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xEV・LIB・LIB構成部材の市場動向、今後の展望について

xEV・LIB・LIB構成部材の市場動向、今後の展望について

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池、全固体電池を始めとした次世代電池について取り上げ、国内外の技術・市場動向と今後求められる対応・戦略について解説いたします。

開催日

  • 2022年9月13日(火) 10時30分 16時00分

修得知識

  • 電池資源や製造設備の市場性
  • 電池リサイクル・リユースの動きと法規制・規格基準
  • 全固体電池の車載化への課題
  • 国内外の自動車メーカーの採用予測とその実情

プログラム

 米国ZEV規制と欧州CO2規制を始め、中国ではエコカー政策とNEV規制が2019年に発効しています。NEV規制では日本が得意としているハイブリッド車 (HEV) はクレジット対象から除外されてきまし たが19年7月に見直しをかけ、21年からHEVも優遇する方針転換を図りました。しかし、一方、欧米では35年にHEVに対する販売規制を打ち出しています。 このような状況下で、自動車業界、電池業界、部材業界は確固たる戦略が必要とされています。各業界のEVシフトに対応する積極投資もあり、22年以降を見据えてグローバル競争が激化します。 本セミナーでは、国内外における自動車業界の動向、リチウムイオン電池および関連部材の市場・技術動向、さらには各業界に求めら れる対応・戦略等について述べます。
 一方、安全性にまつわる事故はこれまでも多発し、最重要課題にもかかわらずまだ課題を残しています。安全性や信頼性はサプライチェーン上にかかわる全てのメーカーに責任が及ぶ恐れがあり、電池メーカー のみならず部材メーカーも意識しておく必要があります。ここでは、電池の安全性評価法や国連規則に対応する試験各種とともに、最近の安全性にかかわる現況について言及します。
 また 、車載電池の再利用とリサイクルは今後の循環型社会を構築する上で極めて重要なビジネスとなります。20年12月にはEU 電池規制案が公表され、かなりハードルの高い数値目標が打ち出されており、そこには解決すべき課題が山積しています。再利用の実態や元 素リサイクルに向けた各国の状況と日本の進め方を議論します。そして、トヨタを中心に全固体電池、次世代電池の研究開発も全世界 的に活発になっている中で、その期待度と課題についても触れることにします。
 まとめとして、リチウムイオン電池に関わる日本の各業界における課題を整理し、その解決策についても述べ、その中で政府と産業界が対応すべき事項について私見を述べます。

  1. 自動車電動化の法規動向と対応
    1. 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
    2. 各国の環境規制と電動化の加速
    3. 中国の電池政策~NEV規制の方針転換の影響
  2. 自動車各社の取り組みと電池戦略
    1. トヨタ自動車
    2. ホンダ
    3. 日産自動車
    4. 欧米韓自動車各社の動向
  3. LIB業界のビジネス動向と今後
    1. 各国の電池産業の現状と課題
    2. 電池業界における競争力比較
    3. 経済安全保障としての国別電池産業戦略
  4. LIB部材の変遷・市場動向
    1. 各部材ごとの課題
    2. 日系部材の急激なシェア低下の現状と背景
    3. 中国部材メーカーの躍進が及ぼすサプライチェーンの変遷
  5. LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
    1. 車載用電池の事故・リコールの歴史
    2. 国連規則と認証事業
    3. エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
    4. ECE R100 Part IIの試験項目と事例
  6. 定置型蓄電池ビジネスの現状と今後
  7. 車載電池の再利用とリサイクルとリユースの情報
    1. 再利用の事例と課題
    2. 再利用にあたっての取り組むべき事項
    3. EUリサイクル規制案
    4. 元素リサイクルの必要性と課題
    5. 国としてのリサイクル事業への支援
    6. 電池「リユース」に関する国内外の動き
  8. 次世代革新電池の研究開発状況と課題
    1. 期待される次世代電池
    2. 全固体電池の現状と課題
  9. 日本の各業界における課題と対応策
    1. 自動車業界
    2. 電池業界
    3. 部材業界
    4. 投資に対する国の直接支援の必要性
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 登
    名古屋大学 未来社会創造機構
    客員教授

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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