめ:情報の時代

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 22,500円(税別) / 24,750円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/6 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編・後編) オンライン
2025/2/6 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編) オンライン
2025/2/7 ChatGPTによる丸投げ統計解析の実施法 オンライン
2025/2/7 Python を用いたスペクトルデータ解析 (後編) オンライン
2025/2/10 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/10 生成AI・LLM活用へのデータ整理、システム構築とRAGを用いた検索精度向上 オンライン
2025/2/12 実験短縮、研究開発効率化へのMI、生成AI、ロボット導入と活用のポイント オンライン
2025/2/12 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/2/14 設計業務のムダ取りによる人手不足解決方法 会場
2025/2/14 R&D部門のデータ共有・利活用 (MI, AI) のためのデータ共有システム構築と進め方 オンライン
2025/2/14 なぜなぜ分析の実践法と問題発見・解決手法 オンライン
2025/2/17 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/17 におい情報DX (デジタルデータ化から再構成まで) を実現するヒト嗅覚受容体センサの実際と課題 オンライン
2025/2/17 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/2/19 ChatGPTによる丸投げ統計解析の実施法 オンライン
2025/2/19 生成AIを活用したデータ分析の基礎とポイント オンライン
2025/2/20 マイオリジナルChatGPTへのカスタマイズの仕方、育成ノウハウ オンライン
2025/2/20 医薬分野におけるモダリティー開発視点からのイノベーション発掘と事業化戦略 オンライン
2025/2/21 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編・後編) オンライン
2025/2/21 Python を用いたスペクトルデータ解析 (前編) オンライン