技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車内装の加飾による感性価値向上

自動車内装の加飾による感性価値向上

東京都 開催 会場 開催

概要

自動車の内装にはどのようなデザイン性が要求されるのか?
本セミナーでは、欧州の動向、モーターショーなど様々な視点から徹底解説いたします。

開催日

  • 2018年6月13日(水) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 自動車内装における質感デザインの動向

(2018年6月13日 10:00〜11:30)

 本講演では、ジュネーブ、パリ、フランクフルトの最新動向をプレスとして取材。普段では見れない高解像度の高級素材、フィルムや樹脂、表皮材の質感 (3Dや加工技術等) のディテール画像のサプライヤー目線でのレポートが特徴。現状 (過去) を把握したうえで情報を独断で分析し、近未来、未来の質感動向を読み解いた図式中心のレポートが特徴。
 フランクフルト、パリ、ジュネーブモーターショー室内外装における木質、金属質、皮革質、樹脂素材やフィルム、インターフェースへの質感デザインの現在 (過去) を高解像度の詳細画像と欧州の質感技術の紹介も踏まえて、最新動向を紹介いたします。
 その他異分野から読み解く質感デザインの今後の流れを読み解くインテリア最大級のデザインショーミラノサローネを中心とした素材やIOTと連動した質感表現からプロダクト製品における質感動向の現状 (高付加価値から次の段階へ) を分析、超高付加価値と効率化+高付加価値と2極化する動向から読み解き、未来に向けた3つのものづくりの動向を紹介いたします。

  1. 欧州モーターショーからみえる質感デザイン動向
    1. 樹脂素材やフィルム、インターフェースへの質感デザイン
      1. 木質
      2. 金属質
      3. 皮革質
    2. 欧州の質感技術の最新動向
  2. その他異分野から読み解く質感デザインの今後の流れ
    1. 素材やIoTと連動した質感表現
    2. プロダクト製品における質感動向 (高付加価値から次の段階へ) の分析
  3. 未来に向けたものづくりの動向
    1. 超高付加価値
    2. 効率化+高付加価値
    • 質疑応答

第2部 自動車内装空間をトータルインテリアとしてとらえたCMF開発

(2018年6月13日 12:10〜13:40)

 テキスタイルを中心にしてメーカーの自動車内装素材提案の変遷を通して1部品、1素材の提案から、最終製品を想定したトータルインテリアコーディネートの視点でカラー、マテリアル、フィニッシュの開発提案に進化していく過程と今後の展望について自身の経験を基にお話しします。
自動車内装材デザイン開発について年代ごとの志向を下記のように大きく捉えます。

  • 1980年代:高級、デザイン志向
  • 1990年代:本物志向
  • 2000年代:合理化、効率化志向
  • 2010年代:トータルインテリア 志向

年代ごとに素材、工法、デザイン、コーディネートの切り口で時代背景を顧みながら開発内容の変遷を辿り、今後の開発の在り方を考察します。

  1. 1980年代
    1. 天然素材の採用…高級志向 (素材)
    2. ベロアの触感と色の深み・・・高級志向 (工法)
    3. カラーMIX手法の全盛…デザイン志向 (デザイン)
  2. 1990年代
    1. 人工皮革の登場…本物志向 (素材)
    2. 天然素材の多様化…本物志向 (素材)
    3. ストレッチクロスの登場…造形の一体化志向 (工法)
  3. 2000年代
    1. プリントバリエーションの展開…効率化志向 (工法)
    2. スウェードタッチローコストトリコットの登場…効率化志向 (素材、工法)
    3. 原糸開発の絞り込み…効率化 (素材)
    4. 加飾表現の多様化…デザイン志向 (工法)
  4. 2010年代
    1. 合皮の進化と採用拡大…合理化志向 (工法)
    2. 加飾部位へのシート素材の展開…コーディネート志向 (デザインコーディネート)
    3. 内装材の縫製線、ステッチの意匠化…コーディネート志向 (工法)
    4. etc
    • 質疑応答

第3部 デザインの立場からみた自動車内装の役割と質感

(2018年6月13日 13:50〜15:20)

  1. 自動車デザインの組織と役割
  2. インテリアデザインとは?
  3. インテリアデザインの構成要素
    1. インパネ
    2. シート
    3. トリム
    4. その他
  4. クルマにおけるユニバーサルデザイン
  5. 実車で見るデザインプロセス
    1. スズキハスラー開発事例より
  6. モーターショーに見る最新トレンド
    1. 本物らしさとは?
    2. 今後のインテリアデザイン
  7. 自動運転がもたらすモノ
    • 質疑応答

第4部 自動車内装デザインに対応できる加飾技術

(2018年6月13日 15:30〜17:00)

  1. 開発プロセス
  2. インサート成形
  3. 高再現性射出成形 – 成形事例
  4. 感性価値 (視覚・触覚) – 成形事例
  5. 今後の応用展開* 質疑応答
    • 質疑応答

講師

  • 山本 義政
    株式会社ピクセルエー
    代表取締役
  • 安岡 義彦
    Color With
    代表 カラーデザイナー
  • 服部 守悦
    静岡文化芸術大学 デザイン学部 生産造形学科
    教授
  • 加藤 巧
    南条装備工業 株式会社
    取締役 常務執行役員 開発本部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 ソニー・ホンダモビリティ、Tesla、BYDのEV開発戦略 東京都 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/13 欧州のサーキュラーエコノミー政策動向とELV (廃自動車) 規則案 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/14 SRモータの基礎とEV実用化への最新動向 オンライン
2024/5/16 「資料デザイン」×「図解化」×「パワポの時短技」 東京都 オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/20 色と質感の感性評価 オンライン
2024/5/22 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン
2024/5/24 人間工学を応用した製品デザインの進め方 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/30 EV用モータの技術トレンド 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/5/31 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/5/31 人間工学を応用した製品デザインの進め方 オンライン
2024/5/31 特許から紐解く、自動運転の将来とは? 東京都 会場・オンライン
2024/6/4 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン
2024/6/7 NTTグループの自動運転支援サービス 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発
2021/4/13 GAFA+Mの自動運転車開発最前線
2021/2/26 高級感を表現する要素技術と評価法