技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子制振・防振材料に必要な基礎知識と具体的な設計・評価方法

高分子制振・防振材料に必要な基礎知識と具体的な設計・評価方法

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子制振・防振材料を取り扱う上で必須となる、高分子の構造、力学特性、評価法から、制振・防振材料としての特性、材料設計の手法について解説いたします。

開催日

  • 2024年7月11日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子の構造と力学的性質
  • 音の基本特性
  • 振動・騒音の対策技術
  • 制振・防振・吸音・遮音の特性
  • 制振・防振・吸音・遮音の評価法
  • 制振・防振・吸音・遮音の材料設計手法

プログラム

 振動・騒音は身近な社会問題の一つであり、住環境・労働環境の悪化、製品寿命の低下を引き起こす。振動の対策材料には、制振と防振材料があり、主に高分子材料が使用される。高分子材料の粘弾性特性を活用して、振動エネルギーの吸収、反射により対象物の振動を低減させる。
 本講演では、高分子制振・防振材料を取り扱う上で知っておくべき、高分子の構造、力学特性、評価法から、制振・防振材料としての特性、材料設計の手法について解説する。

  1. 振動、騒音対策の概要
    • 振動騒音対策の種類
      • 制振
      • 防振
      • 吸音
      • 遮音
  2. 高分子の力学的性質
    1. 高分子の構造
      1. 一次構造
      2. 高次構造
    2. 力学的性質の測定法
      1. レオロジー要素
      2. クリープ、応力緩和
      3. 引張試験
      4. 動的粘弾性測定
    3. 高分子の粘弾性挙動
      1. 温度依存性
      2. 周波数依存性
  3. 制振材料の設計と評価
    1. 分子構造の影響
    2. 可塑剤の添加効果
    3. フィラーの添加効果
    4. ポリマーブレンド、共重合体の影響
    5. 架橋 (加硫) の影響
    6. 拘束型・非拘束型制振鋼板と評価法
  4. 防振材料
    1. 防振 (振動絶縁) 材料の考え方
    2. 防振材料の種類と特徴
    3. 免震材料の種類と特徴

講師

  • 赤坂 修一
    東京工業大学 物質理工学院 材料系
    助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 48,000円 (税別) / 52,800円 (税込)
複数名
: 24,000円 (税別) / 26,400円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、4名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、3名様受講料 + 3名様を超える人数 × 20,900円(税込)でご受講いただけます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 65,000円(税別) / 71,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 84,000円(税別) / 92,400円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 103,000円(税別) / 113,300円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 48,000円(税別) / 52,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 144,000円(税別) / 158,400円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 192,000円(税別) / 211,200円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 240,000円(税別) / 264,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン
2024/11/21 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/11/21 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/11/22 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上とその構造分析 オンライン
2024/11/22 プラスチック射出成形の基礎知識とトラブルシューティング オンライン
2024/11/22 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 東京都 オンライン
2024/11/22 高分子結晶化のトポロジー的メカニズムとその制御 オンライン
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 モータシステムに活かすCAE解析の基礎と応用 東京都 会場・オンライン
2024/11/26 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2024/11/27 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン