技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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アーカイブ配信で受講をご希望の場合は、2022年3月3日から配信開始予定 (視聴期間:配信から10営業日後まで)
本セミナーでは、電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車など次世代自動車の世界的な市場動向や各国の関連政策動向と車載用途も増え、更なる供給の逼迫が予想されるリチウムイオン電池原料 (リチウム、コバルト) の開発状況、価格動向について解説いたします。
2021年秋に英国グラスゴーにおいてCOP26 (第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議) が開催され、世界は、脱炭素への動きを強めている。新型コロナウイルス感染拡大を経て、低炭素社会構築を起爆剤として、世界経済再生をはかる、グリーン・リカバリーを目指し、世界的に、燃料電池が見直されるようになってきている。水素・燃料電池戦略協議会が、ロード・マップを策定し、定置型燃料電池、燃料電池車の普及、水素供給システムの確立、水素発電等の目標を掲げている。日本では、世界でいち早く量産化された家庭用燃料電池 (エネファーム) は、2021年8月には販売累計が40万台を突破し、2030年までに530万台に拡大するという意欲的な目標が出されている。
米国カリフォルニア州、中国をはじめとして、世界的に、ZEV (炭酸ガス排出ゼロ車) の拡大が求められる中において、燃料電池車は、水以外の汚染物質を一切出さないといった特徴を持つことから注目を集めている。2020年以降に、日本が世界に先駆けて、安価な燃料電池車の普及を計画し、2025年には世界で180万台、日本で20万台とし、日本国内においては、2030年に80万台、2040年に300万台~600万台、航続距離1,000キロメートルという具体的な目標を設定している。世界の水素ステーションは3,100ヵ所に達すると見込まれる。今後2030年に向けて、燃料電池を利用した輸送用機械を世界合計1,000万台とする目標を設定し、燃料電池による次世代自動車用燃料として、水素、天然ガス、低品位炭の利用が大幅に増加することが見込まれる。新型コロナウイルス対策として、中国、ドイツ、韓国は、水素社会を国家戦略に位置づけている。2030年には国内の水素市場は1兆円、2050年には、水素ステーション、燃料電池車、水素発電所をはじめとした水素インフラストラクチャー市場は、日本で8兆円、世界で160兆円、関連市場も含めると280兆円規模という大きなビジネス・チャンスが期待されている。
それらと同時に、アンモニアも、脱炭素エネルギーの切り札として、注目されている。2021年10月22日に閣議決定された、エネルギー基本計画において、電源構成の1%に、炭酸ガスを排出しないアンモニアと水素を利用することを明記した。アンモニアは、水素とともに、石炭火力発電、天然ガス火力発電の燃料に混ぜて、炭酸ガス排出削減を実現し、船舶燃料としての利用も考えられ、化学製品生産の有力なエネルギーとなることが期待されている。
2050年には、世界のエネルギー需要の24%は、水素エネルギーが占めるという予測も行われている。家庭用燃料電池、燃料電池車、燃料電池トラック、燃料電池バス、水素ステーション、水素発電、水素エンジン、アンモニア船舶をはじめとした水素とアンモニアを取り巻く最新動向と、コロナ後を見据えた経済再生策と気候変動対策にかかわる事業のビジネス・チャンスとリスクについて資源エネルギーの第一人者が詳しく解説する。
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開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2022/5/26 | リチウム空気二次電池の開発動向最前線 | オンライン | |
2022/5/27 | 微生物燃料電池の基礎と応用および電気化学活性菌利用の最新動向 | オンライン | |
2022/5/31 | 全固体電池の基礎と実用化に向けた最新技術・研究動向 | オンライン | |
2022/6/2 | インピーダンス法の基礎とリチウムイオン電池の評価方法 | オンライン | |
2022/6/7 | ギ酸の合成技術と水素・エネルギーキャリアの可能性 | オンライン | |
2022/6/9 | 燃料電池用触媒の非白金化、低白金化技術 | オンライン | |
2022/6/16 | 固体イオニクス入門 | オンライン | |
2022/6/17 | 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 | オンライン | |
2022/6/17 | 燃料電池技術 パワエレ技術者のための燃料電池講座 | オンライン | |
2022/6/20 | 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価 | オンライン | |
2022/6/21 | バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 | オンライン | |
2022/6/22 | 電気化学の基礎から学ぶ燃料電池と水電解技術の基本速習セミナー | オンライン | |
2022/6/22 | 政治経済課題としての車載電池とリユース・リサイクルの展望 | オンライン | |
2022/6/24 | 水素キャリアおよび脱炭素燃料としてのアンモニア | オンライン | |
2022/6/27 | 微生物を用いた発電、水素生産、有用物質生産 | オンライン | |
2022/7/6 | 水素エネルギーの最新動向と有機ハイドライドを用いた水素貯蔵・運搬システムの最前線 | オンライン | |
2022/7/28 | 水素貯蔵材料の基礎と今後の展望 | オンライン | |
2022/7/29 | バッテリマネジメントとセルバランス技術 | オンライン | |
2022/8/24 | 鉛蓄電池の劣化メカニズムとバッテリマネジメント | オンライン |
発行年月 | |
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2022/2/18 | 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2022/1/20 | 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証 |
2021/12/10 | 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望 |
2021/11/19 | 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート |
2021/11/12 | 2022年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望 |
2021/8/20 | 2021年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
2021/7/16 | 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2021/6/28 | AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向 |
2021/4/30 | 世界の燃料電池・水素産業 最新業界レポート |
2021/4/26 | 全固体リチウムイオン電池の実用化と新たな材料市場 (書籍版 + CD版) |
2021/4/26 | 全固体リチウムイオン電池の実用化と新たな材料市場 |
2021/4/16 | 2021年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望 |
2021/3/19 | 2021年版 モビリティ市場・技術の実態と将来展望 |
2021/2/19 | 2021年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2020/12/11 | 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望 |
2020/11/13 | 2021年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望 |
2020/8/21 | 2020年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
2020/5/22 | 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2020/3/19 | 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション |
2019/12/13 | 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望 |