技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

全身性エリテマトーデスの基礎と治療の現状・今後の課題

医療現場で満たされていないメディカルニーズとは何か? どのような薬剤開発が求められているか?

全身性エリテマトーデスの基礎と治療の現状・今後の課題

~新薬開発状況と今後上市されそうな薬剤からこれからの開発の方向性を見出す~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年10月23日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

 関節リウマチの新薬開発は進み、続々とBiologics、JAK阻害剤、 Biosimilarが上市され、患者の治療満足度は大きく上がっています。片や膠原病の代表的疾患である全身性エリテマトーデスSLEでは新薬開発は大きく進んでいません。
 それでも最近は動きがあり、ヒドロキシクロロキンHCQ、ミコフェノール酸モフェチルMMF、ベリムマブなどがSLEに使えるようになりました。
 最初にSLEの疫学・病因・病態 (特に難治性の臓器障害) を述べ、SLEとはどんな病気であるのか、一筋縄では行かない、非常に特殊な病気であることを先ず理解して頂きます。
 2019年2月に日本リウマチ学会よりSLEの診療ガイドラインが出されました。診療ガイドラインで推奨されている治療法を基に治療の現状・問題点を話します。
 最後に、患者の不満と求めている医療が何であるかを明らかにし、医薬品業界と我々医療従事者が今後何を出来るかを話したいと思います。

  1. SLEの概要
    1. 代表的なSLE患者像と臨床経過
    2. 社会的影響と疫学からみたSLE
    3. SLEの病因と病態
    4. 臨床症状
    5. 抗リン脂質抗体症候群
  2. SLEの診断
    1. 診断のための血清学的マーカー
      • 抗核抗体
      • 抗dsDNA抗体
      • 抗Sm抗体
      • 血清補体価
      • 免疫複合体
    2. SLE診断基準
  3. SLEの臓器障害 (難治性病態)
    1. 血小板減少症
    2. ループス腎炎LN・ネフローゼ症候群
    3. 中枢神経障害 (精神症状) NPSLE
    4. 肺高血圧症PH
    5. び慢性肺胞出血
    6. 間質性肺炎
    7. 激症型抗リン脂質抗体症候群
  4. SLEの疾患活動性評価
    1. SLEDAI
    2. BILAG
    3. 実際の医療現場では疾患活動性評価を用いない?
  5. SLEの治療
    1. ステロイド治療
    2. ブレディニンは過去の薬?
    3. MMFは今後のSLE治療の有望株?
    4. リツキシマブはずっとSLEに適応にならない?
    5. リツキシマブ投与で劇的に改善したNPSLE症例呈示
    6. HCQをどこまで使うか?効能の「倦怠感、筋骨格系症状」は余りにも抽象的
    7. ベリムマブの認知度・普及度・効果は?
  6. SLE治療に伴う合併症の問題点
    1. ステロイド・免疫抑制薬治療による合併症
      • 骨粗鬆症
      • 感染症
      • 不妊症
      • 悪性腫瘍
  7. SLEの予後
    1. ステロイド減量、免疫抑制薬による
      維持療法・ステロイドスペア効果、ステロイドフリー後の再発再燃
  8. SLEに対するこれからの治療とサポート体制は何があるか?

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書