技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

2日で学ぶ統計学と実験計画法

2日で学ぶ統計学と実験計画法

~確率分布、検定、分散分析、多重比較、直交計画、標本サイズの決め方~
東京都 開催 会場 開催 PC実習付き

概要

本セミナーでは、統計学・検定・実験計画法について、Excel実習を交えて、基礎から解説いたします。

開催日

  • 2020年2月4日(火) 10時30分 17時00分
  • 2020年2月5日(水) 10時30分 17時00分

プログラム

 IoT技術やグローバル化の進展で開発競争が激化する一方、コストカットの嵐も吹き荒れる現代で、技術者職や研究職に求められているのは「実験を正しく配置し、期待通りの結果を誤りなく確認できる」能力です。しかし、日本では統計学の教育がおろそかにされてきたため、現場の多くの方は苦手意識を持っています。
 今回のセミナーでは、そうした「実験を成功させなければならないが、統計学については全くの素人」という方々を対象に、Excelやフリーソフトで具体的な事例を扱うことで、検定や実験計画のツボをわかりやすく解説します。また、実験計画法は、近年、産業界で再評価されている品質工学 (品質管理) の入り口でもあることから、多くの方にとって欠かせないセミナーといえるでしょう。

第1日目 統計学入門 ~確率分布から検定まで~

  1. 第1部「統計学とは?」
    1. 記述統計学
      1. 記述統計学とは?
      2. バラツキの統計量
        • 偏差
        • 分散
        • 標準偏差
    2. 確率分布
      1. 確率分布とその種類
      2. 二項分布から正規分布へ
      3. 標準化と標準正規分布 (Excelでの演習)
      4. z分布表の読み方 (Excel関数での演習)
    3. 不偏推定
      1. 推測統計学とは?
      2. 統計記号の使い分け方
      3. 標本分散の修正
      4. 自由度とその語源
      5. Excel分析ツールの設定と基本統計量の計算
  2. 第2部「標本分布と信頼区間の推定」
    1. 標本平均の分布 (誤差)
      1. 標本平均の分布と誤差
      2. 標本サイズと誤差の関係
      3. 誤差分散と標準誤差
      4. 標本平均の標準化
    2. 信頼区間の推定
      1. 信頼区間と信頼係数の意味
      2. 正規分布とz分布による区間推定
      3. t分布と分布表の読み方 (Excel関数の演習)
      4. t分布による区間推定 (Excel分析ツール)
  3. 第3部「仮説の検定」
    1. 検定の基本
      1. 検定の概要と手順
      2. 仮説の設定 (帰無仮説と対立仮説)
      3. 標準正規分布を使った1標本の平均の検定
      4. t分布を使った検定 (Excel分析ツール)
      5. p値による判定と片側検定
      6. 群の平均の差の検定
      7. 2群の平均の差の検定の原理と対応関係
      8. 対応の“ない“2群の差の検定 (Excel分析ツール)
      9. 対応の“ある“2群の差の検定 (Excel分析ツール)
    2. 等分散の検定とF分布
      1. 2群の平均の差の検定の前提条件
      2. 等分散の検定
      3. F分布とF値
      4. F分布表の読み方 (Excel関数の演習)
      5. ウェルチの検定 (Excel分析ツール)
    3. 質疑応答と相談会

2日目 実験計画法入門 ~分散分析から直交計画法、標本サイズの決め方まで~

  1. 第1部「分散分析」
    1. 分散分析の概要と不偏分散
      1. いろいろな分散分析
    2. 対応のない一元配置分散分析
      1. 対応関係と分散分析の原理
      2. 変動の計算
        • 総変動
        • 群間変動
        • 群内変動
      3. 分散分析とF検定 (Excel分析ツール)
    3. 対応のある一元配置分散分析
      1. 対応のある一元配置分散分析の原理
      2. 標本間 (被験者間) 変動
      3. 対応のある一元配置分散分析 (Excel分析ツール)
    4. 対応のない二元配置分散分析
      1. 交互作用とは?
      2. 二元配置分散分析の原理 (Excel分析ツール)
  2. 第2部「多重比較と実験計画」
    1. 多重比較法
      1. 検定を繰り返してはいけない理由
      2. いろいろな多重性調整法
      3. Bonferroni法の解説 (Excel分析ツール)
    2. フィッシャーの三大原則
      1. 実験での成功とは?
      2. 原則1:繰り返し
      3. 原則2:無作為化
      4. 原則3:局所管理
      5. 完全無作為法か?乱塊法か?
  3. 第3部「直交計画と検出力分析」
    1. 直交計画法
      1. 実験を間引いて効率化する
      2. 直交配列表の仕組み
      3. L8表を使った直交計画法 (Excel分析ツール)
      4. 品質工学への応用 (Excel分析ツール)
    2. 標本サイズの決め方 (検出力分析)
      1. 理想的な標本サイズとは?
      2. 標本サイズを左右する4要素
      3. 検出力と効果量 (第一種の過誤と第二種の過誤)
      4. 標本サイズの計算 (G*powerの演習)
    3. 質疑応答と相談会

講師

  • 栗原 伸一
    千葉大学 園芸学部 食料資源経済学科
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 70,000円 (税別) / 77,000円 (税込)
複数名
: 65,000円 (税別) / 71,500円 (税込)

配布する書籍

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 65,000円(税別) / 71,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 130,000円(税別) / 143,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 195,000円(税別) / 214,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/22 ベイズ統計の理論と方法 入門編 オンライン
2024/4/24 技術者・研究者のための多変量解析入門講座 オンライン
2024/4/26 ExcelとPythonによる多変量解析 超入門 オンライン
2024/4/26 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2024/4/26 「統計的品質管理」総合コース2023 オンライン
2024/4/26 データサイエンスの基礎 オンライン
2024/4/26 安定性試験の評価と有効期間の設定 オンライン
2024/4/26 サンプリング試験 (ロットの合否判定方法) への応用 オンライン
2024/4/26 プロセスバリデーションと年次照査 (APR) への応用 オンライン
2024/4/26 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2024/4/26 分析法バリデーションへの応用 オンライン
2024/5/6 統計学の基礎から学ぶ実験計画法 (2日間) オンライン
2024/5/7 ベイズ統計の理論と方法 入門編 オンライン
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/9 実験計画法における解析のコツとデータのまとめ方 東京都 会場
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2024/5/16 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (Aコース 基礎編) オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン