技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリウレタンの高機能化・高性能化のための設計術

ポリウレタンの高機能化・高性能化のための設計術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、様々な製品に活用されており、多岐にわたる特性を発揮するポリウレタンについて取り上げ、基本組成や構造、挙動等の基礎から高機能化・高性能化のポイントについて解説いたします。

開催日

  • 2019年5月30日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • ポリウレタン高分子成形に携わる技術者、研究者

プログラム

 ポリウレタンはテーラーメイドポリマーと言われるように組成および組成分布は多岐にわたり複雑である。また、ポリウレタンは材料そのものだけでなく、賦形化された製品 (繊維など) の変形による挙動が基本組成や構造とどのように関係しているかも理解しておく必要がある。
 本講座で紹介するポリウレタンの構造・物性解析例は、組成の異なる種々のポリウレタンに対してその解析手法が適用でき、応用が利くものである。微細構造論的な知見や物性解析手法が新たな分子設計や構造設計に役立ち、研究開発や応用研究の一つの手助けになるものと思われる。

  1. はじめに
  2. ポリウレタンの基礎
    1. ポリウレタンの種類と重合法
    2. ポリウレタンの基本組成と化学構造
    3. ポリウレタンのブロック性と組成分布
  3. ポリウレタンの構造・物性の基礎
    1. 粘弾性挙動と一次構造との関係
    2. 化学構造と応力~歪関係
    3. Mooney – Rivlin式のC1項とC2項の物理的解釈
    4. ポリウレタンのハードセグメントの凝集構造
    5. ポリウレタンの化学構造と高次構造の形成
  4. 大変形下における構造変化
    1. ハードセグメント凝集構造の配向挙動
    2. ハードセグメントとソフトセグメントの分子配向挙動
    3. 高次構造の変化挙動
  5. ポリウレタンの温度変化による構造・物性変化
    1. ハードセグメント配向の温度依存性
    2. 物性の温度依存性
  6. 高性能・高機能化への分子設計・構造設計の例
    1. ポリウレタンの理想ゴム弾性へのアプローチ
    2. ポリウレタンの低温弾性回復性の改良
    3. ポリウレタンの染色性向上
    4. ポリウレタンの透湿機能の向上
    5. その他
  7. 成形シミュレーションの応用
    1. 乾式成形理論の基礎
    2. シミュレーション結果と構造・物性の関係
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

連合会館

5階 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/14 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/10/14 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、知財戦略 オンライン
2025/10/15 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/17 高分子延伸による配向・結晶化制御 東京都 会場
2025/10/17 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 フィラー/樹脂分散における分散状態の測定評価、その応用 オンライン
2025/10/20 高分子の溶解技術と溶媒選定、相溶性予測 オンライン
2025/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/20 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 高分子・樹脂材料のための画像解析入門 オンライン
2025/10/21 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/21 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/10/21 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/10/22 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/23 絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化 オンライン
2025/10/23 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン
2025/10/23 射出成形技術の基礎と不良対策 オンライン

関連する出版物