技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ペロブスカイト太陽電池の高効率・高耐久化の最新技術と屋外・屋内用素子の開発

ペロブスカイト太陽電池の高効率・高耐久化の最新技術と屋外・屋内用素子の開発

~結晶層の緻密化・平坦化と欠陥を減らす製膜法、軽量フレキシブル素子の開発、鉛フリーのペロブスカイト、太陽電池の電圧・高効率化、材料の耐久性の改善など~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月22日〜2024年1月15日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月22日まで承ります。

概要

本セミナーでは、低コスト・軽量・フレキシブル等の特長を有し、次世代太陽電池として期待されているペロブスカイト太陽電池について取り上げ、その最新技術や用途開発の最新動向、課題・今度の展望等について、基礎から高効率化・耐久性向上などに関する話題を含めて解説いたします。

開催日

  • 2023年12月13日(水) 13時00分 16時30分

修得知識

  • ペロブスカイト太陽電池がなぜ高効率を達成できるか、その原理的根拠
  • ペロブスカイト半導体がほかの半導体に比べて持つ優位点とその根拠
  • 鉛がペロブスカイト材料に必要か、ペロブスカイト以外の材料は可能か
  • ペロブスカイト太陽電池の実用化が向かう方向

プログラム

 ペロブスカイト材料を用いる光電変換素子のエネルギー変換効率は、単結晶Si太陽電池と同等の25%以上、Siとのタンデムセルでは30%に達している。溶液塗布 (印刷法) を使った低コスト生産によって軽量でフレキシブルな大面積素子の製作も可能となる。産業では太陽光発電用としてのみならず屋内IoT機器用の光発電素子への実装も始まり、屋内照明に対する効率は34%と極めて高い。半導体としてのペロブスカイトの優れた光物性は発光素子 (LED) 、光センシング素子、X線検出素子なども含めて産業の応用が広がりつつある。
 本講演では、大面積フレキシブルペロブスカイト太陽電池の開発例について実機を示して紹介しながら、高効率化の方法と実用化の課題である耐久性を高める技術を含めた開発動向を解説する。

  1. ペロブスカイト光発電素子の原理と特徴
    1. 有機無機ハロゲン化ペロブスカイト結晶とその薄膜の光物性
    2. セル構造と発電の基本原理
  2. ペロブスカイト結晶層の製膜方法
    1. 溶液塗布による薄膜形成法
    2. 結晶層を緻密・平坦化、欠陥を減らす製膜法
  3. 光電変換素子 (太陽電池) の高電圧・高効率化
    1. 高効率化につなげるための結晶膜の構造
    2. 高い電圧の取り出しが可能な材料作製
    3. 粒子の界面 (grain boundary) がもたらす不効率化の抑制
  4. 屋内IoTへの応用に向けた軽量フレキシブル素子の開発
    1. SnO2含めた電子輸送層の低温製膜法
    2. 大面積の軽量プラスチックフィルム型素子の開発
  5. ペロブスカイト材料の耐久性の改善
    1. 耐熱性向上のためのオール無機ペロブスカイト組成
    2. 塗布型の正孔輸送材料の改良
  6. 環境安定性の確保に向けた対策
    1. 鉛を用いないペロブスカイトの合成と高効率化
    2. 鉛ペロブスカイトの環境インパクトに関して
  7. 今後の課題と市場規模の可能性
    • 質疑応答/名刺交換 (会場受講のみ)

講師

  • 宮坂 力
    桐蔭横浜大学 大学院 工学研究科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

会場受講の複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,900円(税別) / 33,990円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年12月22日〜2024年1月15日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/20 ペロブスカイト太陽電池における塗工・乾燥のスケールアップ オンライン
2024/11/25 GHG:温室効果ガス削減の国内外の動向 会場
2024/11/26 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2024/11/26 水素貯蔵・輸送材料および技術の課題・動向と水素エネルギー社会実現への展望 オンライン
2024/11/27 ペロブスカイト太陽電池の開発動向と量産課題 オンライン
2024/11/28 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/11 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/12 ペロブスカイト太陽電池の開発動向と量産課題 オンライン
2024/12/12 ペロブスカイト太陽電池の基礎から実用化に向けた課題・今後の展望 オンライン
2024/12/12 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/13 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/12/13 メタネーションの要素技術と現状の課題、産業実装への展望 オンライン
2024/12/17 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/17 低濃度CO2の回収・資源化技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/18 ペロブスカイト太陽電池の基礎から実用化に向けた課題・今後の展望 オンライン
2024/12/18 核融合炉の研究開発動向と関連材料の要求特性・課題・開発動向 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン

関連する出版物