技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ブロー成形の基礎から最新動向までの理解、本質的な不良対策へ

ブロー成形の基礎から最新動向までの理解、本質的な不良対策へ

~身の回りのブロー成形品の観察から~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ブロー成形の加工原理や求められる樹脂材料の特徴、代表的な不良と対策案などブロー成形品の設計や生産に役立つ知識を解説いたします。

開催日

  • 2022年10月11日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • これからブロー成形を検討される方、基礎から振り返りたい方
  • 日々の生産課題への本質対応を考えたい方
  • 今後のブロー成形の在り方等の企画戦略担当の方
  • トヨタ式カイゼン手法に関心のある方

修得知識

  • ブロー成形の基礎
  • ブロー成形の応用部品
  • 加工原理や材料への要求といった基礎知識
  • 不良発生のメカニズムと対応案
  • トヨタ式カイゼン (慢性不良対策)
  • SDGsや環境問題、DXやIoTといったトレンド

プログラム

 ペットボトルやシャンプの容器、お菓子の袋やレジ袋など、物回りの容器や袋状包装品の大半はブロー成形で作られています。ブロー成形法は射出成形以上に一般的な加工法となっています。たった一工程で密閉性確保の容器を作ることが可能であるだけでなく、日々進化しており、このたった一工程で高機能の容器や包装が可能となっています。
 まずは、身の回りの容器類の観察からブロー成形の付加価値を理解します。同時に成形加工の原理を概観します。
 この観察をベースに樹脂や成形加工の原理原則からブロー成形法を平易に解説します。基礎的な加工原理や求められる樹脂材料の特徴、代表的な不良と対策案などブロー成形品の設計や生産に役立つ知識を学習します。日々の生産課題、さらには今後の活用戦略のヒントまでを俯瞰して講演します。
 可能な限り、お手元にブロー成形品 (PETボトルやシャンプー容器、レジ袋など) をご準備ください。セミナー中で実際に観察します。

  1. ブロー成形品の活用状況
    • 身近なモノを入り口として、どのような製品がブロー成形でつくられているかを確認します。
      1. 身の回りにあるブロー成形品
      2. 自動車部品
      3. その他
  2. プラスチックとその特性発現のメカニズム
    • ブロー成形を原理原則で理解するために、まずはプラスチックとはどのような物質であるかを理解します。
      1. プラスチックとは?
      2. 樹脂とその種類
      3. 樹脂の特徴 金属・無機物との比較で理解
  3. 成形加工法とブロー成形
    • 主な成形加工法を説明します。それらと比較することでブロー成形法の特色がよくわかります。
      1. 主な成形加工法
      2. ブロー成形の位置づけ
  4. ブロー成形の実際
    • ブロー成形の加工方法を、その歴史、加工の原理からご説明します。基礎原理を理解することで、材料や設備・型がどのような機能性質となるべきかも同時に理解できます。
      1. 歴史
      2. 加工の原理
      3. 樹脂材料への要求
      4. 成形機と金型の構造と機能
  5. ブロー成形法の種類と応用製品
    1. ダイレクト・ブロー
    2. 多層成形
    3. 多次元ブロー
    4. インジェクション・ブロー
    5. 延伸ブロー
    6. インフレーション・ブロー
  6. 不良の種類、その原因と対策
    • ブロー成形の弱点から生じる不良や工法課題の説明です。
      加工プロセスや原理の説明と結びつけることで論理的に理解が進みます。
      1. ダイスエル
      2. ダイマーク
      3. ドローダウン
      4. 未ブロー
      5. パンク
      6. 厚み偏差、形状制約
      7. 形状安定性、変形・収縮
  7. 応用: トヨタ式問題解決法による慢性不良対策例
    • ブロー成形の慢性不良をトヨタ式カイゼンで対策した事例を紹介します。
      トヨタ生産方式の概要から解説しますので、トヨタ式カイゼンの活用方法も理解できます。
      1. トヨタ生産方式の歴史と概要
      2. ブロー慢性不具合への適用事例
      3. カイゼン効果の考察:職場力・ひとづくり/原価・収益への貢献
  8. 次世代ブロー成形
    • トレンドや今後に関する情報です。持続的開発への貢献や人材の育成、企業力強化へのヒントが見つかります。
      1. 次世代型企業の例
      2. 環境対応
        • SDGs
        • カーボンニュートラル
      3. デジタル技術
        • IoT
        • AI
        • DX
      4. 最新計測技術

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 36,000円(税別) / 39,600円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー