撹拌装置内の現象とスケールアップの考え方
~均相系、固液系撹拌のスケールアップとその留意点~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、撹拌・混合に関する基礎から解説し、固液、液液、気液の各種異相系の撹拌・混合の基本的な考え方や、装置設計の基礎から最近のトピックスまでを、極力分かりやすく説明致します。
開催日
-
2019年10月21日(月) 10時00分
~
17時00分
受講対象者
- 撹拌に関連する技術者、研究開発者
- 一般化学
- 石油化学
- ゴム・樹脂・接着剤
- インク・塗料工業
- 製紙
- 食品
- 医薬品
- 化粧品 など
- 撹拌装置を利用する技術者、研究者
- 撹拌・撹拌装置に関連する技術者、設計者、開発者
修得知識
- 撹拌槽内のフローパターンと撹拌羽根の分類
- 撹拌操作に関連する諸量の意味
- レイノルズ数
- 撹拌所要動力
- 混合達成時間
- 吐出流量
- 撹拌羽根周りの流れ
- 固液系撹拌、気液系撹拌の基礎
- 撹拌所要動力を基準としたスケールアップ則の考え方
プログラム
撹拌装置は、通常金属で製作されているため、その中の現象を観ることができない。撹拌装置内で起きる現象の多くは流体現象であることから、その可視化技術が非常に重要となる。
本講座では、透明撹拌槽を用いた各種の実験動画を紹介して、撹拌槽内の現象を目で見て実感するとともに、その現象を数値で整理する方法について概説する。製造現場の技術者はもとより撹拌装置のCFD解析を実施する際にも念頭におきたい基本事項について講義する。
- 均相系撹拌の基礎と諸量
- 均相系撹拌の目的と装置の基本構成
- 撹拌槽内のフローパターンと撹拌羽根の分類
- 撹拌操作に関する諸量と無次元数
- 撹拌翼回転数 N と羽根先端速度 vtip
- 撹拌レイノルズ数 ReM
- 撹拌所要動力 P、動力数 Np と 単位体積あたりの所要動力 Pv
- 永田らの式
- 亀井・平岡の式
- 混合達成時間 tm と無次元混合 (達成) 時間 N tm
- 吐出流量 qd と 吐出流量数 Nqd
- 撹拌羽根周りの流速分布 (乱流、層流、遷移域流)
- 固液系撹拌の基礎
- 固液撹拌操作の基礎
- 粒子径分布と代表粒径
- 固体粒子の沈降速度の推算
- 固液撹拌で汎用される撹拌翼とフロ – パターン
- 槽底からの固体粒子の浮遊・分散
- 粒子分散状態の分類 (完全浮遊化状態)
- Zwiteringの完全浮遊化回転数の相関式と所要動力
- 槽底からの粒子浮遊のラグランジアン解析事例
- 槽全体での固体粒子の分散と濃度分布
- 気液系撹拌の基礎
- ガス吸収の基礎
- ヘンリーの法則
- 二重境膜説と液側物質移動係数
- 気液撹拌操作の基礎
- 通気撹拌動力と通気動力
- 通気数と通気動力線図
- 撹拌装置のスケールアップの考え方
- 熱伝達係数
- 乱流均相系撹拌の場合
- 乱流固液系撹拌の場合と注意を要するケース
- 層流ニュートン流体の場合
- 質疑応答
講師
仁志 和彦 氏
千葉工業大学
工学部
機械工学科
教授
三角 隆太 氏
横浜国立大学
工学研究院
特別研究教員
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
:
45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。