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研究者・技術者へのテレワーク推進とセキュリティ対策の仕方

研究者・技術者へのテレワーク推進とセキュリティ対策の仕方

オンライン 開催

開催日

  • 2021年6月30日(水) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部. テレワーク下における研究開発業務の進捗管理のポイント

(2021年6月30日 10:30〜12:00)

 感染対策を契機として働き方改革として進められてきたテレワーク化が急加速し、テレワーク下での業務管理の課題が一気に吹き出してきている。元々、業務の個人化が起きやすく、ブラックボックス化しやすい研究開発業務では、テレワーク化がチーム力の低下を招き、進捗管理の難しさで頭を悩ませる人が増えている。今後もテレワーク化が進み、テレワークが当たり前となる働き方となる中で、テレワークを負の環境ととらえた対策は、組織の競争の低下を招く。テレワークの特性を活かし、テレワークによって競争力を高めるための業務品質と生産性を高める進捗管理のポイントを紹介する。

  1. テレワークを含めた働き方を取り巻く環境と問題点
    1. テレワークで仕事の属人化・個人管理化が加速
    2. 個人管理で技能伝承・教育が進まない→人が育たない・組織力の低下
    3. 個人管理化で標準化が進まずチーム生産性低下・残業のみえない化が進む
  2. テレワークを前提とした研究開発業務の進捗管理の問題点
    1. チーム力の低下を招く問題
    2. 進捗を見えなくする問題
    3. 完成度を評価しない問題
  3. テレワーク下で進捗管理力高めるためのポイント
    1. テレワークという制約を逆手にとって管理力を高める発想
    2. タスクを洗い出すだけで進捗管理レベルを高める方法
    3. 時間をモノサシとした進捗管理から卒業する
    4. 進捗のリアルタイム見える化で進捗会議をやめる
    5. 異常を見える化して正常に戻す
    • 質疑応答

第2部. リモートワークでのオンラインコミュニケーションにおける問題と対策

(2021年6月30日 13:00〜14:30)

 コロナ禍によって急速に進んだリモートワークですが、オフィスで対面で働いていた時と変わらずできることと、少し工夫をしなければならないところが徐々に見えてきました。特にオンラインコミュニケーションの特徴から、仕事の進め方、人材育成、メンタルヘルス、退職予防などに対して新たな対策が必要となってきています。本セミナーでは現状を踏まえて、これらの対策を概欄したいと思います。

  1. オンラインコミュニケーションの特徴
    1. 非言語情報が減少する
    2. 理屈は伝わるが感情は伝わりにくい
    3. アイデア出しは得意だが、議論には不向き
    4. 会話はしにくく、プレゼンにシフトすべき
    5. 仕事がオンライン化することで起こる問題
  2. プロジェクトマネジメントへの影響
    1. タスクの明確な言語化が重要に
    2. 改めて見直されている日報
    3. 進捗管理はできそうだが、モチベーション管理は大丈夫か
    4. 仕事の「意味づけ力」が必要
  3. 人材育成への影響
    1. 人は仕事を通じて育つ
    2. 盗んで覚える (行動観察) に変わるもの
    3. 暗黙知の形式化 (言語化) 能力が問われる
    4. スキルだけでなく、スタンスをいかに教えるか
  4. メンタルヘルスへの影響
    1. リモートワークに向いている人、向いていない人
    2. インフォーマルネットワークの形成
    3. メンタリングや1on1ミーティングを構造化して行う
    4. 雑談や冗長なコミュニケーションは重要か
  5. 定着 (退職予防) への影響
    1. 人はなぜ会社を辞めるのか
    2. リアリティショックを防ぐために
    3. まず人間関係の構築、次に仕事能力の向上
    4. 最初の90日間が重要
    5. 上司や同僚との相性を考える
    6. 相互理解が心的問題を解決する
  6. 創造性への影響
    1. 知識創造プロセス
    2. 暗黙知の共有化が最難関
    3. プロセスごとに最適チャネルでコミュニケーションする
    4. コミュニケーションが民主化することのメリット・デメリット
    • 質疑応答

第3部. テレワーク推進下の研究開発関係者が留意すべきセキュリティのポイント

(2021年6月30日 14:45〜16:15)

 コロナ禍においてテレワークが世界で進み、オンライン会議ツールの多用を含め、IT環境が大きく変化した。それにもかかわらず、社員がテレワークでITシステムを安心安全に使うためのサイバーセキュリティ研修を行った組織は、世界でわずか42.8%しかない。脆弱なセキュリティの隙をつき、身代金要求型ウイルス攻撃による業務妨害や、知的財産を狙ったサイバースパイ活動が増えている。また、解雇や給与減に不満を抱き、内部犯行の脅威も高まっている。研究開発関係者を狙ったサイバー攻撃と内部犯行の実態、そして取るべきサイバーセキュリティ対策について概観する。

  1. 「サイバー」とは何か
  2. 最近のサイバー攻撃の特徴
  3. 「身代金要求型ウイルス」とは
  4. サイバースパイ活動
  5. 内部犯行の傾向
  6. 今後の対策
    • 質疑応答

講師

  • 松井 順一
    コンサルソーシング株式会社
    代表取締役 エグゼクティブコンサルタント
  • 曽和 利光
    株式会社 人材研究所
    代表取締役社長
  • 松原 実穂子
    日本電信電話 株式会社
    チーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

主催

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: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
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日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

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