技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

コンビネーションプロダクトの特許戦略

コンビネーションプロダクトの特許戦略

~侵害回避、強い特許の取り方~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年7月5日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 コンビネーションプロダクトとは、医薬品、医療機器、生物製剤等を組み合わせた診断用又は治療用の製品をいう。コンビネーションプロダクトは、医療ニーズの多様化、高度化が進展する中、世界各国でさまざまな製品が積極的に開発されており、最近の注目分野の一つである。このようなコンビネーションプロダクトは、医薬品、医療機器、生物製剤等の組み合わせであることから、それぞれの単独の製品と比較して、さまざまな課題が指摘されている。とくに、特許の取得や権利行使において、多角的な観点から十分な検討が必要である。たとえば、特許の取得は、コンビネーションプロダクトのほか、医薬品について取得すべきか、それとも医療機器について取得すべきか。また、権利行使をするには、どのような特許クレームが強い特許として有効か。さらに、他社のコンビネーション特許の侵害を回避するには、どのような点に注意するべきか。
 本講演では、このような点から、コンビネーションプロダクトの特許戦略について説明し、今後の課題と対応策について解説する。

  1. コンビネーションプロダクトとは
    1. コンビネーションプロダクトの定義
    2. コンビネーションプロダクトの製品パターン
    3. 最近のコンビネーションプロダクトの傾向と課題
    4. 今後のコンビネーションプロダクトの将来展望
  2. コンビネーションプロダクトに関する特許の動向
    1. 特許出願の最近の傾向
      • コンビネーションプロダクトを中心に
    2. 医薬品/医療機器に関する特許出願
      • 自己注射剤
      • プレフィルドシリンジ
      • 医薬品溶出ステント
      • 抗菌被覆カテーテル
      • ステロイド被覆リード線
      • 定量吸入器
      • 経皮パッチ
      • マイクロニードルなど
    3. 医療機器/生物製剤に関する特許出願
      • インスリン注入ペン
      • 自己注射剤
      • プレフィルドシリンジ
      • 成長因子を含む人工埋込材
      • 細胞成分を含む皮膚代替物
      • iPS細胞を含む人工骨など
    4. 医薬品/生物製剤に関する特許出願
      • 抗体薬物複合体 (ADC)
      • 核酸 – リガンド – コンジュゲート
      • DDS製剤など
    5. 医薬品/医療機器/生物製剤に関する特許出願
      • 各要素の組み合わせ
  3. 特許を視野に入れた研究開発戦略 <コンビネーションプロダクト>
    1. 特許出願のタイミングと注意点
      • 医薬品として出願するべきか
      • 医療機器として出願するべきか
      • どのようなタイミングで出願するべきか
    2. 研究開発に必要な特許調査の注意点
      • コンビネーションプロダクトの特許調査の手法とコツ
      • 医薬品と医療機器のどちらで検索すべきか など)
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
      • 研究部門と知財部門の協力体制
      • 研究者と知財担当者の連携の在り方など
    4. 今後の研究開発戦略の方向性
      • 特許マップによる分析に基づく戦略的な研究開発のすすめ
    5. 最近の事例
      • コンビネーションプロダクトの成功要因は何か
  4. どのような特許を取得すべきか <コンビネーションプロダクト>
    1. 特許を受けるための要件
      • 医薬品/医療機器
      • 医療機器/生物製剤など
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか
      • コンビネーション効果の主張など
    3. どの程度の開示が要求されるのか
      • コンビネーション効果の実施例など
    4. 広くて強い特許とは、どのような特許か
      • クレームの書き方
      • 明細書の書き方
      • 実施例の開示の程度 など
    5. 特許審査への対応
      • 拒絶理由への対応方法
      • 面接審査の活用方法
      • 拒絶査定を回避するコツなど
  5. 特許をどのように活用すべきか <コンビネーションプロダクト>
    1. 特許ライセンスの実務上の留意点
      • コンビネーションプロダクトはどのようにライセンスすべきか
    2. 特許の権利行使の実務上の留意点
      • コンビネーションプロダクトはどのように権利行使すべきか
    3. 他社の特許を侵害しない方法
      • コンビネーションプロダクトの他社特許はどのように回避するべきか
    4. 事業戦略と特許戦略の一体化
      • 薬事審査と特許審査への対応はどのように連携すべきか など
  6. コンビネーションプロダクトの登録特許の最新事例
    1. 特許請求の範囲の最新事例
      • 医薬品/医療機器
      • 医療機器/生物製剤など
    2. 進歩性はどの程度要求されるのか (最近の事例より)
    3. 実施例はどの程度開示するべきか (最近の事例より)
    4. 諸外国の登録特許の事例との比較
      • 米国
      • 欧州
      • 中国など
    5. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
    • 質疑応答

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/25 インドの医療機器ビジネスの現状と関連法規の留意点 オンライン
2025/2/26 ノウハウの秘匿化戦略と先使用権の立証、実践ポイント オンライン
2025/2/26 進歩性の意味、理解できていますか? オンライン
2025/2/28 医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント オンライン
2025/2/28 競合他社に優位に立つための特許情報解析 オンライン
2025/2/28 知財実務者のためのAI活用セミナー:生成AIで実現する業務効率化とデータ解析 オンライン
2025/3/3 インドの医療機器ビジネスの現状と関連法規の留意点 オンライン
2025/3/6 特許情報分析の基本と実践ノウハウ オンライン
2025/3/6 生成AIを活用した特許明細書の作成方法 オンライン
2025/3/7 知財KPIの設定とIPランドスケープの実践事例 オンライン
2025/3/7 競合他社に優位に立つための特許情報解析 オンライン
2025/3/7 知財実務者のためのAI活用セミナー:生成AIで実現する業務効率化とデータ解析 オンライン
2025/3/10 医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント オンライン
2025/3/11 他社特許の分析手法と弱点の見つけ方 オンライン
2025/3/12 抗体医薬品と核酸医薬品に関する特許調査手法および最適な特許戦略構築のポイント オンライン
2025/3/13 パテントマップの作成と開発・知財・事業戦略の策定と実践方法 オンライン
2025/3/13 知財戦略の立て方と効果の確認およびその判断基準 オンライン
2025/3/14 共同開発・開発委託・共同出願の契約実務 オンライン
2025/3/17 特許情報分析の基本と実践ノウハウ オンライン
2025/3/19 抗体医薬品と核酸医薬品に関する特許調査手法および最適な特許戦略構築のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/10/28 メディカルバイオニクス (人工臓器) 〔2024年版〕(CD-ROM版)
2024/10/28 メディカルバイオニクス (人工臓器) 〔2024年版〕
2024/4/30 人工光合成技術 (CD-ROM版)
2024/4/30 人工光合成技術
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/22 トプコングループ
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/29 後発で勝つための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書
2021/3/31 経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書