技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マイクロプラスチック問題の動向と最新調査分析方法

マイクロプラスチック問題の動向と最新調査分析方法

~最新調査結果および分析実演とコツ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年5月20日(月) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 分析機器の選定、分析方法に悩んでいる方
  • 現在マイクロプラスチックスに携わっている行政の方、メーカー、分析業者、研究者
  • これからマイクロプラスチックスに携わる行政の方、メーカー、分析業者、研究者
  • マイクロプラスチックスの今後の動向を知りたい方

修得知識

  • マイクロプラスチックの基礎的知識、一般的な調査方法、分析方法
  • 10μm以上の微差粒子も含めた最新のマイクロプラスチック調査、分析方法とその調査結果
  • マイクロプラスチック調査分析におけるコツ
  • 分析に必要な機器の選定のコツ
  • 今後のマイクロプラスチック問題の国内外の動向

プログラム

 マイクロプラスチック (MPs) という言葉を耳にしない日はないほど、MPsには大きな社会的関心が向けられています。企業や行政もその対策が求められていますが、国内における環境中濃度測定事例は非常に少なく、また調査分析方法も世界的にも統一されていないため、調査、分析それに基づく施策立案は大変難しい状況です。そこで、本講座では最新のMPs研究の世界的状況を紹介するとともに、実際に調査測定する際の問題点、コツを講義いたします。また、現在の分析方法の問題点を解決した、今後普及する可能性のある最新の同定定量自動分析方法を紹介するとともに、下水、河川、海洋、水生生物の最新調査事例を紹介します。さらに、経験者しかわからない、実際の調査方法、前処理方法、分析評価方法について実演と体験をしていただき、調査分析がすぐにでも可能な知識、経験を提供します。
 MPsの基礎的知識から調査分析方法といった実技、さらには最新の測定技術とその調査事例をやさしく丁寧に、経験に基づいたコツを講義します。したがって、これからMPsに携わる方には入門編として、すでに分析調査、研究をされている方には最新技術や経験者にしかわからないコツの入手といった応用編としても最適です。

  1. マイクロプラスチック問題の世界的現状と課題
    1. マイクロプラスチックとは
      ~ 一般的な定義及び最近の考え方 ~
    2. マイクロプラスチックの環境影響~様々な暴露経路による生物、ヒトへの影響~
    3. マイクロプラスチックの社会的影響
      ~ 地域的に考え方に違いがある ~
      1. EU
      2. アメリカ
      3. 日本
      4. その他
    4. 既往の一般的なマイクロプラスチック調査、分析方法の整理
  2. これからマイクロプラスチック調査を行うための調査方法、分析方法の紹介
    1. 現行のマイクロプラスチック調査の問題点
      1. 海洋
      2. 河川、湖沼
      3. 下水
      4. 水生生物
    2. 現行のマイクロプラスチック分析方法の問題点
      1. 実体顕微鏡による分析方法
      2. マクロFTIRによる分析方法
      3. 顕微FTIRによる分析方法
      4. IRスペクトルによるマッチングにおける問題点
        ~ 環境中物質と標準物質との差への対応 ~
    3. 最新のマイクロプラスチック調査方法、分析方法の紹介
      1. 可搬型オンサイトマイクロプラスチック濃縮装置の紹介
      2. 試料別前処理方法の紹介
      3. 顕微FTIRによる最新定量定性自動分析方法の紹介
    4. 最新のマイクロプラスチック調査方法、分析方法を用いた調査結果事例の紹介
      ~ 調査分析のコツと10μm以上の微細粒子も含めたマイクロプラスチック及びそのほかの懸濁態物質の存在 ~
      1. 下水
      2. 一般河川
      3. 海洋
      4. 砂浜
      5. 水生生物
  3. マイクロプラスチック調査、分析の実演、実習
    ~ すぐに調査、分析ができるように ~
    1. 調査器具の紹介と実演
    2. 前処理器具の紹介と実演
    3. 実体顕微鏡による定性の実演、コツおよび課題
    4. ユーザー立場から見たマイクロプラスチック測定に適したFTIR
  4. 今後のマイクロプラスチック問題の動向とその行方

講師

  • 亀田 豊
    千葉工業大学 創造工学部 都市環境工学科
    准教授

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 19,907円 (税別) / 21,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額 (税込 21,500円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 59,722円(税別) / 64,500円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 44,444円(税別) / 48,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 88,889円(税別) / 96,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 133,333円(税別) / 144,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/19 生分解性プラスチックの基礎・最新動向と食品容器・包装への応用展開 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 食品用器具及び容器包装のポジティブリスト制度について オンライン
2024/4/26 プラスチック成形品の残留応力発生の要因と対策 オンライン
2024/4/26 バイオマスプラスチックの設計と低環境負荷、機能性の両立 オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 容器包装リサイクル制度とプラスチックリサイクルの現状と課題 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 バイオマスプラスチックの技術動向と活用事例 オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2024/5/24 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/27 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/29 次世代バイオプラスチックの台頭と破壊的イノベーションのすすめ オンライン
2024/5/30 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/5/30 プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/3/30 環境配慮型プラスチック (製本版 + ebook版)
2022/3/30 環境配慮型プラスチック
2020/9/10 生分解性プラスチック入門
2020/1/17 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016