技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策事例

ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策事例

~ニーズに応える材料づくり~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ゴム混練をはじめとしたゴム加工の基礎から、ゴムの配合技術、加工技術の基礎から応用、実用的な技術、トラブル対応までを具体的に解説いたします

開催日

  • 2023年7月6日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゴム材料を利用した製品の研究開発・設計・生産技術・製造・品質管理に関わる方
  • ゴム材料の研究開発・製造に関わる方
  • ゴム加工機械の設計・開発に関わる方

修得知識

  • ゴム配合の考え方、ゴム練りのあるべき姿
  • ゴム圧延、押出、加硫が抱える課題とその改善策
  • ニーズに応えるためのゴム材料づくりの手法
  • ゴム材料・加工におけるトラブル原因の理解とその対策
  • 加工機の種類・特徴・選択法
  • 混練り方法がゴム製品に与える影響

プログラム

 ゴム製品を製造する場合、工程ごとに固有の問題が数多く存在している。中でもゴムの加工に関する問題は生産性に直接関与するため、技術的な関心が高い。ゴムの加工性を改善するアプローチとしては、加工条件や工程の変更、あるいはゴム配合の見直しが一般的である。
 本講座では、ゴムの化学・物理特性の理解から始め、ゴム混練や圧延、押出、加硫などの加工工程が抱える課題の解決やプロセスの最適化に向けた考え方、さらには適切な加工条件を実現する手法など、配合技術、加工技術の基礎から応用、実用的な技術、トラブル対応までを具体的に解説する。

  1. ゴム材料とは?
    1. ゴム分子の構造と安定性
    2. ゴムの基本的因子と分子構造
  2. 原料ゴムに求められる特性
    1. 原料ゴムの化学的特徴
    2. 原料ゴムの特性
  3. ゴムの配合設計
    1. ゴム配合を構成する要素
    2. ゴム配合物とゴムの補強
    3. ゴム充填剤 (カーボンブラック他)
    4. ゴム架橋剤
    5. ゴム用老化防止剤
    6. その他各種配合剤の種類と特徴
      • 加硫助剤
      • 樹脂・オイルなど
  4. ゴム加工技術とトラブル対策
    1. ゴム工場加工性問題
    2. 加工性を左右するゴムの流動挙動
    3. ゴム練りの挙動
      1. 混合状態とコンパウンド特性
      2. ゴム練り状態評価と成形加工性
      3. 新しいゴム練り状態評価方法の検討
    4. ゴムの流動性と加工トラブル
      1. ゴムの流動性の特徴と加工性への影響
      2. ゴムの流動性指標と加工性との関係
      3. 流動性指標による加工性向上
        • 加工条件
        • ゴム配合への反映
      4. ポリマーにおける加工性改善事例
    5. ゴム成形工程でのトラブルと対策
      1. 押出・射出成形でのトラブルと対策
      2. 金型成形におけるトラブルと対策
      3. 離型性、金型汚染
    6. ゴム材料によるゴム加工品質の改善
  5. ニーズに応える材料づくり
    1. ニーズに応える材料づくりとは?
    2. 強いゴムをつくる方法
    3. ゴムの硬さを調整する方法
    4. ゴム材料の伸びと架橋密度の関係
    5. 耐摩耗性を向上させるには?
    6. 耐摩擦性を向上させるには?
    7. 防振性を向上させるためには?
    8. 耐候性を向上させるには?
    9. 耐疲労性を向上するには?
    10. 使用温度に対応できるゴム材料をつくる方法
  6. ゴム製品 (加硫ゴム) のトラブルと対策
    1. トラブル要因の整理
    2. トラブル解析の具体的な手法
      - 熱劣化、酸化劣化の原因究明と対策 –
    3. ゴム製品のオゾン劣化と対策
    4. ゴム製品の水劣化 (残留塩素) と対策
    5. ゴム製品の耐油性 (膨潤と劣化) と対策
    6. ブルーム、ブリード現象によるゴム製品の外観悪化と対策
    7. 接着劣化、銅害、金属害による接着性低下と対策
    8. ゴム-ブラス接着劣化と対策
    9. 金型汚染と対策

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/17 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/18 高分子絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2024/6/19 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2024/6/20 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン
2024/6/20 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/6/21 熱分析入門 オンライン
2024/6/21 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2024/6/21 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2024/6/21 アニオン重合の基礎知識と高分子の精密制御 オンライン
2024/6/21 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/24 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/25 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/27 高周波用基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化 オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術