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微細藻類、微生物によるカーボンリサイクルの展望と要素技術開発

微細藻類、微生物によるカーボンリサイクルの展望と要素技術開発

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、微細藻類とバイオリアクターについて取り上げ、微細藻類の特徴から用途などの基礎から、リアクターの設計、大量培養など幅広い内容について解説いたします。

開催日

  • 2024年7月18日(木) 10時30分 16時00分

修得知識

  • 微細藻類の基礎と応用
  • 微生物によるカーボンリサイクルの概要、生化学、現状と展望

プログラム

第1部 微細藻類の利活用

〜微細藻の特徴、利用途、バイオリアクターの設計、大量培養法〜

(2024年7月18日 10:00〜12:00, 12:50〜13:50)

 本講座では、微細藻類の特徴から、用途、有用藻類から、リアクターの設計、大量培養まで過去の実績から、最新の開発状況まで網羅した内容を提供する予定です。
 基礎から応用まで幅広い内容を、ポイントをついたわかりやすい内容となっており、これから微細藻の活用を考えている企画部門の方から、実際に微細藻類を扱っている研究者や実務者まで、微細藻類関係者には受講をお勧めします。

  1. 微細藻類の特徴
    1. バイオマスとして
    2. 他の植物と比べた微細藻の特長
    3. エネルギー生産や炭素固定バイオマス
      1. 微細藻の生産速度とCO2固定の検討
    4. 微細藻類の研究開発の歴史
      1. 大量培養されている藻類と用途
  2. 微細藻類の用途
    1. エネルギー
    2. 生化学物質
    3. 健康食品
    4. 飼料、餌料
    5. 廃水処理
      1. 福島産土着藻類による燃料生産実証事業
    6. 宇宙空間
      1. CELSSの概念
      2. システム構成
      3. 技術構成
      4. モデル実験装置
      5. 実験結果
        1. 試験終了時藻類培養槽外観
        2. 酸素濃度増加要因
      6. CELSS実験/米・アリゾナ
  3. 有用藻類
    1. クロレラ
    2. スピルリナ
    3. ドナリエラ
    4. ユーグレナ
    5. ボツリオコッカス
  4. バイオリアクターの設計
    1. 微細藻類の光合成能力の測定
      1. 藻類の光合成曲線:kp
    2. 光合成酸素発生測定装置の開発
      1. 光合成酸素発生測定装置 (暗箱内)
      2. 酸素発生モニター (光合成反応セル)
      3. 微細藻の光合成能力の測定法
      4. 光ストレスの影響評価
      5. 植継ぎ後の健全性評価
    3. レースウエイ型培養槽
      1. RW型培養槽による微細藻類CO2固定システム
      2. 平板型RWのモデル試験装置
        1. 藻類の吸光特性の計測
        2. RW型培養槽試算結果
      3. RW型培養槽の長所と短所
      4. レースウエイ型培養槽計算モデル
        1. モデルの検証試験結果
        2. 酸素発生速度と藻体増殖速度の相関
        3. RW型培養槽の解析結果
    4. 側面出光型光ファイバー培養槽
      1. 側面出光型光ファイバーのメリット
      2. 培養装置システム構成
      3. 疎水性中空糸膜
      4. 培養槽の解析計算結果
      5. 光飽和を超えると効率が悪化
      6. 培養条件と培養結果
    5. LED照射濡壁塔型培養槽
      1. 側面出光型光ファイバー培養槽の課題
      2. 濡壁塔とは
        1. 濡壁塔の特長
      3. LED照射濡壁塔型培養槽の特長
      4. 培養槽のモデル
      5. 実際の濡壁塔をモデルに計算
      6. 培養槽解析結果
      7. RW型培養槽との比較
  5. 大量培養プロセス
    1. 健康食品 (クロレラ)
    2. 発電所のCCUS
      1. RW型培養槽の実運転
      2. RW型培養槽の実運転と計算値の比較
      3. 培養試験結果
        1. エリート株と野生株の培養期間
        2. エリート株と野生株の光合成曲線
      4. ベルト式脱水機による脱水試験
      5. RW型培養槽FS (Feasibility Study)
      6. 再生可能エネルギー安定利用システム
    3. 持続可能な航空燃料
      1. ASTM D7566で認証されたSAF (7種類)
      2. 微細藻SAF製造
    • 質疑応答

第2部 微生物によるカーボンリサイクルの現状と今後の展望

(2024年7月18日 14:00〜16:00)

 脱炭素社会では二酸化炭素が資源であり、二酸化炭素から石油代替物質を生産することになる。しかし、二酸化炭素は安定な分子であるため、固定化にはエネルギーが必要である。当然、化石燃料由来のエネルギーを利用できないため、自然エネルギーや再生可能エネルギーを用いることになるが、より省エネで持続可能なシステムが必要である。
 微生物は長い進化の中で高効率且つ低環境負荷バイオシステムを開発しており、学ぶべき点は多い。我々は、二酸化炭素固定菌や藻類の改善に取り組み、Air – to – Chemicalsの実用化を目指している。
 本講演では、微生物によるカーボンリサイクルの概要、生化学的原理、我々取り組みと海外の研究動向から展望まで紹介したい。

  1. 概要
    1. 二酸化炭素の固定化
    2. 微生物によるカーボンリサイクル
    3. その他のカーボンリサイクル
  2. 微生物による二酸化炭素固定の生化学
    1. 光合成生物による二酸化炭素固定
    2. 非光合成生物による二酸化炭素固定
  3. 現状と展望
    1. 光合成生物の培養と生産物
    2. 光合成生物利用の課題
    3. 非光合成生物の培養と生産物
    4. 非光合成生物利用の課題
    5. 微生物によるカーボンリサイクルが築く脱石油社会
    • 質疑応答

講師

  • 濱崎 彰弘
    濱崎研究室
    代表
  • 伊原 正喜
    信州大学 生命医工学専攻 生物有機化学研究室
    准教授

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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