技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱可塑性エラストマーの基礎

熱可塑性エラストマーの基礎

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、熱可塑性エラストマーについて基礎から解説し、目的に応じた選定、製品・材料設計、成形・評価方法について解説いたします。
また、実用時に起こり得るトラブル例から、最近のビジネス動向や研究動向についても紹介いたします。

開催日

  • 2023年7月28日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゴム・プラスチックに関する業務を担当する技術者、研究者
  • ゴム・プラスチックを使用する製品設計の担当者、管理者

修得知識

  • 熱可塑性エラストマーの基礎
  • 熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識
  • 熱可塑性エラストマーの選定
  • 熱可塑性エラストマーの材料設計
  • 熱可塑性エラストマーを用いた製品設計、製造の基礎

プログラム

 熱可塑性エラストマー (TPE) はゴムの特性と熱可塑性プラスチックの成形性を併せ持つ注目されている素材であり、幅広い分野で応用が進んでいる。従来のゴムと比べて加硫工程が不要であり、成形加工性・リサイクル性に優れ、軽量である点が評価されている。
 本セミナーでは、受講者の方が、

  • 熱可塑性エラストマーに関する体系的な知識を得ることができる
  • 目的に応じて適切な熱可塑性エラストマーを選定して、製品設計をおこなうことができる
  • 必要に応じて材料設計をおこなうことができる
  • 成形および評価をおこなうことができる
    を目標としている。
     普段化学に接しておられない方でもご理解いただけるよう、熱可塑性エラストマーを理解するためのベースとなる高分子の基礎に関してもご紹介する。また、実用時に起こり得るトラブルについても例を紹介し、確実な製品設計に進んでいただけるよう考慮している。

  1. 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎知識
    1. はじめに
      1. 熱可塑性エラストマー (TPE) とは
      2. TPEの成分と構造
      3. TPEの熱的性質
    2. TPEの歴史
    3. 製造、特性、加工を理解するための基礎
      1. SBSを例としたTPEの基礎
      2. 高分子の基礎知識
      3. TPEのコンパウンド
      4. TPEの特性評価
    4. TPEの分類
  2. 熱可塑性エラストマーの種類と特性 (各論)
    1. スチレン系TPE
    2. オレフィン系TPE
      1. ブレンド系
      2. TPV (Thermoplastic Vulcanizates) 系
    3. ウレタン系TPE
    4. エステル系TPE
    5. 塩ビ系TPE
    6. アミド系TPE
  3. 熱可塑性エラストマーを用いた製品設計
    1. TPE選定の考え方
    2. TPEのタイプ別特性比較
    3. TPE製品の材料設計
      1. 材料設計の考え方
      2. 材料設計例
    4. ゴムの置き換え
      1. TPEとゴムの特性比較
      2. 置き換え例
    5. ライフサイクルアセスメント
  4. 熱可塑性エラストマー製品のトラブルと対策
    1. 成形時のトラブルと対策
    2. TPEの劣化と対策
  5. まとめ
  6. トピックス
    1. その他TPEの種類と特性
      1. 非オレフィン系TPV
      2. シンジオタクチック1, 2-ポリブタジエン
      3. トランス-1,4-ポリイソプレン
      4. 塩素化ポリエチレン
      5. フッ素系ブロックコポリマー
      6. アイオノマー
    2. TPE製品のトラブルと対策 (詳細例)
      1. 押出成形
      2. 射出成形
      3. 変色の分析事例
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/4/25 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2024/4/25 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2024/4/26 セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方 オンライン
2024/4/26 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン