技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオリアクターの操作設計の基礎知識とスケールアップのポイント

バイオリアクターの操作設計の基礎知識とスケールアップのポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオリアクターの設計とスケールアップについて基礎から実際の計算まで解説いたします。
セミナーで使用したPowerPointファイル、計算例に使用した実務に活用できるExcelファイルを収録したCD-ROMを差し上げます。

開催日

  • 2019年9月26日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 化学プロセスに関連する技術者、研究開発者
    • 一般化学
    • 石油化学
    • ゴム・樹脂・接着剤
    • インク・塗料工業
    • 製紙
    • 食品
    • 医薬品
    • 化粧品 など

修得知識

  • バイオリアクターの具体的な設計方法
  • 反応とバイオリアクターの設計の定量的関係
  • ラボスケールのデータから実機までのスケールアップの実際
  • バイオリアクターのトラブルの原因を解明する手法
  • 講習会で使用したPowerPointファイル、計算例に使用したExcelファイル (実務にも使えるファイル) が入っているCD-ROMを差し上げます

プログラム

 バイオリアクターの設計とスケールアップについて基礎から実際の計算まで分かり易くポイントを解説します。実際の撹拌槽型および気泡塔型バイオリアクターの設計とスケールアップを行うのに必要な計算方法を具体的に説明いたします。
 反応解析からリアクターの混合まで定量化することにより論理的な設計とスケールアップさらにバイオリアクターのトラブルの解決が可能になるのですが、そのポイントを計算例を示して解説いたします。動画を数多く取り入れビジュアルに解説いたします。

  1. バイオリアクターの基礎:バイオリアクターの最適な選択する
    1. バイオリアクターの種類
    2. バイオリアクターの実例
    3. バイオリアクターの設計とスケールアップの考え方
      1. 撹拌槽型バイオリアクターの設計とスケールアップの戦略
      2. 気泡塔型バイオリアクターの設計とスケールアップの戦略
  2. 微生物の反応速度の基礎:反応速度がバイオリアクターの大きさを決める
    1. 酵素反応の反応速度: ミハエリス・メンテン式
    2. 微生物反応の反応速度
      • モノー式
      • ダブリングタイム
    3. 阻害反応:基質阻害など
    4. 酸素消費速度:呼吸速度
    5. 固定化酵素、固定化微生物の反応速度
      • 拡散と反応
      • 有効係数
    6. 反応温度の影響
    7. 発酵熱 (反応熱) の計算
    8. 反応速度定数の決定法
  3. バイオリアクターの操作:バイオリアクターの運転方法を決める
    1. 回分操作:培養時間とバイオリアクター容積の計算
    2. 反復回分操作
    3. 流加培養 (半回分操作) :定速流加培養バイオリアクター容積の計算
    4. 連続操作 (ケモスタット、タービドスタット、ウォッシュアウト)
      • バイオリアクター容積の計算、ウォシュアウト
  4. バイオリアクターの設計:バイオリアクーをデザインする
    1. 設計のスペック:バイオリアクターの物質収支と熱収支
    2. バイオリアクターの混合状態と収率
      • 完全混合
      • ピストン流
      • 実際の混合状態
      • バイパス
      • デッドスペース
    3. 撹拌槽型バイオリアクターの設計計算
      1. 撹拌槽型バイオリアクターの設計:撹拌翼の選定
      2. ガス吹き込み
        • 酸素供給速度
        • 完全気体分散状態とフラッディング
      3. 発酵熱を除去するための伝熱面積の計算
      4. 設計計算例
        • 撹拌槽の大きさ
        • 撹拌速度
        • 酸素吹き込み速度の決定
    4. 気泡塔型バイオリアクターの設計計算
      1. 気泡塔バイオリアクターの設計:ガス吹き込み速度の計算
      2. エアリフトバイオリアクターの設計
        • エアリフトの構造
        • ガス吹き込み速度の計算
    5. 固定化酵素・微生物バイオリアクターの設計計算
    6. 膜バイオリアクター (MBR) の設計計算
  5. バイオリアクターのスケールアップ:バイオリアクターで生産力をアップする
    1. 撹拌槽型バイオリアクターのスケールアップ例
      1. スケールアップのパラメーター
        • 撹拌所要動力
        • 混合時間
        • 気体分散
        • 剪断損傷
      2. 幾何学的相似と流動解析
    2. 気泡塔型バイオリアクターのスケールアップ例
      1. スケールアップのパラメーター
        • ガス吹き込み速度
        • 混合時間
        • 気体分散
      2. 幾何学的相似と流動解析
      3. エアリフトバイオリアクターのスケールアップ
  6. まとめ:バイオリアクターで技術力を誇る
    1. バイオリアクターの設計とスケールアップに失敗しない戦略
    2. バイオリアクターのトラブルを解決する戦略
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/13 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションの統計解析入門 オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算法入門 東京都 オンライン
2024/12/17 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/17 動物細胞におけるバイオリアクターの装置・操作設計/スケールアップと大量培養における注意点 オンライン
2024/12/19 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2024/12/19 管理図 オンライン
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 蒸留プロセスの計算、考え方、進め方、その応用 オンライン
2024/12/20 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2024/12/20 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2024/12/20 CO2分離回収技術とプロセス・コスト試算 オンライン
2024/12/23 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2024/12/23 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 エージェンシーMBS投資の基礎 オンライン
2024/12/25 Excelを用いる蒸留の理論と計算 オンライン
2025/1/7 動物細胞におけるバイオリアクターの装置・操作設計/スケールアップと大量培養における注意点 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン