技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車の電動化と車載電池の再利用および課題

自動車の電動化と車載電池の再利用および課題

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、国内外におけるリチウムイオン電池及び関連部材の市場・技術動向、電動化を加速させている自動車業界の動向、および各業界に今後求められる対応・戦略等について解説いたします。

開催日

  • 2021年12月27日(月) 14時00分 15時30分

受講対象者

  • 自動車業界、電池業界、部材業界の経営層、エンジニア、研究、営業・マーケティング部門

修得知識

  • 自動車業界・電池業界・部材業界のビジネス動向と技術開発、各業界間競争力、サプライチェーン
  • 各業界の戦略や展望
  • 電池の再利用とリサイクル技術
  • リサイクルビジネス、次世代革新電池の現状と期待度

プログラム

 モバイル用から車載用、定置用を含めてリチウムイオン電池のビジネスは活発であり、技術開発においても激しい競争が推進されている。特に車載用では、米国ZEV規制と欧州CO2規制を始め、中国ではエコカー政策とNEV規制が2019年に発効している。NEV規制では日本が得意としているハイブリッド車はクレジット対象から除外されてきたが、2019年7月に見直しをかけ、21年からハイブリッド車も優遇する方針転換を図った。このような状況下で、自動車業界、電池業界、部材業界はしたたかな戦略が必要とされている。各業界のEVシフトに対応する積極投資もあり、21年以降を見据えてグローバル競争が激化する。
 本セミナーでは、国内外におけるリチウムイオン電池及び関連部材の市場・技術動向、電動化を加速させている自動車業界の動向、および各業界に今後求められる対応・戦略等について述べる。一方、安全性にまつわる事故はこれまでも多発し、最重要課題にもかかわらずまだ課題を残す。そして、車載電池の再利用とリサイクルは今後の循環型社会を構築する上で極めて重要なビジネスとなる。しかしそこには解決すべき課題も山積する。再利用の実態や元素リサイクルに向けた各国の状況と日本の進め方を議論する。トヨタを中心に全固体電池の研究開発も全世界的に活発になっている中で、期待度と課題についても触れる。

  1. 電動化の法規動向と対応
    1. 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
    2. 各国の環境規制と電動化の加速
  2. 自動車各社の取り組みと電池戦略
    1. トヨタ自動車
    2. ホンダ
    3. 日産自動車
    4. 欧米韓自動車各社の動向
  3. LIB業界と部材業界のビジネス動向と今後
    1. 各国の電池産業の現状と課題
    2. 電池業界における競争力比較
    3. LIB部材の変遷・市場動向
    4. 各部材ごとの課題
  4. LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
    1. 車載用電池の事故・リコールの歴史
    2. 国連規則と認証事業
    3. エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
    4. ECE R100 PartIIの試験項目と事例
  5. 車載電池の再利用とリサイクル
    1. 再利用の事例と課題
    2. 再利用にあたっての取り組むべき事項
    3. 再利用におけるリスク分析
    4. リサイクルビジネスの現状
    5. 元素リサイクルの必要性と課題
    6. 国としてのリサイクル事業への支援
  6. 次世代革新電池の研究開発状況と課題
    1. 期待される次世代電池
    2. 全固体電池の現状と課題
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 登
    名古屋大学 未来社会創造機構
    客員教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)
複数名
: 9,000円 (税別) / 9,900円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 9,000円(税別) / 9,900円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 18,000円(税別) / 19,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 18,000円(税別) / 19,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 27,000円(税別) / 29,700円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/4 リチウムイオン電池・全固体電池電極の新しい製造プロセス オンライン
2024/4/5 リチウムイオン二次電池における電極界面の設計・評価と特性改善 オンライン
2024/4/9 EVにおける車載機器の熱対策 オンライン
2024/4/10 リチウムイオン電池のリユース & リサイクルにおける諸規制 オンライン
2024/4/10 分散型電源システムの最新動向と事業展開 オンライン
2024/4/11 リチウム二次電池の循環使用 オンライン
2024/4/12 EVにおける超急速充電の課題と対応 オンライン
2024/4/15 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/16 2024年の蓄電池市場・政策動向とビジネスチャンスの掴み方 東京都 会場・オンライン
2024/4/16 アニオン交換膜 (AEM) 型水電解技術の展望と材料設計 オンライン
2024/4/16 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2024/4/17 「バイポーラ (対局) 構造型電池」および「三次元構造型電池」の設計開発、今後の展望 オンライン
2024/4/18 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2024/4/19 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/4/19 リチウムイオン電池のドライ電極の技術動向とプロセスの検討 オンライン
2024/4/23 自動運転車の商業化への道筋 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 電気自動車用インバータの現状・課題とパワーモジュールの高出力密度化・高耐熱化・高耐圧化 オンライン
2024/4/24 HEV/EVにおけるバッテリー/エネルギー・マネジメント技術と劣化解析シミュレーション演習 オンライン
2024/4/24 リチウムイオン電池のウェットプロセスとドライプロセス オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/19 世界の充電インフラ 最新業界レポート
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)