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界面活性剤活用のための基礎知識と実用ノウハウ

界面活性剤活用のための基礎知識と実用ノウハウ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、物理化学の観点から乳化を理解することを目標とし、溶液系モノ作りの基礎となる界面・コロイド科学を中心に分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年7月23日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 界面活性剤を利用した産業 (研究、開発、製造) に従事されている方
    • 化粧品
    • 医薬品
    • トイレタリー
    • 食品
    • 塗料 等

修得知識

  • 界面活性剤の役割・構造・機能
  • 界面 (表面)
  • 親水性 – 親油性バランス (HLB)
  • 臨界充填パラメーター (CPP)
  • 界面曲率
  • 界面活性剤系の溶液物性
  • 相平衡図
  • ミセル
  • 液晶
  • αゲル
  • 可溶化技術
  • 乳化技術
  • マイクロエマルション
  • 自己組織体構造の解析法

プログラム

 多くの身の回りの製品に含まれる界面活性剤。どうして界面活性剤は使用されるのか?その疑問をベースに、本講座では基本的な界面活性剤の役割と性質を解説し、実用面へと話を展開していきます。専門用語や知識だけにとらわれず、界面活性剤の本質を理解し、溶液系モノ作りやそれらの評価法のコツやヒントを視覚的に分かりやすく解説します。
 界面活性剤は様々な学問分野が関わりますが、本講座は一つ一つの分野を深く掘り下げるものではなく、できる限り多くのキーワードを概説し、界面活性剤を学んだことがない初学者が専門書を自身で読み解けるように考え方を習得してもらいます。

  1. 界面活性剤とは
    1. 界面活性剤の歴史と産業
    2. 界面活性剤の化学構造と分類法
      1. アニオン性界面活性剤
      2. カチオン性界面活性剤
      3. 両性界面活性剤
      4. 非イオン性界面活性剤
      5. その他の界面活性剤
    3. 界面活性剤の親水性と疎水性
    4. 界面活性剤の基本的性質
      1. 吸着
      2. 分散
      3. 可溶化
      4. 乳化
      5. 起泡・洗浄
        • Short Break:身の回りの界面活性剤の名前のアレコレ
  2. 界面活性剤溶液
    1. 溶液中の界面活性剤
      1. 界面での界面活性剤の役割
      2. ミセル形成と熱力学
      3. 界面活性剤系の相互作用
    2. 自己組織体
      1. ミセルと逆ミセル
      2. リオトロピック液晶
      3. ベシクル
      4. 水和固体 (αゲル)
      5. 構造異方性と光学異方性
    3. 界面活性剤構造と自己組織体構造
      1. 親水性 – 親油性バランス (HLB)
      2. 臨界充填パラメーター (CPP)
      3. 界面曲率
        • Short Break:リオトロピック液晶とサーモトロピック液晶
  3. 界面活性剤と相平衡図
    1. 相平衡図の基本
      1. 平衡と非平衡
      2. 物質の三態と液晶
      3. 相律と自由度
      4. 連結線
    2. 界面活性剤/水2成分系の相平衡図
      1. クラフト点
      2. 曇点
      3. 2相領域と相律
    3. 相平衡図から見る界面活性剤の特徴
      1. アニオン性界面活性剤系の相平衡図
      2. カチオン性界面活性剤系の相平衡図
      3. 非イオン性界面活性剤系の相平衡図
    4. 相平衡図の作成方法
      • Short Break : 見た目で分かる相状態。自己組織体を推測できる?
  4. 界面活性剤を含む多成分系溶液
    1. 3成分系相平衡図の基礎
      1. 相平衡図の表し方と描き方
      2. 相律と連結線
      3. 界面活性剤のHLBと相平衡図
      4. マイクロエマルション
    2. 水/界面活性剤/油系の相平衡図
      1. 可溶化と乳化
      2. 可溶化量
      3. 可溶化位置と相転移
      4. エマルションの定義
      5. 界面活性剤のHLBと乳化
    3. 水溶性成分と界面活性剤の相互作用
      1. 無機塩
      2. アルコール類
      3. 水溶性高分子
    4. 補助界面活性剤とハイドロトロープ
    5. 界面活性剤の混合
    6. 3成分系以上の相平衡図
      • Short Break:界面活性剤のHLBは変化する
  5. 界面活性剤系の評価法
    1. 表面 (界面) 物性
      1. 表面・界面張力
      2. 表面圧
      3. ゼータ電位
      4. 界面膜の硬さ、柔らかさ
      5. 表面粘度
      6. 接触角
    2. 自己組織体構造の同定
      1. 顕微鏡
        1. 偏光顕微鏡
        2. 電子顕微鏡
      2. 散乱法
        1. 光散乱 (SLS/DLS)
        2. 小角・広角X線散乱 (SAXS/WAXS)
      3. 核磁気共鳴法 (NMR)
      4. レオロジー
      5. 熱分析
        • Short Break:測定機器の得手・不得手
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 山下 裕司
    千葉科学大学 薬学部 生命薬科学科
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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