技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

品質工学による開発実務効率化

品質工学による開発実務効率化

~ロバスト設計 (パラメータ設計) を中心に"使える"品質工学の知識・ノウハウを学ぶ~
オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、ロバスト設計 (パラメータ設計) を中心に品質工学の知識・ノウハウについて解説いたします。
まず、ロバストな技術開発や製品設計を実現するために知っておきたい基礎知識から解説し、ロバスト設計を中心に品質工学の基本概念、方法論、実務への適用方法を解説いたします。

開催日

  • 2021年8月31日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 実験計画法の基礎
  • 品質工学の狙いと他の手法との違い
  • 品質工学の基礎知識
    • 機能性評価やSN比の意味
    • 直交表の使い方
    • 用語の理解など
  • ロバスト設計の基本的な進め方
  • 品質工学が開発効率化につながる理由

プログラム

 製品開発中に品質上のトラブルが発生したり、量産後に市場問題が起こると、その対策に多くの時間やコストが費やされ、企業の業績にも影響します。個別の防止策は部分的なものになり、未知の問題には対応しきれません。技術やシステムが新しくなると次々に新たな問題が発生し、対策のための作業量が増大していきます。個々の問題対策の前に、開発・設計段階で製品というシステムをトラブルが起こりにくい頑健な (ロバストな) 体質にすることが重要です。品質工学を導入し、ロバスト設計 (パラメータ設計) を実践することによりこれを実現し、問題対策の作業量を削減することができます。長期的には、魅力ある製品を低価格でタイムリーに市場に提供できる企業体質に変革させることにつながります。
 本講座では学問体系としての品質工学ではなく、開発実務で役立つ品質工学を習得していただくことを目的にしています。そのため、関係が深い実験計画法と対比しながら、ロバスト設計を中心とする品質工学の基本概念、方法論、実務への適用方法を解説します。

  1. はじめに ~本講座の狙いと概要~
  2. 実験計画法について
    1. 多因子実験の効率化
    2. 直交表とは
    3. 解析の基本
    4. 主効果と交互作用
    5. 活用場面
  3. 製品開発におけるロバスト性
    1. システムと機能
    2. ロバスト性という概念
    3. ロバスト設計とは
  4. 実験計画法から品質工学へ
    1. 品質工学の概要
    2. 実験計画法と品質工学の違い
    3. 統計的手法からの脱却
    4. 狙いはフロントローディング開発
  5. 品質工学における因子の分類
    1. システムを構成する因子
    2. システムの外部の因子
  6. ロバスト性の評価
    1. SN比と感度
    2. 静特性
      • 望目特性
      • ゼロ望目特性
      • 望小特性
      • 望大特性
    3. 動特性
      • ゼロ点比例式
      • 標準SN比
    4. 機能性評価について
  7. ロバスト設計の実施手順 (1)
    1. 対象とするシステムは何か
    2. システムの機能の検討
    3. 評価特性の決定
  8. ロバスト設計の実施手順 (2)
    1. 誤差因子の設定
    2. 制御因子の選定
    3. 実験の割り付け
  9. ロバスト設計の実施手順 (3)
    1. 実験の実施
    2. データ解析
    3. 最適条件と比較条件の選定
    4. 推定、チューニング、確認実験
    5. 結果の考察と結論
  10. 補足事項
  11. 事例紹介
  12. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/23 技術・製品開発4大課題を解消するロバスト最適化開発法実践入門 オンライン
2024/4/25 機械に必要な動力伝達軸と軸継ぎ手の設計計算と作図の演習から設計製図の勘所を学ぶ 東京都 会場・オンライン
2024/4/26 Creo Parametric 3DA オンライン
2024/4/26 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2024/5/6 統計学の基礎から学ぶ実験計画法 (2日間) オンライン
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/9 実験計画法における解析のコツとデータのまとめ方 東京都 会場
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 生産現場も喜ぶ組立知識と設計見積り力を学ぶ オンライン
2024/5/22 機械設計の基礎知識と応用技術 オンライン
2024/5/22 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/23 経済性を考慮した「開発時の安全係数」と「量産展開時の規格値」の論理的決定法 オンライン
2024/5/24 トヨタ流 検図 必要な図面のみを検図する具体的ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/24 技術者・研究者が基礎から学ぶ実験計画法 オンライン
2024/5/24 マテリアルインフォマティクスの材料開発への適用と活用事例 オンライン
2024/5/27 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/5/29 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 品質工学の考え方とパラメータ設計・実務への活用 オンライン