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PFOA・PFOS等を含めた「PFAS」 (有機フッ素化合物) における規制動向、その企業対応 (2022年版)

PFOA・PFOS等を含めた「PFAS」 (有機フッ素化合物) における規制動向、その企業対応 (2022年版)

~2022年の規制強化スケジュール、対象となる物質の範囲、適用除外用途の動き、代替物質開発と採用の予測、廃棄物の処理手続き、「含有していない」ことの証明法など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、欧米を中心としたPFAS規制動向について解説するとともに、なぜPFASが規制対象物質となるのか、規制の根拠となった残留性、生物蓄積性、有害性等の評価内容についても分かりやすく解説いたします。
また、PFASを含む残留性有機化合物 (POPs) の評価・規制動向についても紹介いたします。

開催日

  • 2022年4月5日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 法規制対応、化学物質管理の担当者、管理者

修得知識

  • 欧米におけるPFAS規制動向の最新情報
  • 規制根拠となった評価内容についての基礎知識
  • POPsの評価・規制動向の最新情報

プログラム

第1部 PFOA・PFOS等を含めた「PFAS」 (有機フッ素化合物) における日米欧の規制動向とその対応

(2022年4月5日 10:30〜12:30)

  1. 主な有機フッ素化合物 (PFAS) の基本情報
    1. PFASの定義
    2. PFASの主な用途等
  2. 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約 (POPs条約)
    1. POPs条約の概要
    2. POPs条約におけるPFASの動向
  3. 欧州POPs規則と欧州REACH規則におけるPFASの評価・規制動向
    1. PFOSとその塩及びPFOS関連物質
    2. PFOAとその塩及びPFOA関連物質
    3. PFHxSとその塩及び関連物質
    4. 長鎖 (C9-C14) のPFCA
    5. PFHxAとその塩及び関連物質
    6. PFBSとその塩
    7. 5ヵ国によるPFAS制限提案
    8. 泡消火剤でのPFAS使用制限提案
    9. PFOA代替品の評価・規制動向
  4. 欧州における持続可能性のための化学物質戦略
    1. 概要
    2. PFAS規制のための必須用途概念の導入
    3. PMT/vPvMクライテリア導入に向けた動き
  5. 米国におけるPFASの規制等
    1. PFASアクションプラン
    2. PFAS汚染に立ち向かうための包括的な戦略的ロードマップ
  6. 日本におけるPFASの規制動向
    1. PFOSとその塩及びPFOSF
    2. PFOAとその塩及びPFOA関連物質
  7. まとめ
    • 質疑応答

第2部 PFOS含有廃棄物の処理とPOPs系難処理物に関する取り組み

(2022年4月5日 13:15〜14:00)

 当社では産業廃棄物の焼却処理を行っており、以前からPOPs含有物の無害化試験および処理に取り組んできた。今回は、PFOS含有廃棄物について、実処理時におけるノウハウや維持管理状況などを中心に紹介する。

  1. PFOSの焼却処理までの経緯
    1. 1100°Cでの無害化実証試験
    2. 850°Cでの無害化実証試験
    3. PFOS含有廃棄物のガイドライン
  2. PFOS含有廃棄物の処理状況
    1. 受入・保管方法
    2. 処理方法 (ロータリーキルン炉)
    3. 処理方法 (キルンストーカ炉)
    4. 処理期間中の維持管理
    5. 処理実績
  3. 他のPOPs廃棄物への取り組み
    1. PFOA含有廃棄物の無害化実証試験
    2. 低濃度PCB廃棄物の処理
    3. POPs廃農薬の処理
    4. その他POPs含有廃棄物について
    • 質疑応答

第3部 PFOS及びPFOAを含む廃棄物の適正な処理について

(2022年4月5日 14:15〜15:15)

 2021年10月にPFOSとその塩が化審法の第一種特定化学物質に追加されたことを踏まえ、すでに規制されているPFOSも合わせて関連規制と社会動向を整理するとともに、こ れらを含む製品の取り扱いや廃棄処理を行う上での留意点について解説する。

  1. PFOS・PFOAとは?
    1. 特徴
    2. 主な用途
  2. PFOS・PFOAの規制状況
    1. 海外の規制動向 (POPs条約等)
    2. 国内の規制動向 (化審法等)
  3. PFOS・PFOAを含んだ製品の取扱い
    1. 使用、保管、処理の方法
    2. 使用等に関わるリスク
    3. 廃棄物処理に関わる社会動向
    4. 処理に関する技術的留意事項
  4. DOWAにおけるPFOS・PFOAを含んだ廃棄物の処理
    1. 処理施設
    2. 処理方法と能力
    3. 実績
    • 質疑応答

第4部 PFAS (PFOA・PFOS) 規制に適応するための機器分析と、そのノウハウについて

(2022年4月5日 15:30〜16:30)

 LC-MSの概論、イオン化法やデータの取り込み、及び移動相調製の仕方等の基礎から、 PFAS分析の方法や注意点ついて解説する。

  1. LC-MS (/MS) 基礎概論
    1. 液体クロマトグラフィーと質量分析計
    2. 検出におけるイオン化法について
    3. データ取得方法と選択性について
  2. PFAS分析
    1. PFAS分析における前処理法
    2. 分析事例
    3. 分析における重要なポイント (ブランク対策法)
    • 質疑応答

講師

  • 関沢 舞
    一般財団法人 化学物質評価研究機構 (CERI) 化学物質安全センター 営業企画部
  • 大岡 幸裕
    株式会社クレハ環境 ウェステック事業部
    執行役員 副事業部長
  • 山野 賢一
    DOWAエコシステム株式会社 環境ソリューション室
    次長
  • 佐藤 省吾
    DOWAエコシステム株式会社 ウェステック事業部 事業開発部門
    副部長
  • 岩田 敏明
    日本ウォーターズ株式会社 アプリケーションラボ
    シニアアプリケーションケミスト

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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本セミナーは終了いたしました。

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