技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

米中欧で加速するEV、自動運転、キーとなる車載カメラ・イメージセンサの市場・技術動向

米中欧で加速するEV、自動運転、キーとなる車載カメラ・イメージセンサの市場・技術動向

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自動車の業界動向、車載用イメージセンサ・カメラの市場・業界・技術動向について解説いたします。
さらに、IoT社会に向けた市場動向などについても解説いたします。

開催日

  • 2020年6月4日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 車載カメラ、レンズに関連する技術者、開発者、商品企画担当、営業担当
    • 光学部品メーカー
    • 樹脂メーカー
    • イメージセンサメーカー
    • 車載カメラメーカー
    • 車載用部品メーカー
    • 自動車産業 など

修得知識

  • 自動運転の進捗状況
  • AIの動向
  • カメラが果たす安全機能の内容
  • 車載イメージセンサ・カメラに要求される仕様と機能
  • 車載用カメラレンズに要求される仕様と機能
  • 車載用ディスプレイに要求される仕様と機能など

プログラム

 ADASの普及率が高まり、自動運転車の市場投入が始まる中、それら機能を実現する上で欠かせないのがカメラである。従来の車載カメラは、その市場独自の進化をとげてきたが、市場急拡大にともない、既存巨大市場スマートフォン用カメラ技術の転用が活性化している。ここで、携帯電話からスマートフォン用に至る搭載カメラの経緯を見ると、5つの世代に分類できる。この中、3番目の世代が他の製品に与えた影響が甚大である。スマートフォンがCompact DSCに対し破壊的な影響を与えたことは衆目の一致するところであるが、そのきっかけとなったのがこの世代の登場である。さらにこの世代で開発されたImage Sensorの高感度技術「BSI」は、車載用にも適した技術であったため早々に転用された。続く第4世代では、Computational photography技術による高画質・高機能の実現により、一眼レフの存亡にも多大な影響を与え始めるとともに、Image Sensorの高感度技術「Binning」がわずか2年後に車載用に転用された。
 本講演では、スマートフォン用カメラの5つの世代とは何か、そこで開発された技術が車載用にどのように展開されているのか、そしてその流れが今後IoT社会にどのように波及していくのかを解説する。

  1. 欧米・中国で加速するEVの普及、自動運転技術の本格化
    1. IoTとは、Communication, Logistics, Energy 3つのInternet上に存在するもの
    2. 再生可能エネルギーの限界費用大幅低減EVの本格化が進む欧州、強引にEV普及促進を図る中国
    3. 350kW高速充電網充実で進む欧米のEV市場拡大
  2. ADASから自動運転へ、Key Wordは“CASE”
    1. 国連宣言を受け、急激に普及拡大したADAS
    2. 世界的に統一された自動運転Levelの定義
    3. 自動運転で覇権を狙う国際道路交通法の縛りがない中国
    4. 自動運転実現には必須、車載AI/Deep Learning機能
    5. Toyotaもついに参画、自動運転技術Open Platform『Baidu Apollo PJ』の勢力拡大
  3. 車載用に技術移植が進むスマートフォンカメラ・ディスプレイの動向
    1. Connected Carの本格化を加速したスマートフォンの登場
    2. スマートフォンカメラの5つの世代と車載カメラに転用された技術
    3. AMOLED搭載が進むスマートフォン、車載用への転用の可能性
  4. 車載カメラの要素技術
    1. 車載カメラが果たす安全機能
    2. 車載カメラ、部品の市場動向予測
    3. 車載カメラの小型化、開発期間短縮に貢献するWLO技術の概要
    4. WLOリフローカメラで実現する多機能カメラモジュールの事例
    5. Viewing Cameraの画素数を決定付けるディスプレイ解像度
  5. 車載CMOS Image Sensorに要求される機能
    1. 明暗差が大きい環境に対応した「Real Time HDR」機能
    2. LED表示・照明による誤認識解消「フリッカ抑制」機能、HDR併用Image Sensorも登場
    3. De-facto化する、夜間歩行者検出も可能な0.005lx出画超高感度Image Sensor
    4. ADASの精度向上、自動運転実現で重要な役割を果たすNIR Sensor
    5. SoC処理能力向上に伴い高解像度を求め多画素化が進むSensing Camera
    6. 夜間障害物検出で重要な役割を果たすFIRカメラのコスト低減技術
  6. IoT社会本格化に向けた動向
    1. 家庭用IoTは高度なInteraction性を実現した音声認識が本命
    2. AIの高度化を進める業界動向
    3. IoT社会のカメラとAIの相互作用は『現代版カンブリア爆発』である
  7. まとめ

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 50,600円 (税込)
複数名
: 20,500円 (税別) / 22,550円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,500円(税別) / 22,550円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 61,500円(税別) / 67,650円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,000円(税別) / 50,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,000円(税別) / 101,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,000円(税別) / 151,800円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/3/21 自動車の電動化に向けた、シリコン、SiC・GaNパワーデバイス開発の最新状況と今後の動向 オンライン
2024/3/22 自動車における熱マネジメント技術と求められる技術・部品・材料 オンライン
2024/4/9 EVにおける車載機器の熱対策 オンライン
2024/4/16 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2024/4/18 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2024/4/19 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/4/22 競争力ある製品を生み出す「VE手法 (バリューエンジニアリング)」の基礎と実践的活用法 オンライン
2024/4/22 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2024/4/23 自動運転車の商業化への道筋 東京都 会場・オンライン
2024/4/25 空飛ぶクルマの市場動向と社会実装委向けた研究開発 オンライン
2024/4/26 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2024/4/26 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/8 空飛ぶクルマの市場動向と社会実装委向けた研究開発 オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/30 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/5/31 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/6/7 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2018/6/30 ADAS・自動運転を支えるセンサーの市場動向
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/8/10 車載テクノロジー関連製品・材料の市場動向
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/9/30 電磁波吸収・シールド材料の設計、評価技術と最新ノイズ対策
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書
2014/8/10 過給機(ターボチャージャ、スーパーチャージャ) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/4/15 自動車向け燃料電池〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)