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超撥水/油・超親水・高滑液性表面創製技術の基礎と最前線

超撥水/油・超親水・高滑液性表面創製技術の基礎と最前線

~正しいぬれ評価法と、国内外の最新研究開発動向、実用的な表面処理技術の最先端~

開催日

  • 2023年1月23日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ぬれ性制御に関連する技術者
    • 表面処理
    • 撥水・親水
    • 化学
    • 材料
    • 機械潤滑
    • 半導体製造プロセス
    • 培養培地・細胞・細菌・微生物の付着制御 など
  • 超撥水の応用分野に関連する技術者
    • ディスプレイ
    • 電極材料
    • 太陽電池
    • 燃料電池
    • 衣料品・繊維
    • ガラス など
  • 超親水の応用分野に関連する技術者
    • ナノエレクトロニクス
    • 医療材料
    • プリント基板
    • LCD
    • 熱交換器
    • 燃料電池
    • 衣料品 など
  • 超親水・超撥水を製品開発に応用したい方
    • 防汚
    • 防雪
    • 防氷
    • 防曇
    • セルフクリーニング など

修得知識

  • ぬれに関する基礎的な知識と理論
  • ぬれ (静的/動的) 評価技術の正しい知識
  • 実用的な表面処理技術 (撥水/撥油,親水,高滑液)
  • 国内外の最新の研究開発動向

プログラム

 本セミナーでは、固体表面における“ぬれ”の正しい評価方法と制御技術についての基礎〜応用知識の修得を目指す。最新の超撥水/撥油、超親水、高滑液性表面処理技術について、国内外の最新の研究開発動向を紹介するとともに、演者らが取り組んでいる実用的な表面処理技術について、その設計指針と得られる機能について実例 (単分子膜、ゲル、ポリマーブラシ、ハイブリッド皮膜等) を挙げながら分かりやすく詳細に解説する。

  1. ぬれの基礎
    1. Youngの式
    2. 表面張力の定義
    3. 表面自由エネルギーとは?
    4. Cassieの式 (凹凸表面におけるぬれ)
    5. Wenzelの式 (複合表面におけるぬれ)
    6. CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
    7. 既存理論を否定する研究事例
    8. 3相接触線の重要性
    9. これまでのぬれ性評価法とその問題点
    10. 静的接触角とぬれ性との関係
  2. 動的ぬれ性の考え方と測定・制御方法
    1. 動的ぬれ性とは?
    2. 動的ぬれ性制御の重要性
    3. 動的接触角
    4. 動的接触角の測定方法
      1. Wilhelmy法とその特徴
      2. 転落法とその特徴
      3. 拡張収縮法とその特徴
    5. 接触角ヒステリシスの定義
    6. 自然界における高/低接触角ヒステリシス表面
    7. 接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
    8. 接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
    9. 接触角ヒステリシスと滑落性の関係
    10. 低接触角ヒステリシス表面の応用事例
  3. (超) 撥水/撥油処理の国内外の最新研究開発動向
    1. バイオミメティクス (生物模倣技術)
    2. (超) 撥水/撥油性を得るための指針
    3. これまでの (超) 撥水/撥油性表面の問題点・課題
    4. 最近の (超) 撥水/撥油性の定義
    5. (超) 撥水/撥油処理の最新研究開発動向
  4. 滑液性に優れた機能表面
    1. 自己組織化単分子膜の成膜方法とその特徴
    2. ポリマー皮膜/ポリマーブラシの成膜方法とその特徴
    3. 有機 – 無機ハイブリッド皮膜の成膜方法とその特徴
    4. 離しょうゲルの成膜方法とその特徴
  5. (超) 親水処理の最新研究開発動向
    1. (超) 親水性を得るための指針
    2. これまでの (超) 親水性表面の問題点
    3. (超) 親水性処理の最新研究開発動向
    4. 防曇処理への応用
      1. 曇りのメカニズムとぬれ性制御の重要性
      2. これまでの防曇処理の研究事例
      3. 防曇処理の最新研究開発動向
      4. 魚類体表を模倣した多機能透明防曇皮膜
  6. 現状の課題と最近のトピックス
    1. 親水性と滑水性を兼ね備えた透明皮膜の開発
    2. ポリマーブラシの大面積合成技術の開発
    3. 傷が自己修復する超撥水性材料の開発
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 穂積 篤
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門 光熱制御材料研究グループ
    上級主任研究員

主催

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受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

会場受講の複数名受講割引

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  • 他の割引は併用できません。
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
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  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

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  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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