技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

xEVにおけるモータ制御技術とエネルギー回生・蓄電技術

xEVにおけるモータ制御技術とエネルギー回生・蓄電技術

~EV用モータの基礎からエネルギー回生まで~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年12月7日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • モータの種類や構造
  • エネルギー回生を可能にする駆動回路とDC/DCコンバータ回路
  • モータの制御手法
  • エネルギー回生の考え方と手法
  • エネルギー回生を効率良くする蓄電方式

プログラム

 最近の自動車は、走行環境・車内環境・操縦性を良くするために多くのモータや電子制御システムが使用され、電気の使用量は増加の一途をたどっている。
 電気自動車は、バッテリーに蓄えられたエネルギーを使用して走行するため、モータおよび駆動システムの高効率化やエネルギーの効率的な利用が求められている。
 本講座では、電気自動車に使用されるモータの種類と構造、エネルギー回生を可能にするモータ駆動回路、モータ駆動回路への供給電圧を高電圧化し、回生したエネルギーをバッテーに蓄電するための双方向型の昇圧降圧コンバータの回路構成、エネルギー回生を実現しやすい制御手法について解説する。その後で、車両の持つ運動エネルギー、エネルギー回生の基本的な考え方、何をすればエネルギー回生が実施できるかなどついて解説し、具体的な制御手法を解説する。最後にエネルギー回生の効率を高める蓄電技術についても解説する。

  1. EVで使用されるモータの種類と特性
    1. モータの種類と構造
    2. モータの構造とトルク発生原理
    3. 永久磁石同期モータ (SPMSMとIPMSM)
    4. 磁石の形状と配置
    5. 巻線方式と結線方式
    6. 結線の違いによる駆動効率の違い
    7. モータの起電力波形と巻線電流
  2. 駆動回路
    1. ブラシ付DCモータ駆動回路
    2. エネルギー回生が可能なブラシ付DCモータ駆動回路
    3. 永久磁石同期モータ駆動用3相インバータ回路
    4. PWM制御と巻線電流
    5. 直流供給電圧を変えず実効値電圧を上昇
  3. 昇圧・降圧DC/DCコンバータ
    1. なぜモータ駆動回路にコンバータが使われるか
    2. 降圧型と昇圧型コンバータ
    3. 絶縁型と非絶縁型コンバータ
    4. 単方向コンバータと双方向コンバータ
    5. 多相方式DC – DCコンバータ
    6. 絶縁型双方向昇圧・降圧コンバータ
    7. エネルギー回生と電気自動車駆動システム
  4. モータ制御手法
    1. 電力とトルクの関係
    2. 電圧制御と電流制御
    3. エネルギー回生を実現する速度制御
    4. 永久磁石同期モータのスカラー制御
    5. 永久磁石同期モータのベクトル制御
    6. 回生したエネルギーで回路を破壊させないために
  5. 車両の持つ運動エネルギー
    1. 回転体の運動エネルギー
    2. 車両の運動エネルギー
    3. 車両の質量を慣性モーメントに変換
  6. エネルギー回生
    1. 車両の運動エネルギーはすべて回収できるか
    2. エネルギー回生の基本的な考え方
    3. 機械エネルギーを電気エネルギーに変える
    4. 速度制御によってエネルギー回生が起きる
    5. ブラシ付DCモータのエネルギー回生
    6. 永久磁石同期モータのエネルギー回生
  7. 回生の効率を高める蓄電技術
    1. 回生したエネルギーを蓄えるデバイス
    2. バッテリーの種類によっては,急峻な電力を受け取れない
    3. リチウムイオンキャパシタ (LiC) や電気二重層キャパシタ (EDLC) の利用
    4. バッテリーとキャパシタを併用した電源システム
    5. 高効率なエネルギー回生を実現する蓄電システム

講師

  • 高橋 久 (髙橋 久)
    電動モビリティシステム専門職大学 電気自動車システム工学部
    学部長, 教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,364円 (税別) / 51,000円 (税込)
複数名
: 23,182円 (税別) / 25,500円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、4名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、3名様受講料 + 3名様を超える人数 × 20,000円(税込)でご受講いただけます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,364円(税別) / 51,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 66,364円(税別) / 73,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 84,545円(税別) / 93,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 102,727円(税別) / 113,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,364円(税別) / 51,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,728円(税別) / 102,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 139,092円(税別) / 153,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 185,456円(税別) / 204,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 231,820円(税別) / 255,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/8 ペロブスカイト太陽電池の基礎と作製・評価方法・高性能化技術 オンライン
2024/11/14 Eモビリティ駆動モータにおける巻線・絶縁技術と絶縁評価試験方法 オンライン
2024/11/15 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) オンライン
2024/11/15 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場 オンライン
2024/11/22 アナログ回路設計技術の基礎と応用 オンライン
2024/11/26 モータシステムに活かすCAE解析の基礎と応用 東京都 会場・オンライン
2024/11/26 リチウムイオン電池のリサイクル・リユース技術と市場の動向 オンライン
2024/11/26 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2024/11/26 欧州のサーキュラーエコノミー政策と自動車産業 オンライン
2024/11/26 水素貯蔵・輸送材料および技術の課題・動向と水素エネルギー社会実現への展望 オンライン
2024/11/27 xEV用バスバー・接続と絶縁樹脂の技術動向 オンライン
2024/11/28 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/11/29 アキシャルギャップモータの基礎および開発事例と技術動向 東京都 会場
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/7 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2024/12/9 EVの熱マネジメントシステムと冷却・加熱技術 オンライン
2024/12/11 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/12 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/13 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/12/13 モータシステム設計に活かすCAE解析の基礎と応用 オンライン

関連する出版物