技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

架橋技術

架橋技術

~架橋形成方法とポリマー性能向上、特性改良~
オンライン 開催

視聴期間は2024年2月20日〜3月5日を予定しております。
お申し込みは2024年3月1日まで承ります。

概要

本セミナーでは、架橋について基礎から解説し、架橋によるポリマーの物性変化、架橋ポリマーの例、架橋の方法、架橋の目的について実例を交えながらわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年3月1日(金) 10時30分 2024年3月5日(火) 16時30分

受講対象者

  • 架橋に関連する技術者
  • 架橋のトラブルで困っている技術者
  • 商品開発に従事していて架橋技術について知識を得たい技術者、開発者

修得知識

  • 架橋技術の基礎
  • 架橋により変化するポリマー鎖の動きの変化とそれに伴う性質の変化
  • 様々な架橋
  • 具体的な架橋の形成技術
  • 架橋による接着向上
  • 架橋により向上する架橋以外の性能

プログラム

 架橋はポリマーの性質を改良するための基本的技術である。本講演では以下について説明する。

  • 架橋により変化するポリマー鎖の動きの変化とそれに伴う性質の変化
  • いろいろな架橋
  • 具体的な架橋の形成技術
  • 架橋による接着向上
  • 架橋により向上する架橋以外の性能

 ここでは理論だけでなく、具体的な応用技術についても説明したい。
 架橋のみで高品位な製品を作ることはできない。しかし、多くの製品の性能を向上させるための、非常に有用な技術である。受講者には架橋技術の全体像をつかんで、具体的な製品に応用していただければと思う。

  1. ポリマーの架橋の種類
    1. ポリマーの架橋
    2. 色々な架橋
    3. 化学架橋と物理架橋
    4. 可逆的な架橋
    5. 再生可能な架橋
    6. ポリマー形成後の架橋と形成時の架橋
    7. 層内架橋と層間架橋
    8. 特別な架橋 – スライドリングゲル
  2. ポリマー鎖の動きと架橋による物性の変化
    1. 温度とポリマーの変形
    2. ポリマー鎖の動き
    3. 自由体積とガラス転移温度
    4. ガラス転移温度を決めるもの
    5. 自由体積を決めるもの
    6. 架橋の効果
    7. ガラス状態
    8. ゴム状態
    9. ゲル
  3. 架橋の形成方法
    1. 層間架橋と層内架橋の形成
    2. 硬化
    3. 架橋剤を用いる方法
    4. シランカップリング剤を用いる方法
    5. 過酸化物を用いる方法
    6. 紫外線を用いる方法
    7. 電子線を用いる方法
  4. 架橋による接着性向上
    1. 接着の基礎
    2. 架橋と接着
    3. 層間架橋
    4. 層間架橋の形成とその効果
    5. 層内架橋の形成とその効果
  5. 架橋による耐熱性向上
    1. 架橋による耐熱温度の改良
    2. 架橋によるゴム状態の力学特性の改良
    3. 金属架橋による耐熱性の改良
    4. γ線による耐熱性の改良
    5. 電子線による耐熱性の改良
  6. 架橋によるその他の性能向上
    1. 金属架橋による耐油性の改良
    2. スライドリングゲルによる耐傷性の向上
    3. 金属架橋による形成性の改良
    4. 金属架橋による透明性の改良
  7. まとめ

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年2月20日〜3月5日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/30 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/1 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/5/1 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/5/2 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン