技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゾル-ゲル法を新規材料開発で活用するための実用的な総合知識

ゾル-ゲル法を新規材料開発で活用するための実用的な総合知識

~基礎、原料・材料選択、合成プロセス、反応メカニズム、解析、応用~
愛知県 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゾル-ゲル法の基礎から解説し、材料選択、最適な反応条件、加水分解・縮合反応、構造解析、機能材料への応用など、多彩な合成プロセスを持つゾル-ゲル法を実務に適した内容で解説いたします。

開催日

  • 2020年1月17日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゾル-ゲル法に関連する技術者、研究者
    • 機能性セラミックス
    • 有機-無機ハイブリッド材料など

修得知識

  • ゾル-ゲル法の基礎知識
  • ゾル-ゲル法の活用法
  • ゾル-ゲル法をベースにし新規材料開発に活かせる知識と技術
    • 機能性セラミックス
    • 有機-無機ハイブリッド材料などの高機能材料

プログラム

 ゾル-ゲル法は、金属塩や金属アルコキシドを比較的温和な条件で加水分解・重縮合反応し、金属酸化物を合成するセラミックスの低温合成法として注目され発展してきた。合成プロセスが多彩で、バルク体、薄膜 (コーティング膜) 、ファイバー、粒子などいろいろな製品をつくることができるため、新規な材料開発などに応用されてきた。
 特に近年、有機-無機ハイブリッド材料の合成にこのゾル-ゲル法が使用されるに至って、光機能、電子機能、熱機能、力学機能、化学機能や生体機能などを有する高機能材料が盛んに開発され、光学・エレクトロニクス、塗料・コーティング、環境、エネルギーやバイオ・医療分野へ応用されている。
 本セミナーは、材料選択、合成プロセス、反応機構、反応解析、ナノ粒子や機能性材料の開発など、ゾル-ゲル法の基礎から応用までを実務に適応できるよう包括的にやさしく解説する一日速成講座です。

  1. ゾル-ゲル法の基礎
    1. ゾル-ゲル法開発の歴史
    2. ゾル-ゲル反応とは
    3. ゾル-ゲル法の特徴 (長所と短所)
    4. ゾル-ゲル法の課題
    5. ゾル-ゲル材料の機能と応用
  2. ゾル-ゲル法の概要
    1. 加水分解反応と重縮合反応
    2. 反応メカニズム
    3. ゾル-ゲル反応の制御 (ゾル-ゲル反応の支配因子)
    4. アルキルシリケート-1 (シランカップリング剤)
    5. アルキルシリケート-2 (架橋型有機アルコキシシラン化合物)
  3. ゾル-ゲル法の反応解析とゲル構造解析
    1. 加水分解反応の解析
    2. 重縮合反応の解析
    3. ゲル (ネットワーク) 構造の解析
  4. ゾル-ゲル法による材料合成
    1. ガラスの合成
    2. ファインセラミックスの合成
    3. 成形プロセス (コーティング膜の作製)
      1. デップコーティング
      2. スピンコーティング
    4. 微粒子 (ナノ粒子) の合成
    5. ナノシリカの合成法、種類、構造と粒径制御
      1. 気相法
      2. 液相法
      3. Stober法
    6. シルセスキオキサンの合成
    7. ナノポーラスシリカの合成
      1. 分子鋳型 (テンプレート) 法
      2. コア-シェル法
      3. 細孔壁構造の制御 (機能化)
      4. 応用 (触媒、吸着材、断熱フィルム、光制御薬剤、DDSなど)
  5. ゾル-ゲル法の応用 (高機能材料の開発)
    1. 有機-無機ハイブリッド材料の合成
      1. 合成法
      2. ハイブリッド化による界面・分散性の制御
      3. 特性
      4. 構造解析
      5. 応用 (ハードコート剤)
    2. 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性
      1. 汎用 (熱可塑性) 樹脂 (PMMA、PC、PLAなど)
      2. 耐熱性・熱硬化性樹脂 (PI、エポキシ樹脂など)
    3. 高機能材料への応用
      1. プロトン伝導性材料と燃料電池
      2. 高活性触媒・光触媒
      3. 無機 (セラミック) 分離膜
      4. 表面機能制御 (撥水コート剤)
      5. 生体 (適合性) 材料
  6. 参考図書
    • 質疑応答

講師

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

12F 1207

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/24 セラミック玉軸受の優位性の実験的評価と懸念事項 オンライン
2024/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/25 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/6/25 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の設計、材料技術、開発動向と課題 オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/27 高周波用基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化 オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 高分子の結晶化と相分離の基礎的理解および高分子ブレンドへの応用 オンライン
2024/6/27 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2024/6/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2024/6/28 ポリイミド入門講座 オンライン
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/6/28 プラスチックリサイクルのための素材識別技術と高度選別装置の開発 オンライン
2024/7/2 ポリマー合成の自動化とプロセス分析 オンライン
2024/7/3 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/7/3 ポリウレタン技術 入門講座 オンライン
2024/7/4 樹脂用添加剤におけるブリードアウト・ブルーム現象の発生機構と その制御・対策 オンライン