技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方

Zoomを使ったライブ配信セミナー

アクリレートモノマー・オリゴマーの種類、特徴、重合と新しい分子設計の考え方

~構造、官能基⇔ポリマー物性の関係 / リビング重合の原理・種類・最新事例 / キャプトデイティブ効果~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、アクリレートモノマー・オリゴマーの基礎から解説し、用途・目的に応じた選び方・組み合わせ方・配合法のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2021年1月20日(水) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • アクリレートモノマー・オリゴマーに関連する技術者、開発者、研究者

修得知識

  • アクリレートモノマー・オリゴマーの合成と重合の基礎
  • 高性能・高機能化のため の考え方と手法
  • 最近の分子量・立体構造のコントロール法
  • 実際に直面する課題の問題点の発見とその克服

プログラム

 日々進歩するアクリレートの合成と重合について、基礎を中心に応用までを解りやすく紹介する。 特に、日常直面する様々な問題の化学的根拠と課題克服の手法について基本に立ち返って考える。 また、高性能・高機能化の手法、リビングラジカル重合、立体特異性重合などの新しい分子設計の手法、考え方、さらに最近の話題、問題点等についても、高い内容を平易な表現で具体的に述べる。

  1. 第1部 モノマー・オリゴマーの種類、特徴、合成
    1. 分類、構造、分子特性
      1. モノマー、重合とは
      2. モノマーの分類
      3. モノマーの分子特性
      4. モノマーの構造特性
      5. オリゴマーとは
      6. オリゴマー・プレポリマーの分子特性・特徴
      7. オリゴマーの合成
      8. 様々な多官能アクリレートオリゴマー
      9. 重合操作法
    2. 新しい機能性モノマー
      1. キャプトディティブ置換モノマー
    3. 生物由来モノマー・オリゴマー
  2. 第2部 重合
    1. 重合の種類と特徴、速度論
      1. 重合の種類
      2. 連鎖重合の素反応4種
      3. 速度論
      4. 高分子の分子量と分子量分布
      5. 重合速度と分子量の経時変化
    2. 素反応 (開始) – 熱開始と光開始、開始剤の選び方と問題点
      1. 開始反応
      2. 熱開始剤
      3. 光開始剤
      4. 開始剤の選び方と問題点 – アゾか過酸化物か、使用条件、課題
    3. 素反応 (成長、停止、連鎖移動) 、天井温度 – 特徴、問題点と対策
      1. 成長反応 – イレギュラーな成長
      2. 停止反応
      3. 連鎖移動反応
      4. 天井温度
    4. 共重合 – 構造と反応性、問題点
      1. 共重合体の組成はどのように決まるか – モノマー反応性比
      2. Q値とe値 – 簡単な求め方
  3. 第3部 工業化における課題
    1. 酸素・禁止剤の重合への影響
    2. ポリマー着色の原因と防止、耐光性、生分解性
      1. 酸素ラジカルなどによる着色
      2. 着色を防ぐ方法
      3. 耐光性を付与する方法
      4. 生分解性
  4. 第4部 リビングラジカル重合
    1. リビング重合の基本原理、種類と選択
      1. リビングポリマーの特徴
      2. リビング重合の要件
    2. 分子量制御の具体例と課題
      1. NMP (ニトロキシル介在重合)
      2. RAFT (可逆的付加 – 開裂連鎖移動重合)
      3. ATRP (原子移動ラジカル重合)
      4. TERP (テルル介在重合)
    3. 新しいリビングラジカル重合と応用
  5. 第5部 高分子立体構造の制御 1.立体化学の基礎
    1. 様々な構造制御法
      1. 物理的な構造制御の方法
      2. 化学的な構造制御の方法
    2. 新しい構造制御法、立体構造と分子量の同時制御
  6. 第6部 高分子の機能・性能
    1. 耐熱性と放熱性
      1. 耐熱性を向上させる分子構造
      2. キャプトデイティブ置換による耐熱性向上
      3. 放熱性
    2. 接着と封止性能の向上
      1. 密着性とポリマー構造置換ポリマーの接着性と多機能性
    3. 光学特性、ガス透過性
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/21 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 会場・オンライン
2024/11/21 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/11/21 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/11/22 マレイン酸変性による樹脂複合材料の界面密着性向上とその構造分析 オンライン
2024/11/22 プラスチック射出成形の基礎知識とトラブルシューティング オンライン
2024/11/22 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 東京都 オンライン
2024/11/22 高分子結晶化のトポロジー的メカニズムとその制御 オンライン
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2024/11/27 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用