技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ソープフリー乳化重合における高分子微粒子の生成と粒子径・表面形態制御

ソープフリー乳化重合における高分子微粒子の生成と粒子径・表面形態制御

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ソープフリー乳化重合法で調製される高分子コロイドの核生成および粒子成長過程をAFMで観察した結果を事例に、粒子生成・成長メカニズムを解説いたします。
高分子微粒子の粒子径制御に対する指針を立てることが出来るようになります。

開催日

  • 2020年2月21日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 機能性高分子・材料化学に関わる方

修得知識

  • ソープフリー乳化重合法で調製される高分子コロイドの核生成および粒子成長メカニズムを分子レベルで理解することができる。
  • 原子間力顕微鏡 (AFM) を分析ツールとして使用することができる。
  • 高分子微粒子の粒子径制御の指針
  • 複合微粒子,中空微粒子の設計指針

プログラム

 ソープフリー乳化重合法で調製される高分子コロイドの核生成および粒子成長過程を原子間力顕微鏡 (AFM) によりその場観察した結果を事例に,粒子生成・成長メカニズムについて分子レベルで解説します。また,AFMを分析ツールとしての活用方法について理解することができます。
 分子レベルのメカニズムに従って,高分子微粒子の粒子径制御に対する指針を立てることができるようになります。また,高分子微粒子表面でゾル – ゲル反応を起こせば,簡単にシリカシェルを構築することができます。高分子コアを取り除くことで中空シリカナノ粒子が単分散で得られるようになります。高分子のコア部を中空化することも可能です。この中空高分子微粒子を炭素化して,中空カーボンナノ粒子の合成法について紹介いたします。

  1. ソープフリー乳化重合法
    1. 原子間力顕微鏡 (AFM) の原理
    2. 核生成過程のその場観察
    3. 粒子成長過程のその場観察
    4. ソープフリー乳化重合系の分子レベルメカニズム
  2. 高分子微粒子の粒子径制御法
    1. 電解質を利用したマイクロ粒子の製造
    2. 静電相互作用を強化したナノ粒子の製造
  3. 高分子微粒子の表面形態制御と中空ナノ粒子への応用
    1. 高分子微粒子表面形態の制御
    2. 高分子ナノ粒子の中空化
    3. 高分子微粒子を利用したシリカまたはカーボン中空ナノ粒子の合成
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第5研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/30 高分子材料の劣化 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/30 エポキシ樹脂の基礎と設計・制御・評価・応用技術の必須知識 オンライン
2024/5/30 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/5/30 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/5/30 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) オンライン
2024/5/31 電動化 (EV駆動等) モータと回路基板の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた、樹脂材料開発と絶縁品質評価技術 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策 東京都 会場
2024/5/31 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン
2024/5/31 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/4 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 大阪府 会場・オンライン
2024/6/4 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/6/4 マーセル化による天然繊維の樹脂複合化と特性改善 オンライン
2024/6/5 顔料の分散安定化と使いこなし術 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/5 プラズマCVDによるナノ・微粒子材料の作製技術とプロセスモニタリング オンライン
2024/6/5 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術