技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料の熱分析と正しいデータ解釈法

高分子材料の熱分析と正しいデータ解釈法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、熱分析の基礎と応用を中心に、汎用3機種 (示差熱分析DTA、示差走査熱量測定DSC、熱重量分析TG、熱機械分析TMA) についての具体的な応用例、ならびに最新熱分析手法の紹介を交えて詳しく解説いたします。

開催日

  • 2018年7月31日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子の分析・評価技術
  • 試料や測定の目的にあった手法の選択、条件の設定法
  • チャートから有益な情報を読み取るコツ

プログラム

 熱分析データは一見単純そうに見える場合でも、測定や解析の仕方によって様々な情報をもたらします。また、複雑なデータを正しく解釈するには、各種熱分析の特徴と測定法の基礎を正しく理解しておくことが必要です。
 本講座では、初心者のための熱分析の基礎と応用を中心に、汎用3機種 (示差熱分析DTA、示差走査熱量測定DSC、熱重量分析TG、熱機械分析TMA) についての具体的な応用例、ならびに最新熱分析手法の紹介を交えて詳しく解説します。

  1. どうやって熱分析の測定を行うか?
    1. 熱分析の基礎
      • 種類
      • 定義
      • 原理など
    2. DSCの条件
      • 測定条件の設定
      • 測定条件の影響など
    3. TG-DTAの測定
      • 測定条件の設定
      • 測定条件の影響など
    4. TMAの測定
      • 測定条件の設定
      • 測定条件の影響など
  2. 必要な情報をどのように得るか?
    ~データ解釈の基礎と知っておくべきポイント~
    1. DSCの解析
      • 解析の基本
      • 解析例など
    2. TG-DTAの解析
      • 解析の基本
      • 解析例など
    3. TMAの解析
      • 解析の基本
      • 解析例など
  3. 熱分析装置の保守管理
    • 装置の校正とトラブルシューティングなど)
  4. 変化の内容とより多くの情報を得るための最新熱分析法の活用
    1. 試料観察熱分析
      • 原理と解析例など
    2. 複合熱分析手法
      • TG-MS
      • TG-FTIRなど
  5. 高分子材料の熱分析ケーススタディ
    • 質疑応答

講師

  • 有井 忠
    株式会社リガク 熱分析機器事業部
    主幹研究員

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン
2024/4/25 高分子結晶化のメカニズムと評価法 オンライン
2024/4/25 破壊工学の基礎と高分子材料での実践 オンライン
2024/4/26 セルロースナノファイバーの技術動向と複合化・成形、使用への考え方・活かし方 オンライン
2024/4/26 ポリマーにおける相溶性・相分離メカニズムと目的の物性を得るための構造制御および測定・評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ