技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

粉体および粒子-流体混相流シミュレーションの基礎

粉体および粒子-流体混相流シミュレーションの基礎

~混相流の特徴、粒子・流体間相互作用 (移動現象) 、粒子間相互作用 (衝突、接触) など~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粉体と混相流のシミュレーションについて基礎から解説いたします。
扱う計算手法は、従来から広く使われてきた連続体モデルに加え、離散モデルおよび近年注目されているDEMやDEMとCFDを結び付けたDEM-CFDと呼ばれている計算法について解説いたします。

開催日

  • 2020年7月28日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 粉体現象・固体流体混相流を扱う技術者、研究者

修得知識

  • 粉体や混相流の数学モデル
  • 粉体や混相流関連の機器の設計にシミュレーション技術を導入する際の基礎知識、ポイント

プログラム

 粉体や混相流の分野において計算機による現象予測技術は強く望まれ、最近はその進化には目を見張るものがあります。流動現象のシミュレーションは全て力学モデルに基づきます。多様な公理や公式をバラバラに学ぶと複雑さに混乱し、その結果、多くの人たちは数式表現に対して苦手意識をもちます。特に粉体や混相流のように複雑現象とみなされている分野ではその傾向が強くなります。しかし、体系を整理した形で学べば関連ないように見える多くの数式表現がワンパターンで、意外に単純であることがわかります。
 本講義では、始めて粉体や混相流に接する人をも対象にしますが、レベルを下げる気はありません。どの程度その目的が達成するかは講演者にとってもチャレンジです。講演時間の制限もあり、各種メデイアに氾濫している応用例については、述べる予定はありません。数値計算のアルゴリズムの説明も省きます。あくまでも基本原理を重視した内容にします。

  1. : 分類
    1. 混相流の特徴
    2. 粒子間相互作用に基づく流れの分類
      • 無衝突
      • 衝突支配
      • 接触支配
    3. 計算モデルの分類
      • 連続体モデル (二流体モデル)
      • 離散粒子モデル (粒子追跡型モデル)
      • DNS
  2. 粒子・流体間相互作用 (移動現象) I
    1. 運動量移動
      • 抵抗係数
      • 粒子運動方程式
    2. エネルギ移動
      • ヌッセルト数
    3. 物質移動
      • シャーウッド数
  3. 粒子間相互作用 (衝突。接触)
    1. 剛体球モデル (粒子・壁 粒子・粒子)
      • 非球形モデル
      • 衝突判定
    2. 弾性球モデル (DEM)
    3. CFD-DEM
  4. 粒子・流体間相互作用 II
    1. 流体力学
      • 理論的アプローチ
      • 経験的アプローチ
    2. 基礎方程式 (連続の式、ナビエ・ストークス式) の誘導 (単相流から混相流)
    3. 混相流基礎方程式の重み関数に基づく空間平均化
      • 局所平均
    • 質疑応答

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/27 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/11/27 撹拌機における課題解決のための最適化条件設定のポイントおよびCFD解析事例 オンライン
2024/11/28 撹拌装置の基礎と性能評価・スケールアップおよび数値流体力学の適用 オンライン
2024/11/28 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/11/28 金属・セラミックス粉末の成形・焼結プロセスのメカニズムとその応用 オンライン
2024/11/28 スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識 オンライン
2024/11/28 粒子の分散安定化と塗布・乾燥における課題、添加剤による解決策 オンライン
2024/12/3 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/11 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2024/12/11 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/12/16 分散剤の作用機構と種類・特徴およびナノ分散 オンライン
2024/12/19 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 オンライン
2024/12/20 フィラーの最密充填と表面処理技術 オンライン
2024/12/20 分散剤の作用機構と種類・特徴およびナノ分散 オンライン
2024/12/23 流体力学とCFD (数値流体力学) の入門講座 オンライン
2024/12/25 粒子・粉体の混合・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング オンライン
2025/1/8 流体力学とCFD (数値流体力学) の入門講座 オンライン
2025/1/10 撹拌装置の設計/スケールアップの基礎とトラブルシューティング オンライン