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乳化 (エマルション) のメカニズム、乳化剤の種類と選定、安定化、その評価

Zoomを使ったライブ配信セミナー

乳化 (エマルション) のメカニズム、乳化剤の種類と選定、安定化、その評価

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、コロイド界面化学の基礎から解説し、乳化の安定化を維持するためのコツ、乳化に関する装置選定やスケールアップのポイント、ナノエマルションの化粧品・香粧品、環境浄化、次世代コーティングなどへの応用について詳解いたします。

開催日

  • 2021年2月10日(水) 10時15分 16時45分

受講対象者

  • 乳化、エマルションに関連する技術者、開発者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • 製剤
    • 食品
    • 接着剤
    • 乳化剤・界面活性剤 など
  • 乳化、エマルションで課題を抱えている方

修得知識

  • 乳化剤・エマルションの基礎
  • エマルションの設計
  • 乳化剤の選定ポイント
  • エマルションの安定性と評価方法
  • エマルションの安定性向上のポイント

プログラム

第1部 乳化・エマルションの概要、メカニズム

(2021年2月10日 10:15〜12:00)

 多くの身の回りの製品はその用途と目的に適った剤型に設計されています。その中で、エマルション製剤は多くの製品に利用されていますが、安定性のような悩ましいトラブルにしばしば直面します。
 本講座では、エマルションのような液-液分散系のトラブル解決を前提に、乳化の基本的な原理とその構成物質について解説し、具体的な製剤化技術や安定性評価法などのコツやヒントを視覚的に説明します。一つ一つの分野を深く掘り下げるものではなく、できる限り多くのキーワードを概説し、乳化を学んだことがない初学者の方が専門書を自身で読み解けるように、乳化や乳化剤、エマルションについて、わかりやすい解説を試みます。

  1. 乳化のためのコロイド界面化学
    1. エマルション
    2. 乳化系と可溶化系の違い
    3. エマルションの種類
    4. コロイド分散系と熱力学
    5. コロイド分散系を構成する物質
    6. 乳化剤 (界面活性剤) の種類と役割
  2. 乳化理論とエマルションの調製技術
    1. エマルションの安定性と不安定化機構
    2. エマルションを安定化するための基本原理
    3. 機械力による安定化技術
    4. 乳化剤の性質を活かした安定化技術
    5. 乳化剤の選択 (HLB)
    6. 界面制御を利用した最新の乳化技術
    • 質疑応答

第2部 乳化剤の種類と選び方と、乳化プロセスの安定化と スケールアップ、トラブル対策

(2021年2月10日 12:45〜14:30)

  1. 乳化剤の種類と特徴
    1. 親水性乳化剤の種類と性質
    2. 両親媒性物質の種類と性質
    3. ハイドロトロープの活用
  2. 微細なエマルション作成法
    1. 一般的な高温転相乳化法
    2. 油相を水相に添加する乳化法
    3. 一般的なW/O乳化法
    4. 機械力で乳化する方法
    5. 液晶乳化法
    6. 非水・D相乳化法
    7. 両親媒性物質を活用した乳化法
    8. 高分子を活用したエマルション
  3. エマルションの安定化剤、スケールアップ法
    • 質疑応答

第3部 乳化・エマルションの状態解析および相図の読み方/描き方、および実用系への応用

(2021年2月10日 14:45〜16:45)

 自動車用制御基板 (ECU) の小型化及び高性能化を実現するためにエポキシ樹脂成形材料による 一括封止技術が注目されている。この一括封止技術に対応できるエポキシ樹脂成形材料の 開発状況について報告する。

  1. 乳化状態解析と相図の基礎
    1. 乳化、可溶化、マイクロエマルション、ナノエマルションとは
    2. 界面活性剤が作る会合体
    3. 相図の読み方、描き方と界面活性剤選択および乳化への応用
      1. 三角座標の読み方、相図作成法と乳化系での使い方
      2. 最適乳化条件、可溶化条件を知る方法
  2. エマルション調製・安定化・特性制御の技術
    1. 微細なエマルションをするための根本原理
    2. 液晶、D相を用いた微細エマルション調製
    3. マイクロエマルションからのナノエマルション生成と安定化
  3. 実用系で生きる最新乳化・可溶化技術と開発事例
    1. αゲルの生成、安定化と高保湿エマルション
    2. 自己乳化製剤 (クレンジング) への液晶、両連続マイクロエマルションの応用
    3. 持続性と使用感を両立させたエマルション
      • 高内相W/O製剤
      • ピッカリングエマルション 他
    • 質疑応答

講師

  • 山下 裕司
    千葉科学大学 薬学部 生命薬科学科
    准教授
  • 田端 勇仁
    株式会社アールアンドディーエム
    代表取締役
  • 鈴木 敏幸
    ニッコールグループ 株式会社 コスモステクニカルセンター
    執行役員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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本セミナーは終了いたしました。

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