CES2022でスタートした次世代ディスプレイ・デバイスの最新技術動向
~QD-OLED, OLED-EX, Mini-LED, μLED, インクジェット印刷、画面下カメラ技術、QD-EL材料など広範囲に解説~
オンライン 開催
概要
本セミナーでは、サークルクロスコーポレーション/フェローアナリスト小野記久雄氏が μLED・ディスプレイ技術解析、CES2022の最新の話題までを網羅して解説いたします。
開催日
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2022年4月20日(水) 10時00分
~
17時00分
修得知識
- 最新のフラットパネルディスプレイの技術動向
- スマートフォン、IT、TVの映像機器とディスプレイ技術関連性
- 最新のフラットパネルディスプレイ用デバイスの性能比較
- 有機EL (OLED) 、量子ドット (QD) 、Mini-LED、μLED関連技術における学会、特許公報の最新情報
- ディスプレイパネルメーカの技術動向、材料動向
プログラム
CES2022のTV・モニター展示で脚光を浴びたのは、SDCの新デバイス技術QD-OLEDが、SonyのTV、Dell系列モニターとして採用、製品発表された点にある。SDCはプライベート展示でLGDのWOLEDと比較、高輝度・広色再現性の高画質性を徹底アピールした。対抗するLGEのOLED TVは、サイズバライエティーに42”、97”を加え品揃えの多さをアピールした。さらに、後押しするLGDは輝度が30%向上する“重水素”を活用するOLED-EX技術を発表した。上記に押された感があるが、TV最大販売メーカSamsungはMini-LED BL搭載やμLED搭載のTVを拡張した。Mini-LEDの採用メーカ数はSony参戦も含め倍加し、ハイエンドTVの表看板になって来た。
本セミナーでは、CES2022トッピクス紹介を皮切りに、各ディスプレイ・デバイス技術を詳細解説する。Mini-LEDは2021年発売のAppleのiPad/MacBook、μLEDはSamsungのタイルディスプレイを解説、そして学会や論文発表が行われず詳細技術不明なSDCのQD-OLEDとLGDのOLED-EX (重水素技術) は徹底したUS特許調査からその技術詳細を解き明かす。QD-OLEDではインクジェット印刷で形成するQD-CF構造や隔壁黒材料がメインとなる。さらにUS特許調査では2013年創世記から現在までのμLED進化も併せて調査、出願特許に見る構造の変化、メーカ出願傾向変化を読み解く。
中小型のフォルダブル・フレキシブルOLEDの技術進捗では、2021年秋製品で中国パネルメーカがSDCを先行したとの評判の、画面下カメラ技術を解説、さらにその後の動きを特許調査で補足する。その他、QD-EL含む有機系材料技術はIDW2021発表内容解析でその進化を紐解く。
- CES2022におけるディスプレイ搭載機器の提案とトピックス
- ディスプレイデバイスの動作原理と基本技術
- TV・モニター用途Mini-LED BL、μLED
- TV・モニター用途OLED
- スマートフォン、IT、車載、AR/VR用途OLED、μディスプレイ
- ディスプレイ・デバイス毎の市場予測と戦国絵巻
- US特許調査で紐解くQD-OLED
- SDCのCES2022に於けるQD-OLED高画質アピール内容
- フォトルミQD材料とQD-CF、QD-OLEDの開発ロードマップ
- US特許調査:QD層形成はホトからインクジェット印刷 (IJP) へ転換
- QD-CFバンク (隔壁) 材料の特許調査とその分析
- QD-OLEDの整理
- 重水素置換によるOLEDの効率向上 (OLED-EX技術の解読)
- 2021年スマートフォン用OLEDで青効率改善は始まっていた
- Simulationによるデバイス構造毎の改善効果予測 (QD-OLED効果大)
- 青発光材料 (ホスト、ドーパント) への重水素置換の内容と事例
- LGDの重水素置換のUS特許公開が2021年秋以降急増とその内容
- Mini-LED BL技術
- 高コントラスト比実現のLD駆動
- Mini-LED BL搭載iPad Pro/Macbook の構造、表示性能
- Mini-LED BL搭載Samsung TVの表示性能、改善策への課題
- μLED Displayの構造分類と事始め
- μLEDディスプレイの分類
- μLEDディスプレイの事始めとUS特許公報調査に見る経緯
- 商品化対応μLEDディスプレイ (CES2022含む)
- Samsungのタイル方式TV用μLEDディスプレイ
- ARグラス市場に挑戦するμLEDディスプレイ
- スマートフォン用OLEDの画面下カメラ配置技術
- フォルダルOLED構造の急激な進化と製造工程の増加
- 表示画面下カメラ配置技術 (UDCあるいはUPC) の課題
- SDCのカメラ配置技術のUS特許による推定
- 中国パネルメーカによる画面下カメラ技術と性能比較及び技術動向
- IDW2021に見るQD-EL、有機材料技術 (インクジェット印刷対応が相次ぐ)
- OLED発光材料
- インクジェット印刷を前提とするQD-EL (SDC vs TCL)
講師
小野 記久雄 氏
株式会社 サークルクロスコーポレーション
フェローアナリスト (Fellow Analyst)
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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