技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ライトフィールドの基礎とカメラ / ディスプレイへの最新技術動向

その次のディスプレイへ

ライトフィールドの基礎とカメラ / ディスプレイへの最新技術動向

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ライトフィールドの基礎理論から、ライトフィールドカメラ・ライトフィールドディスプレイの最新動向まで丁寧に解説いたします。

開催日

  • 2019年7月24日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ライトフィールドの全体像
  • ライトフィールドを取り扱うための理論的基礎
  • ライトフィールドカメラとライトフィールドディスプレイの原理と研究動向
  • ライトフィールドの応用先

プログラム

 ライトフィールドは、光を電磁場などの物理的な場と同様に捉える考え方であり、かつ、光を記述する関数でもある。一般には、ライトフィールドは、2次元の位置と、2次元の方向の4次元の情報で表さられ、様々な処理や解析を行う。
 1996年にコンピュータグラフィックス分野で本格的に研究が始まったライトフィールドは、当初は、複数枚の画像から新しい画像を生成するイメージベースドレンダリングの一手法という位置付けであった。しかしながら、現在は、多くの研究によりコンピュータグラフィックスやコンピュータビジョン、画像処理だけでなく、光学設計、ディスプレイ、カメラ、他分野でも有用であることがわかってきた。ライトフィールドは理論的な解析も進んできており、今まで以上に幅広い領域に応用が広がりつつある。近い将来、関連分野では必須の知識・技術となると予想される。一方で、ライトフィールドの日本語での解説は少なく、国内では十分な認知がされているとは言いがたい状況である。
 そこで、本セミナーでは、ライトフィールドの基本的な考え方から、記法、理論的背景、解析方法について説明し、続いて、ライトフィールドの主な応用先である、カメラとディスプレイについて最新の研究結果も交えながら解説を行う。

  1. ライトフィールドの基礎
    1. ライトフィールドとは何か
    2. ライトフィールドの背景・歴史
    3. ライトフィールドの理論的基礎・特性
  2. ライトフィールドの理論
    1. 光線空間
    2. ライトフィールドの定式化
    3. ライトフィールドの座標系
    4. ライトフィールドのサンプリング理論
    5. ライトフィールドの処理
  3. ライトフィールドカメラ
    1. ライトフィールドカメラの原理
    2. ライトフィールドカメラの実装例
      1. カメラアレイ方式
      2. レンズアレイカメラ方式
  4. ライトフィールドディスプレイ
    1. ライトフィールドディスプレイの原理
      1. 標本化方式ディスプレイ
      2. 積層方式 (テンソル) ディスプレイ
    2. ライトフィールドディスプレイの実装例
    3. ライトフィールドディスプレイの応用
      1. 立体ディスプレイ
      2. 焦点調節機能付きライトフィールドディスプレイ
      3. ヘッドマウントディスプレイへの応用
      4. メガネ型ディスプレイへの応用
  5. ライトフィールドの可能性と今後
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/28 実務重視の「レンズ設計」基礎講座 オンライン
2025/1/28 AI外観検査 (画像認識) のはじめ方、すすめ方、精度向上への考え方 オンライン
2025/1/29 AR・VR用ヘッドマウントディスプレイ技術の現状・最新動向とセンシング技術 オンライン
2025/1/30 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/1/30 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/2/5 XR (VR・AR・MR) 技術の概要と最新技術開発動向 オンライン
2025/2/11 XR (VR・AR・MR) 技術の概要と最新技術開発動向 オンライン
2025/2/12 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/2/12 AI外観検査 (画像認識) のはじめ方、すすめ方、精度向上への考え方 オンライン
2025/2/14 CMOSイメージセンサの基礎講座 オンライン
2025/2/17 テラヘルツ波デバイスの基礎と産業応用への新展開 オンライン
2025/2/19 ヒューマンセンシングの基礎と製品・サービスへの活用法 オンライン
2025/2/19 IT/車載やAR/VR/MR向けなどの新しいディスプレイの材料・技術の動向 オンライン
2025/2/20 アジアのディスプレイ材料・技術市場動向と産業事情 オンライン
2025/2/21 CMOSイメージセンサの基礎講座 オンライン
2025/2/25 ヒューマンセンシングの基礎と製品・サービスへの活用法 オンライン
2025/2/25 光学用透明樹脂の基礎と応用 東京都 会場・オンライン
2025/2/26 Vision Transformerの仕組みとBEV Perception オンライン
2025/2/27 最新XR (VR/MR・AR) 機器の搭載ディスプレイ・光学系の動向と技術解析 オンライン
2025/2/27 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/6/20 画像復元・超解像技術の基礎と応用
2012/4/20 デジカメ主要8社の静止画信号処理技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/4/20 デジカメ主要8社の静止画信号処理技術 技術開発実態分析調査報告書
2012/1/15 光学フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2011/2/4 入門 画質改善・画像復元・超解像技術
2011/1/20 コンタクトレンズ 技術開発実態分析調査報告書
2010/11/19 最新 リフローカメラモジュール技術
2010/11/15 防犯・監視カメラ 技術開発実態分析調査報告書
2010/11/10 高ダイナミックレンジ画像処理技術とMATLABシミュレーション
2010/9/24 JPEG XR画像符号化方式と性能評価
2010/2/22 画像理解・パターン認識の基礎と応用
2009/9/16 H.264 / MPEG-4 AVC 拡張規格・応用例・最新動向
2009/3/15 液晶ディスプレイ 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/3/15 液晶ディスプレイ 技術開発実態分析調査報告書
2009/2/25 オリンパスとニコン分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/2/25 オリンパスとニコン分析 技術開発実態分析調査報告書
2008/3/26 劣化画像の復元・ノイズ除去による高画質化
2007/8/31 画像認識・理解システム構築のための画像処理の基礎
2007/5/28 車載カメラ/セキュリティカメラ・システム
2007/3/23 ステレオ法による立体画像認識の基礎と車載カメラへの応用