技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

なるほど 納得 シリコーン

なるほど 納得 シリコーン

~シリコーンを理解してあなたの心強い味方にするための時間~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、シリコーンを扱う方を対象に、シリコーンの基礎からシリコーンの配合設計、機能付与について詳解いたします。

開催日

  • 2020年9月24日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • シリコーンを扱うすべての分野の方

修得知識

  • シリコーンの基礎
  • シリコーンの配合設計
  • シリコーンへの機能付与
    • 耐熱性
    • 難燃性
    • 導電性
    • 透明性
    • 成形性

プログラム

 初夏の定番講座「なるほど納得シリコーン」は、今年で9年目を迎えます。若い技術者だけでなく、それぞれの分野で活躍される技術のプロが「シリコーン」を基礎から正確に学ぶための時間としても利用されており、多くの受講生から感謝の言葉までいただいています。
 全ての産業と何らかの接点を有するシリコーンは、広い視点と深い化学的理解が求められる化合物です。日本のシリコーンメーカー技術者は、レジン・オイル・カップリング剤・シーラント・ゴムなどの狭い領域だけを担当しています。ですから、シリコーンメーカーと接点があったとしても、全てに亘るシリコーン技術を学ぶ機会は永遠に訪れません。
 本講座では、ほとんどのシリコーンの製品について技術と活用法、誤用例などをユーザーの視点と共に解説いたします。年に1度だけの“希少な機会”を、皆さんの業務にお役立てください。

  1. 教養としての基本的情報
    1. シリコーン 誕生と工業材料の歴史
    2. 類似用語を明快解説
      • シリル
      • シラン
      • シラザン
      • シリカ
      • シロキシ
      • シリコン
      • シロキサン
      • シラノール
      • シルセスキオキサン …
    3. 製造法と原価の構成
    4. シリコーンの弱点を整理する
  2. シリコーンの化学的理解
    1. 全ての性質が[分子間力の弱さ]に基因するという事実
    2. 多様な架橋方式とその特徴
    3. シランカップリング剤の理論機構と現実挙動
    4. ローボラタイルの本質と対応策
  3. シリコーンゴムの配合設計 基礎入門
    1. 基本的な配合設計情報
    2. シリカが演ずる界面のナノ化学
    3. 混練と成形加工に必要な技術
    4. 高機能性付与を目指す配合設計論
  4. 使いこなすための実践製品知識
    1. 多彩な変性シリコーンオイルの資質と選択指針
    2. なじみの薄いシリコーンレジンの活用法
    3. 医療・医用分野に応用可能なシリコーン素材論
    4. シリコーンの安全性が保障できる範囲
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 渡辺 聡志
    材料技術研究所
    技術コンサルタント

会場

連合会館

5階 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 35,750円 (税別) / 39,325円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名あたり 35,700円(税別) / 39,270円(税込) で受講いただけます。
  • 3名以上で参加の場合、1名あたり 32,700円(税別) / 35,970円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 71,400円(税別) / 78,540円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 98,100円(税別) / 107,910円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/4 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/15 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/4/17 プラスチック/ゴムの劣化・破壊メカニズムとその事例および寿命予測法 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用