技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP記録の信頼性確保のためのデータインテグリティ対応法

GMP記録の信頼性確保のためのデータインテグリティ対応法

~今後の査察傾向とDI査察への対策の考え方 / DI確保のための教育訓練の留意点~
大阪府 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年2月6日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 紙記録と電子データのハイブリッド運用を的確に推進するための考え方
  • GMP文書管理の基本
  • Data Integrityの基礎となるALCOA原則
  • 行政査察の要である製造販売承認書とGMP記録の整合性確保に対する組織的な取り組みの重要性の理解と対応の考え方
  • 「製剤機械/分析機器のコンピュータ化の進展とData Integrity確保の重要性」、「Data Life-cycleとData Governance」など重要・難解な概念
  • 電子データの信頼性確保の基礎でもある紙記録の記入・訂正・保管等の要点
    • PIC/S-Data Integrity-Guidanceの関連条文
  • 委託先製造所のGMP記録の信頼性確保を視野に入れたData Integrityの根底にある「誠実」と「GMP記録の信頼性確保」の関係
  • FDA-form483の指摘事例
  • 指摘理由と潜在リスクを理解することによるハイブリッド運用を的確に推進するためのポイント
  • GMP記録のData Integrity確保のための教育訓練の考え方

プログラム

  1. 第1部 (概論) 考え方の基本をおさえる
    • はじめに
      • 医薬品は微量で高生理活性; 精緻な製造管理をGMP記録により保証
      • 医薬品開発/生産の業務フローから理解するGMP記録の重要性
      1. “Data Integrity (Data Integrity) ” って何? (注目の経緯からその重要性を読み解く)
      2. 医薬品製造/販売におけるGMP文書記録の重要性
      3. 製剤機械/分析機器のコンピュータ化の進展とData Integrity確保の重要性
      4. 記録媒体の現状とData Integrity対応に関する考察
      5. GMP記録の「完全性」と「信頼性」
      6. 文書記録の信頼性確保の基礎となる改ざん・ねつ造・隠ぺい対策の考え方
      7. 製造販売承認書とGMP記録の整合性確保の考え方と留意点
      8. 文書 (SOP) と記録の一貫性確保の考え方
      9. GMP記録の信頼性確保とヒューマンエラー対策
      10. WHO, FDA, MHRA, PIC/Sの4種のData Integrityガイダンス概観と特長の把握
  2. 第2部 (各論) 実務的な知識を習得する
    1. PIC/Sガイダンスの概要確認
    2. ALCOA原則と「ALCOA/CCEA」の要点 (Data Integrity確立の指標)
      • GMP領域における「ALCOA+」の意味とGMP記録信頼性確保の概念
      • 医薬品の製造/品質管理の流れとGMP記録のALCOAの確保
    3. “Data Lifecycle”と”Data Governance”
    4. GMP記録の信頼性確保への組織の関与 (Quality Culture構築) への対応の考え方
    5. PIC/Sガイダンス第8章からひも解く紙ベース記録の信頼性確保の実務対応の要点
      • GMP省令を基礎とした文書管理の12の基本的留意事項
    6. 電子記録の完全性・信頼性確保の考え方
    7. 製造委託先のGMP記録の信頼性確保の考え方と留意点
      • 医薬品委受託製造にけるリスク回避のポイントほか
    8. 今後の査察傾向とData Integrity査察への対策の考え方
      • GMP紙記録に関する査察を意識した具体的な対策・留意事項
      • Form483指摘に学ぶ「監査証跡」などData Integrity用語の意味とハイブリッド運用のポイント
      • QCデータの重要性/信頼性と医薬品の信頼性確保
    9. PIC/Sガイダンスから読み解くData Integrity確保のための教育訓練に考慮すべき3つの要素

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/9 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/9/10 製薬用水の基礎と実践知識を理解する講座 オンライン
2024/9/10 米国FDA査察の概要・役割とFDA実地査察における準備・対応及び手順書作成の留意点 オンライン
2024/9/11 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2024/9/11 GMP 基礎講座 オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/11 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/9/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/12 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2024/9/13 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の効率的な実施法 オンライン
2024/9/13 医薬品製造・品質管理におけるキャリブレーションシステム構築と許容値設定・DI対応 オンライン
2024/9/13 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 東京都 会場・オンライン
2024/9/17 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/9/17 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2024/9/18 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/9/18 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/9/19 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/9/19 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/9/19 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/9/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策