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高分子の架橋メカニズムおよび機能性架橋材料の物性と機能

高分子の架橋メカニズムおよび機能性架橋材料の物性と機能

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子架橋反応の基本から新規架橋材料 vitrimer (ビトリマー) の基礎的性質、実用例まで解説いたします。

開催日

  • 2020年6月9日(火) 12時30分 16時15分

受講対象者

  • 高分子ゲル,機能性高分子に関連する技術者
  • 架橋剤の種類・選択・反応・適用例について学びたい技術者

修得知識

  • 架橋反応の基礎
  • 架橋反応に使われる化学反応
  • 新しい概念に基づく架橋反応
  • 結合交換性動的共有結合架橋技術の基礎
  • 結合交換に因んだ物性の特徴
  • 結合交換が拓く有用機能

プログラム

第1部. 高分子の架橋メカニズムと特徴

(2020年6月9日 12:30〜14:15)

 架橋高分子はイオン交換樹脂やヒドロゲルなど、広範囲な分野で使用されている機能性高分子材料である。本セミナーでは、高分子網目構造を形成するためのさまざまな架橋反応を紹介し、架橋反応と得られる架橋構造について解説する。また、架橋形成反応に関する最近の話題についても紹介する。

  1. 架橋高分子について
  2. 架橋反応の分類
    • 化学的架橋
    • 物理的架橋
  3. 縮合系架橋高分子
    1. フェノール樹脂
    2. エポキシ樹脂
    3. アルキド樹脂
  4. 付加系架橋高分子
    1. ビニルエステル樹脂
    2. 不飽和ポリエステル樹脂
  5. 相互進入網目ポリマー
  6. ヒドロゲル
  7. シリコーン樹脂
  8. 架橋高分子の最近の話題
    1. スマートゲル
    2. 可動性架橋高分子

第2部. 結合交換性動的共有結合を用いた機能性架橋材料の物性と機能

(2020年6月9日 14:30〜16:15)

 本講座では、結合交換性動的共有結合性架橋材料について、既存の共有結合架橋材料や超分子架橋材料と比較しながら解説する。その中で、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の長所を兼ね備えるという点で近年注目を浴びている新規架橋材料~vitrimer (ビトリマー) ~について、その基礎的性質を説明する。講座の終盤では、結合交換性動的共有結合性架橋材料の世界的な最先端の取り組み・実用への応用についても紹介する。

  1. 架橋材料とは?
  2. 架橋材料の欠点とその解決法
    1. 超分子架橋の概念
    2. 結合交換型動的共有結合の概念
    3. Vitrimer材料と超分子架橋材料との違い
  3. vitrimer材料の結合交換特性と物性
  4. vitrimer材料の機能
  5. vitrimer材料に関する世界的な取り組みと実用応用について

会場

ドーンセンター

4F 大会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

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: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
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