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これからGMP監査及び自己点検などQA業務に携わる初級者のための入門講座

これからGMP監査及び自己点検などQA業務に携わる初級者のための入門講座

~QAの基本事項及び監査に必要な監査技法・手法を事例中心に学ぶ~
オンライン 開催
  • 受講特典: アーカイブ配信付き (視聴期間: 2024年6月26日〜7月9日を予定)

概要

本セミナーでは、GMPマターを評価するために必要な予備知識、照査 (レビュー) の必要性、照査 (レビュー) の留意点について事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2024年6月17日(月) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 改正GMP省令を踏まえたQAの役割及び責任と権限
  • GQP及びGMPにおける品質保証業務及び相互の連携の仕方のポイント
  • GMPマター評価における品質保証及び品質照査のキーワード
  • 品質照査 (レビュー) する上で必要な予備知識
  • 品質照査 (レビュー) する上で必要性
  • GMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) の“コツ”

プログラム

 PIC/S加盟及び社会問題化された諸問題 (申請規格と製造実態との乖離) の影響を受け、厚生労働省/「GMP監査マニュアル」が発出されるなど、QA活動、内部監査、GMP監査、サプライヤー監査を含み、QA部門に対する期待は製造業及び製造販売業ともに、著しく高まってきた。しかし、QA部員を増員したからといって、容易に役に立つQA活動及びGMP監査活動はできません。QA組織における組織的及び体系的な育成が必要です。
 このセミナーでは、育成の一助として、「これからGMP監査及び自己点検を含むQA業務に携わる初級者」を対象とした入門セミナーである。監査を含むQAの良否が「決めて」とも言われるようになった。このような状況を踏まえQAの基本事項及び監査に必要な監査技法・手法を事例中心で学習します。
 また、講師が経験した監査場面を紙上で再現します。監査場面描写 (事例) 及び指摘事例を通して、監査やQAによる検証業務の実際をリアル感覚で習得していただきます。

  1. 第1部「GMP監査技法・手法の習得」
    • 監査員として、理解を深めておきたい事項、例えば、「監査はなぜ必要か」、「どのようなことを、どのように調査しなければならないのか」、「その結果、どのような助言と改善をもとめたらよいのか」、「監査員に必要な力量」、「システム監査の目的と手法」などなどをわかりやすく解説します。
      1. 品質照査の基本事項
        • 監査員に必要な知識/文書・記録の完全性 (概要)
        • 品質照査のキーワード (適切性、妥当性、有効性)
      2. 監査用語の理解
      3. システム監査技法 (System Audit) とは?
        • システム監査とは?
        • システム監査技法 (帰納的監査及び演繹的監査を含む)
        • システム監査技法の事例/表示・包装システム
      4. サブシステム監査の留意点とは?
        • 監理監督 (品質) サブシステム
        • 構造設備サブシステム
        • 保管サブシステ
        • 包装・表示サブシステム
        • 試験検査サブシステム
        • 製造サブシステム
      5. 監査に必要となる力量 (Competence) とは?
        • 監査員の力量・個人的特質
        • 監査業務に必要となる知識・技能
        • 監査員に必要となる専門的知識・経験・技能
        • 監査チームリーダーに必要な力量
        • 教育訓練 (認定及びスキルアップ)
        • QA部門におけるQMP監査員のスキル管理
      6. GMP監査 (5段階ステージ) の仕方のポイントを習熟
        • 監査の開始
        • 文書のレビュー
        • 現地監査の準備
        • 現地での監査活動
        • 報告、監査の完了、フォローアップ
  2. 第2部「監査の3形態 (内部監査・委託先監査・供給先監査) 」
    • 内部監査 (第一者監査)
    • 委受託におけるGMP監査 (第二者監査)
    • 供給先に対するサプライヤー監査 (第二者監査)
    • 当局による適合性調査 (第三者監査)
  3. 第3部「委託先GMP監査計画立案の留意点」
    • 現場監査に先立ち、事前の綿密な準備が監査の決め手と言われる。また、委託先に対する監査は一過性のものではなく、中期的な視野を考慮した監査計画の立て方及びチェックリスト作成のコツについて解説します。
      • 監査計画立案時にリスクを考慮
      • GMP監査計画段階における文書レビューのポイント
      • GMP省令に対応した 6サブシステムを反映したGMP監査計画
      • 監査プログラム (監査マスタープラン) の立て方 (監査計画の焦点エリアの設定)
      • チェックリスト作成事例
  4. 第4部「効果的な現場監査のコツ」
    • 現場における効果的な面談の仕方及び指摘のしかたの“コツ”を講師の経験で得た知見を紹介します。
      • 現場監査における効果的な面談技法 (有用な情報の引き出し方)
      • 現場監査における不適合の指摘の仕方の勘所 (指摘の虎の巻:3つのキーワード)
      • 監査所見及び指摘項報告書/作成のコツ及び記載事例
      • 盲点を少なくするための現地監査における着眼点 (事例)
  5. 第5部「現場における聞き取り及び観察の仕方が学べる模擬監査 (事例) 」
    • 講師がこれまで経験した聞き取り及び観察の仕方の「監査場面描写」を文書化しました。
    • 場面監査から調査の着眼点を学ぶ。
    • システム監査の進め方を学ぶ。

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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