技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬分野における特許情報分析入門講座

医薬分野における特許情報分析入門講座

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、特許情報分析の基本から作業の流れについて、具体的な分析事例を含めて解説いたします。
医薬分野特有の事情も考慮した特許情報分析セミナーとなっております。

開催日

  • 2023年8月25日(金) 13時00分 17時00分

プログラム

 創薬分野においては、新薬の開発に例えば百億円以上の費用と10年以上の研究期間という大きなコストがかけられており、このような大きな投資を回収するために製薬会社は開発した物質や製法などについて特許出願を行うことで特許権によって競合品 (後発医薬品等) の参入を防いでいます。一方で、特許制度ではこのような発明の保護 (ビジネスの保護) とは別に、特許情報の利用を認めています。すなわち、特許権が切れたりライセンスを受けたりすることで特許情報に基づき同じ薬を作ることができるようになるだけでなく、先行企業の開発成果である特許情報を技術情報としてだけでなくビジネス情報としても利用でき、開発を効率化することができます。
 すなわち、特許は、事業者がビジネス戦略に基づいて開発戦略を立て、それに基づいて開発を行い、その成果が出願され権利化されるものです。このため、特許情報は、他社の開発戦略やビジネス戦略を把握するのに役立てることができます。本講演では、特許情報分析の基本から作業の流れを、誰でもできるように無料のツールを使いながら説明します。また、特許情報分析の理解を深めるためプロのツールを利用した分析事例も解説します。
 以上のような一般的な特許情報分析の知識を踏まえて、本講演のメインテーマである医薬分野特有の事情も考慮し、以下のような項目についても説明します。

  • (a) 特許情報分析を行うのに役立つ特許分類は、医薬関連についてはいろいろな技術分野に点在しているため、これらを使った分析ができるように医薬関連の特許分類について解説します。
  • (b) 医薬品等では、薬事承認のために実施できない期間があることから延長登録制度によって特許期間の延長が認められていますが、これにより特許権の満了までの期間が通常の特許とは異なる場合があります。このような情報についても確認できるように、特許庁のデータベースを用いた具体的な調べ方について説明します。
  • © 医薬分野に関して講師が注目したテーマについてプロのツールを用いて分析した結果も説明します。

 このように、本講演では医薬分野特有の事情や特許情報分析の基本的な知識を提供することで、参加者の方々が特許情報を活用して自社のビジネス戦略や開発戦略を立てる際の参考となることを目指しています。無料のツールを用いた簡単な分析方法についても触れることで、誰でも手軽に特許情報分析に取り組めるようになることを期待しています。

  1. はじめに
    1. このセミナーの概要
    2. 特許情報分析とは
    3. 特許情報分析と医薬開発との関係
  2. 分析の基本
    1. 分析の目的
    2. 分析の対象
      1. 軸と集計値
    3. 分析からわかること
  3. 分析する項目
    1. 出願人又は発明者
    2. 特許分類
    3. 日付情報 (出願番号/優先日)
  4. 分析の流れ
    1. 分析の全体像
    2. 特許情報の検索
    3. 分析
      1. オンライン分析
      2. オフライン分析
  5. 個別の出願の検討
    1. J-Platpatを用いた情報の確認
    2. Lens.orgを用いた分析
    3. 類似特許の確認
    4. 特許の重要度の把握
  6. 医薬特許特有の制度や出願
    1. 延長登録出願制度
    2. バイオ医薬品の出願
  7. 医薬分野特有の情報の利用
    1. 医薬等に関する技術分類 (特許分類)
    2. 延長登録出願に関する情報の調べ方
    3. 医薬製品に関連する特許の確認
    4. バイオ医薬品出願における配列表の取得
  8. 分析事例
    (テーマは変更になる可能性があります)
    1. 製薬大手の出願に関する俯瞰分析
    2. がん治療薬に関するトレンド分析
    3. オプジーボR特許のファミリー分析

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/6/27 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2025/6/27 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2025/6/27 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2025/7/31 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/7/20 精密機器7社 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/5 デジタル印刷機 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/7/5 デジタル印刷機 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/1 太陽光発電【2012年版】 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/1 太陽光発電【2012年版】 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/15 紙おむつ 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/15 半導体・液晶パネル製造装置9社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/15 半導体・液晶パネル製造装置9社 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/15 紙おむつ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/5 空気清浄機 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/5 空気清浄機 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/1 冷蔵庫 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/1 防音・吸音・遮音材 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/1 防音・吸音・遮音材 技術開発実態分析調査報告書
2012/6/1 冷蔵庫 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/20 エレクトロニクス分野へのダイヤモンド応用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/20 エレクトロニクス分野へのダイヤモンド応用技術 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/1 リチウムイオン電池 技術開発実態分析調査報告書