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高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術

高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術

~基礎、各種合成法、構造制御、評価法、設計例など / 開発や応用に向けて理解を深める~
オンライン 開催

概要

高分子微粒子は不均一な場で重合を進行させて合成するため、反応式を知っているだけでは合成を理解することは困難です。
本セミナーでは、高分子微粒子合成から評価方法までの基礎を詳解いたします

開催日

  • 2024年5月29日(水) 13時00分 16時00分

修得知識

  • 高分子微粒子の開発や応用をする際の基礎となる高分子微粒子の合成法とその評価方法

プログラム

 高分子微粒子は塗料、接着剤、医療、化粧品など広く利用されており、開発や応用に携わる方も多いと思います。ところが、高分子微粒子の素性がわからないまま使用されている方も多くいらっしゃることでしょう。
 高分子を合成する反応である重合についてはどの高分子科学の教科書でも詳細に解説されている一方で、懸濁重合や乳化重合といった高分子微粒子の合成手法についてはほとんど記載がありません。高分子微粒子は不均一な場で重合を進行させて合成するため、反応式を知っているだけでは高分子微粒子の合成を理解することは困難です。また、高分子微粒子は、本体を構成する化学種だけでなく、サイズ、サイズのばらつき、表面、形状、内部構造などが多種多様で、これが高分子微粒子の用途を多彩にしているのですが、一方でこれらはすべて合成の際の制御項目であり、高分子微粒子合成のチャレンジングな側面でもあります。
 本セミナーでは高分子微粒子の初学者を対象に、高分子微粒子合成から評価方法までの基礎的なところをまとめてお話いたします。

  1. はじめに
    1. 高分子微粒子の特徴
    2. 高分子合成の基礎と高分子の性質
    3. 高分子微粒子安定化の基礎
  2. 高分子微粒子の合成
    1. 懸濁重合
    2. 乳化重合
    3. マイクロエマルション重合・ミニエマルション重合・ソープフリー乳化重合
    4. 分散重合と沈殿重合
    5. その他の方法
    6. 高分子微粒子の表面修飾
  3. 高分子微粒子の構造と形状の制御
  4. 高分子微粒子の主な測定法
    1. かたちと大きさ
    2. 表面
  5. 高分子微粒子設計の例
    • 質疑応答

講師

  • 伊藤 大道
    愛媛大学 大学院 理工学研究科 理工学専攻 応用化学講座
    講師

主催

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受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

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