技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

EU GVP Module の徹底理解

新任PV担当者向けセミナー

EU GVP Module の徹底理解

~何故EU GVP Moduleが重要なのか / 日常のICSR当局報告においてもEU GVP Moduleが重要な理由 / GVP Moduleの法的位置づけは / Volume 9Aとの相違点 / 最新のEU GVP Module / EU QPPVと安責の責務の相違~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年6月13日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • EU GVP Moduleの基礎
  • 何故EU GVP Moduleが重要なのか
  • Module I (Quality System) の理解
  • PSMF (Module II) の重要性
  • 日常のICSR当局報告においてもEU GVP Moduleが重要な理由
  • 査察・Audit (Module III・Module IV) の重要性
  • 市販後調査のDB調査にPASSの知識が必要なこと

プログラム

 何故日本の製薬企業PV部門において、EU GVP Moduleの理解が必要なのか、その問題認識に立って、PV部門新任向けにEU GVP Moduleを解説したい。伝統的に日本の規制当局はEUをそのモデルとしてきた経緯もあり、Risk Management, Qualified Person for PVなどは日本のシステムに慣れた担当者にも理解しやすい。極めて簡単な記述の多いFDAの規制より、その大部さとは逆に理解しやすい。
 近年大幅に改定された日本のGPSP (市販後調査) においても、EU GVP Module VIII PASSにそのモデルがある。新任PV担当者にとって、EU GVP Moduleを学ぶことは、世界の趨勢を学ぶだけでなく、日本国内のPV実務を理解し、遂行する面でも意味があると考えられる
 本講では、EU GVP Moduleとそれを理解するために必須のdocument (例えば定義集や定期刊行物) なども紹介し、受講者が継続してEUの市販後PV規制に親しめるよう配慮した。日本のPV担当者の知識とレベルの向上に少しでも寄与出来たら幸いである。

  1. EUの法構造とEU GVP Module
    1. GVP Moduleの法的位置づけ
    2. Volume 9Aとはどう違う?
    3. 最新のEU GVP Module
    4. EU QPPVと安責の責務の相違を知ろう
    5. UK QPPVって何? Brexit対応を取り始めたMHRA
  2. EU GVP Moduleの思想的基礎:GVP Module I
    1. Module I: Quality System
    2. Module I の思想:ISO
    3. MHRAのGPPG (”Purple Book”) を知ろう
  3. EU PV査察に必須なPSMF:GVP Module II
    1. PSMFは査察でどう使われるか?
    2. PSMFの構成
    3. PSMFのissue point
  4. EU PV InspectionとPV Auditの基礎となるModule IIIとModule IV
    1. Module III
    2. Module IV
    3. Risk – based Auditとは?
    4. 査察チーム構成のもととなるEU SOPを知ろう
  5. EUのリスク管理計画: GVP Module V (EU Risk Management Plan)
    1. 何時作成して当局に提出しなければならないか?またその更新は?
    2. 日本のリスク管理計画との類似点、相違点
    3. EU RMPの構成
  6. EU⇔日本との個別症例報告 (ICSR) 交換で必要なModule VI
    1. Module VIの正式名称
    2. ICSR作成にあたっての考慮すべきGDPR
    3. EU向けNull Flavor
    4. Eudravigilanceについて知ろう
    5. EU特有の情報収集と特有の医薬品供給システム – Special Situation and Compassionate Use
    6. 電送が必須のEU向けICSR
  7. EUでの定期報告 (PSUR) GVP Module VII
    1. PSURが正式名称!ではPBRERは?
    2. 科学的Assessmentが得意 (厳しい) のPRAC
    3. 内容の重畳が許されるPSUR
    4. IBDのハーモナイズは得策か?
  8. いわゆるPASSとは? GVP Module VIII
    1. PASSの正式名称
    2. PASSの本質
    3. PASSの登録
    4. PASSと日本のDB調査
  9. EUの要求するSignal management: GVP module IX
    1. Eudravigilanceを活用しよう (義務とbenefit)
    2. 日本企業が一番指摘を受けるSignal management
  10. EU GVP Module X: GVP module X: Additional Monitoring
    1. 日本に類似制度のないAdditional Monitoring
    2. 先駆け審査と条件付き承認 – Additional Monitoringとの類似性
    3. 英国のBack Triangle 制度
  11. Module XV 以降の GVP Module
    1. Module XV Safety Communication
    2. Risk minimization measures: selection of tools and effectiveness indicators
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 岩岡 貞樹
    ロックヒルコンサルティング
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/11 失敗事例から学ぶGMP教育訓練とクオリティカルチャー オンライン
2024/6/11 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/6/11 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 オンライン
2024/6/11 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 オンライン
2024/6/11 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/6/11 新規モダリティ医薬事業価値最大化のための薬価戦略・事業化戦略策定のポイント オンライン
2024/6/11 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/6/11 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン
2024/6/11 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/6/11 PIC/S GMP Annex I改定セミナー オンライン
2024/6/12 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるGCTP省令等ハード・ソフトの要求事項及び手順書を含むドキュメントの作成 東京都 会場・オンライン
2024/6/12 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2024/6/12 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/6/12 実務経験をふまえた医薬品開発担当者のための人材育成プログラム (導入/継続教育) オンライン
2024/6/12 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン
2024/6/12 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン
2024/6/12 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/6/13 AIによって開発された医薬・診断技術の特許申請・知財保護戦略 オンライン
2024/6/13 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2024/6/13 医薬品輸送・保管時のGDP対応における要点解説と実務上の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点