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研究開発・技術部門が行う特許情報の効率的な検索・収集・調査の基本とノウハウ

研究開発・技術部門が行う特許情報の効率的な検索・収集・調査の基本とノウハウ

~特許検索と調査の手順とノウハウを具体的な実例を交え解説 / 他社特許情報、先行技術調査の方法 / 特許の新規性等の判断手法 / 特許分析のデータの取得と活用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、研究開発者が特許検索と調査を行う際の手順やノウハウを、具体的な実例を交えながら解説いたします。
また、代表的な無料データベースにの概要、調査実例、注意点を説明いたします。

開催日

  • 2023年6月29日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 他社特許情報の調査方法
  • 特許の先行技術調査方法
  • 特許の判断手法

プログラム

 効率的で質の高い研究開発を行うためには、まず先行する研究や発明を把握し、他社の技術動向を知り、重複した研究開発を避ける必要があります。さらに、特許出願前には自らの発明が新規性を有することを確認する必要があります。加えて、製品・サービスの製造販売前には、他社の権利を侵害しないよう、特許などの知財調査が必須になります。研究開発者、技術者が効率的な特許情報の調査手法を身に付ければ、特許調査に費やす時間を短縮でき、本来の業務に費やす時間を増加させることができます。AIを用いた特許検索システムも登場してきましたが、まだ十分な精度があるとは言えない状況です。
 このような背景から本セミナーでは、研究開発者、技術者が特許検索と調査を行う際の手順やノウハウを、具体的な実例を交えながら解説します。加えて、代表的な無料データベースについて、その概要、調査実例、注意点を説明します。本セミナーで、効率的な無駄のない特許情報調査手法を身に付け、本来の業務である研究開発、製品開発の質を高めていただきたいと願っております。

  1. 特許情報調査の目的
    1. 先行する研究の把握
    2. 他社特許の権利侵害防止
    3. 他社特許の権利化阻止
    4. 他社の研究開発動向を知る
  2. 特許検索の基礎
    1. 特許データベースと検索エンジンの違い
    2. 特許データベースの紹介
      1. J-PlatPat
      2. Espacenet
      3. WIPO PATENTSCOPE
      4. Google Patents
      5. 商用データベース
      6. AIを使った調査・分析ツール
    3. 同義語・類義語の調べ方
      1. 辞典・技術用語集
      2. シソーラス用語集
      3. 英語辞典の活用
  3. 特許分類の基礎
    1. 特許分類とは
      1. IPCとFI
      2. Fターム
      3. CPC
    2. 特許分類の調べ方
      1. J-PlatPatで調べる
      2. 分類対照ツールで調べる
      3. Esapcenetで調べる
  4. 検索式作成の実際
    1. 母集合の作成方法
    2. 検索式作成のポイント
      1. 同義語だけでなく下位語・上位語も網羅する
      2. 同じ概念は足し、異なる概念は掛ける
      3. 特許分類を使ってみる
      4. 課題や効果を基に検索する
      5. 出願人検索の注意点
      6. 外国特許調査の注意点
      7. 引用情報の活用
      8. 概念検索やAI検索のコツ
    3. 良くない検索式の例
      1. よくある間違い
      2. 掛け算は何回まで?
      3. 特許分類の選択ミス
      4. 外国特許調査におけるミス
    4. 特許リストの取得法
      1. J-PlatPatでリスト取得
      2. Espacenetでリスト取得
      3. 商用データベースでリスト取得
      4. PATENTSCOPEの分析機能
    5. 調査の実例
      1. J-PlatPatを用いた先行技術調査の実例
      2. J-PlatPatを用いた侵害予防調査の実例
      3. Espacenetを用いた先行技術調査の実例
      4. PATENTSCOPEを用いた簡易分析の実例
      5. 商用データベースを用いた実例
      6. AI検索を用いた実例
  5. 終わりに
    • 質疑応答

講師

  • 角田 朗
    株式会社 IPRC
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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