技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

LNP (脂質ナノ粒子) / 核酸DDS技術の実用化・製剤化と製造プロセス開発

LNP (脂質ナノ粒子) / 核酸DDS技術の実用化・製剤化と製造プロセス開発

~LNPの製剤設計のポイントとLNPの製造技術の動向 / RNA創薬に関する体内動態制御法~
オンライン 開催

開催日

  • 2023年2月24日(金) 13時00分 16時45分

修得知識

  • 原薬としてのmRNAの基礎的知識
  • 現在に至るまでのLNP開発の簡単な歴史
  • RNAワクチンで用いられている脂質デザインやその免疫活性化機構に関する最新の知見
  • RNA創薬に関する体内動態制御法
  • RNA創薬に関する製剤学的知識
  • LNPの製剤設計のポイント
  • LNPの製造技術の動向

プログラム

第1部「核酸・mRNAのDDS技術としてのLNP – デザインから製剤原理まで

(2023年2月24日 13:00〜14:45)

 世界初のsiRNA医薬である「オンパットロ点滴静注」や、新型コロナウイルスに対するRNAワクチン「コミナティ筋注」、「スパイクバックス」が相次いで承認されたことを皮切りに、脂質ナノ粒子 (Lipid Nano Particle: LNP) を薬物送達技術 (Drug Delivery System: DDS) として用いたmRNA創薬が加速している。
 本講座では、ワクチン (がんや感染症) や単一遺伝子疾患に対する遺伝子治療にの新規モダリティーとして開発されているLNPのデザインやその応用についての動向について概説する。

  1. 自己紹介
  2. 遺伝子・核酸創薬の概説
    1. mRNA創薬のメリット
    2. mRNAの構造と品質制御
  3. RNA送達技術としての脂質ナノ粒子 (LNP) のデザイン
    1. LNP技術の変遷
    2. LNPの体内動態
  4. RNAワクチン
    1. 新型コロナウイルスワクチンで使われている技術
    2. RNAワクチン製剤の免疫活性化機構
  5. これからのRNA創薬
    1. 細胞/臓器標的化技術
    2. 免疫寛容制御技術等への応用
  6. LNPの調製原理
    1. LNPの製造原理:アルコール希釈法について
    2. LNPの製剤化技術
    3. RNA製剤の構造と安定性
    4. 新規処方の紹介
    • 質疑応答

第2部「LNPの処方設計と製造プロセス開発」

(2023年2月24日 15:00〜16:45)

 mRNAワクチンの開発を機にmRNA医薬の開発が増加している。その成功を担う一つの要素がLNPである。LNPはpH応答性のカチオン脂質を含む複数の脂質から構成されるナノ粒子であり、製剤設計や製造プロセス設計には特有の技術やノウハウが必要となる。
 本セミナーではこれらのポイントについて解説する。

  1. 脂質ナノ粒子 (LNP) の概要と動向
  2. LNPの製剤設計
  3. LNPの品質管理
  4. LNPの製造プロセス
  5. LNPを製造するCDMO
  6. 課題と今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 秋田 英万
    東北大学 大学院 薬学研究科
    教授
  • 辻畑 茂朝
    富士フイルム株式会社 バイオサイエンス&エンジニアリング研究所
    主席研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/27 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/2/27 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2025/2/27 初心者のための原薬GMP入門 オンライン
2025/2/27 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/2/27 バイオ医薬品/抗体医薬品の精製技術と品質分析 オンライン
2025/2/27 医薬品CMC・製造におけるAI・機械学習・データ活用の課題と導入のポイント オンライン
2025/2/27 CMCレギュレーション・CTD/DMF作成入門コース オンライン
2025/2/27 バイオ医薬品の凝集体分析と安定化戦略 オンライン
2025/2/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/2/27 申請をふまえCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/2/28 医薬品マーケティング・市場予測 オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/2/28 国外規制をふまえたE&L (Extractables&Leachables) 評価基準の考え方と分析・評価方法 オンライン

関連する出版物