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磁性材料の徹底理解と活用 (2日間)

磁性材料の徹底理解と活用 (2日間)

東京都 開催 会場 開催

関連するセミナーをセットにしたコースです。特別割引にて受講いただけます。

  • 通常2コース 受講料 : 92,340円 (税込) → 2コース申込 割引受講料 76,950円 (税込)

開催日

  • 2019年3月7日(木) 10時30分 16時30分
  • 2019年3月8日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

2019年3月7日「磁性材料の磁気特性の測定評価ノウハウ」

 モータやトランス、インダクタ、電流センサ、記録媒体など、軟磁性材料は多岐の分野に利用されています。誰でも軟磁性材料の測定評価ができるように、考え方と技術を紹介いたします。実演も交え、磁気特性の初めての方も熟練した方も、正確な測定を行えるように、磁気測定のノウハウなど 基礎から応用まで幅広くご紹介いたします。

  1. 身の回りの磁性材料
    1. 磁性材料の種類
    2. 軟磁性材料の形状
    3. 軟磁性材料の用途
    4. 軟磁性材料の使用例
  2. 磁気特性測定の基礎
    1. 磁性材料の交流磁気特性
    2. 交流磁気特性の測定原理
    3. 磁気特性を測る測定器
    4. 材料の形状に合わせた測定方法
      1. 単体で閉磁路を構成できるもの
      2. 単体では閉磁路を構成できないもの
    5. 試料定数の求め方
      1. トロイダルコア
      2. EIコア
    6. 材料評価と部品評価の差異
    7. 交流磁気特性測定で得られるパラメータの種類
    8. 各種磁気パラメータの求め方
    9. B-Hアナライザとインピーダンスアナライザ/LCRの測定差異
  3. コアロス測定
    1. コアロスとは
    2. 大きい方が良い?小さい方が良い?
    3. 軟磁性材料への低損失化が求められる理由
    4. 高精度なコアロス測定
      1. 測定規格
      2. 波形記憶装置方式
      3. CROSS-POWER方式
      4. 各方式の比較
      5. 高確度な測定の実現方法
      6. 位相補正の有無によるコアロス測定比較
    5. コアロスと位相角の関係
    6. ゼロを測るのは難しい (低損失材料の損失評価時の課題)
  4. 主な磁気特性の特長
    1. 温度によって変化する磁気特性
    2. 材料の種類と透磁率
    3. 透磁率の特長
    4. 材料の用途と保磁力
    5. 残留磁束密度の特長
  5. 交流磁気特性の測定
    1. 測定前の確認項目
    2. 計算シートを用いた測定試算
    3. 試料への巻き線の仕方
    4. 測定条件の設定
    5. B-Hアナライザを用いた実測★
    6. 材料評価と部品評価の差異
  6. 形状により変化する磁気特性
    1. 素材の特性を知ることが必要
    2. 単板測定
      1. 単板とは
      2. 単板を使用した製品
      3. 単板測定方式の種類と特長
      4. エプスタイン法
      5. SST (励磁電流法)
      6. SST (Hコイル法)
      7. 単板磁気測定装置への要望
      8. 単板磁気測定装置新方式の特長
      9. フェライトシートの測定例
    3. 小形単板測定装置を用いた実測★
  7. 直流重畳により変化する磁気特性
    1. 実動作に近い特性評価が必要
    2. チップインダクタの測定例 (パルス測定)
    3. トロイダルコアへの直流重畳方式
    4. チップインダクタへの直流重畳方式
    5. 直流重畳測定装置への要望
    6. 直流重畳測定新方式の特長
    7. 直流重畳測定例の紹介
  8. 目に見えない現象に注意
    1. 共振
    2. 渦電流
    • 質疑応答・名刺交換

2019年3月8日「モータ駆動システムにおける磁性材料の要求特性と活用技術」

 電気自動車などにおけるモータ駆動システムおよびその関連技術に従事している技術者、研究者、特に大学でモータ、パワーエレクトロニクスや磁気について講義を受けていない方を対象に、それらの基礎から応用まで、最新の技術、研究状況を講義する。モータ駆動システムの高効率化小型化は、電気自動車の普及に伴い、僅々の課題となるが、これまであまり配慮されていない磁性材料、磁気特性を中心に、講義を行う。

  1. モータ駆動システムと磁性材料
    1. モータとパワーエレクトロニクスと磁性材料
  2. モータ駆動システムにおける磁性材料への技術要請
    Part I 総論 (パワーエレクトロニクスによる磁性材料への改革要求の背景)
    1. これまでのモータとこれからのパワーエレクトロニクス励磁モータ
    2. 移動とは
    3. 電気エネルギーとパワーエレクトロニクス技術
    4. パワーエレクトロニクスにおける高周波化要求と磁性材料
    5. 電気エネルギー応用における磁性材料
    6. モータ研究の今後
  3. 磁性材料
    1. 磁性体マルチスケール
    2. 磁化過程
    3. 鉄損
    4. 高周波磁化
    5. 応力の影響
    6. 磁気異方性
    7. 磁気計測
    8. 情報系磁気と電力系磁気
  4. 電気モータ
    1. 電気モータの原理と基本構造
    2. 三相交流と移動磁界
    3. 交流モータ
    4. 永久磁石型同期モータ
  5. パワーエレクトロニクス
    1. パワーエレクトロニクス技術の概要
    2. 電力用半導体のスイッチング動作
    3. インバータ回路とその動作
    4. パワーエレクトロニクスの意義
  6. PWMインバータ励磁による磁気特性と計測技術
    Part II 活用技術 (パワーエレクトロニクス励磁と磁性材料の活用)
    1. インバータ励磁による磁気特性の計測装置
    2. インバータ励磁によるマイナーループの発生
    3. インバータ励磁によるキャリヤ周波数特性
    4. 電力用半導体のオン抵抗によるマイナーループの発生
    5. 電力用半導体特性と鉄損
    6. インバータ励磁現象の計測技術
    7. 磁性材料に要求される磁気特性
  7. インバータ励磁時のモータコアの鉄損特性
    1. 埋込み式永久磁石型同期モータ
    2. 測定方法
    3. 解析モデルおよび解析方法
    4. IPM – SMのコア損評価結果
  8. 材料特性を活かしたモータ
    1. 方向性電磁鋼板を用いた異方性モータ
    2. アモルファスモータ
    3. ナノ結晶モータ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO
東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 71,250円 (税別) / 76,950円 (税込)
複数名
: 40,500円 (税別) / 43,740円 (税込)

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  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 40,500円(税別) / 43,740円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 76,950円(税別) / 83,106円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 81,000円(税別) / 87,480円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 121,500円(税別) / 131,220円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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