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バッテリーマネジメントのシステム設計と電池の状態推定技術

バッテリーマネジメントのシステム設計と電池の状態推定技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、車両駆動用BMSに求められる機能を詳解いたします。

開催日

  • 2024年3月22日(金) 10時30分 16時15分

受講対象者

  • 電動車のパワートレイン開発関係者
  • バッテリマネジメントシステムの設計に関わる技術者、開発チームリーダー
  • リチウムイオン電池およびその搭載製品の開発者や評価者
  • 電動車や蓄電池などリチウムイオンバッテリを搭載した製品への新規参入を検討している開発マネージャー

修得知識

  • バッテリマネジメントシステムを安全に設計できる手法
  • 電動車や蓄電池などのリチウムイオンバッテリを搭載した製品開発への活用
  • LIBの物理、劣化メカニズム
  • 劣化とインピーダンスの関係
  • インピーダンスを用いた劣化診断技術
  • 車両駆動用リチウムイオン電池BMSの機能と構成
  • 車両駆動電池パックに特有な課題とその対応策

プログラム

第1部 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックへの応用

(2024年3月22日 10:30〜12:00)

 本講座では初心者の方でも理解しやすいようにバッテリマネジメントシステムやセルモニターユニットを説明しながら、バッテリマネジメントシステムの設計手法やバッテリパックの構成・機能を設計経験者の立場で説明します。
 初心者の方でもバッテリマネジメントシステムとバッテリパックの制御手法を習得することができ、貴社製品へのリチウムイオンバッテリの搭載をご検討されている方には大変お勧めです。

  1. バッテリマネジメントシステムの基礎
    1. バッテリマネジメントシステムの機能と構成
      1. 充電率 (SOC) 算出方法
      2. 健全率 (SOH) 算出方法
      3. 充放電制御手法
      4. バッテリ保護機能 など
    2. セルモニターユニットの機能
      1. セル電圧測定方法
      2. セル温度測定方法
      3. セルバランス制御手法 など
  2. バッテリマネジメントシステムの設計手法
    1. バッテリマネジメントシステムの回路設計
    2. バッテリ電源とシステム電源の絶縁方法
    3. バッテリマネジメントシステムの制御シーケンス
  3. バッテリマネジメントシステムの応用
    1. バッテリパックの構成
    2. バッテリパックの機能
    • 質疑応答

第2部 電気化学インピーダンスを活用した電池状態の把握、推定、診断技術

(2024年3月22日 13:00〜14:30)

 リチウムイオン電池 (LIB) は様々な物理的・化学的・機械的現象が複合的に発生している複雑なシステムです。性能評価や劣化診断を適切に行うためには、電池の内部現象の把握と正確な計測が不可欠です。本セミナーでは、まずLIBの基礎事項・電気特性の計測技術について解説し、それらを踏まえて交流インピーダンス (電気化学インピーダンス) とその活用方法を議論します。

  1. リチウムイオン電池の基礎と性能指標
    1. リチウムイオン電池の基礎
    2. 基本的なパラメーター
      • 容量
      • OCV
      • 内部抵抗
      • SOC
      • SOHなど
    3. 劣化メカニズム
    4. 劣化とインピーダンスの関係の概観
  2. リチウムイオン電池のインピーダンス (EIS)
    1. リチウムイオン電池のインピーダンスの基礎
    2. 解析手法
      • 等価回路解析
      • 緩和時間解析など
    3. 各種過渡現象とインピーダンスの関係
    4. インピーダンスの正確な測定
  3. インピーダンスを活用した電池状態の把握、推定、診断
    1. 電池状態とインピーダンスの関係
    2. 電池の劣化診断技術の概観
    3. ルールベースの劣化診断の実例
    4. 機械学習ベースの劣化診断の実例
    5. 電池状態を代表するパラメーターとしてのインピーダンスの活用
    • 質疑応答

第3部 車両駆動用電池のバッテリーマネジメントシステムと電池状態推定技術

(2024年3月22日 14:45〜16:15)

 本セミナーでは、車両駆動用リチウムイオン電池パックのBMSの機能と構成、リチウムイオン電池の充電量や劣化量など直接測定できない状態量が多い中で、ユーザーが求める残航続距離の把握や、突然の走行不能をいかに防ぐか等、車両駆動という役割を果たすための課題や、それに対する工夫を取り上げながら、解説します。

  1. はじめに
    1. 車両駆動用電池の構成
  2. BMSの機能と構成
    1. BMSの機能
    2. BMSのシステム構成
    3. BMSの測定系
      • 電圧計
      • 電流計
      • 温度計
    4. BMSへの電力供給
    5. 車両レイアウトへの適合
    6. BMS内の通信
  3. 電池の状態推定
    1. 電池の状態量
    2. SOC (充電率) の推定
    3. SOH_C (容量維持率) の推定
    4. SOP (最大充放電電力) と抵抗の推定
  4. 車両駆動用電池パックの難しさ
    1. 多数の電池を直列接続することによる課題
    2. 突然の走行不能の防止
  5. 電池の進化とそれに伴うBMSへの要求の変化
    1. 電池の高出力化とそれに伴う課題
    2. 電池の長寿命化とそれに伴う課題
    • 質疑応答

講師

  • 高瀨 弘嗣 (髙瀨 弘嗣)
    デルタテックラボラトリ株式会社
    代表取締役
  • 森 匠
    日置電機 株式会社 ESユニット
    主任研究員
  • 谷山 晃一
    マレリ株式会社 プロパルションソリューション事業本部 パワーエレクトロニクス開発部

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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